情緒の安定した子どもを育てる~母親の役割・父親の役割~
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情緒の安定した子どもを育てる~母親の役割・父親の役割~

2019年07月30日(火)4:33 PM

父親が子育てに参加すると、子供の世界が外に広がる

 

 

 

 

 

自立のために絶対に必要なことは、乳幼児期に母親と十分な愛着関係を持つことです。

 

 

 

 

 

母親が愛情をもってしっかり保護し、子供がべったりと依存でき甘えられる関係を築くことが必要なのです。

 

 

 

 

 

これまでは、母親に甘えたりさせると、子供の自立や独立を妨げるという人もいました。

 

 

 

 

 

けれども現在では、母親との間に十分な愛着関係を持ってはじめて、子供の自立は促進されると考えられるようになりました。

 

 

 

 

 

母親と離れて、他人との世界、つまり世間に旅立つためには、「強く、強く」と育てるのではなく、その世界にまず依存し、頼り、その次に、周りの人を友として信じることです。

 

 

 

 

 

幼児期の母子関係が安定していないと、子供にとって世間は敵となってしまい、安定した人間関係の築けない人間になってしまいます。

 

 

 

 

 

敵の中に子供を一人で旅立たせるのは酷なことです。

 

 

 

 

 

子供は、人に対する基本的な信頼を母親とのかかわりの中で体得していきます。

 

 

 

 

 

それを基盤にして、対象を父親、兄弟、祖父母、さらには自分をとりまく身近な人へと広げていきます。

 

 

 

 

 

子供が母親との関係から、さらに広い関係と飛躍するとき、重要な役割を果たすのが父親です。

 

 

 

 

 

父親は、母子の関係をゆっくりと解き、子供のなかに、他人への信頼の気持ちを育てていく役目を担っています。

 

 

 

 

 

父親が育児に参加することで、母親が一人で子育てをするよりも、多層化、複雑化するというメリットが得られます。

 

 

 

 

 

具体的には次のようなメリットが得られます。

 

 

 

 

 

①単一のコントロールでなくなる

 

 

 

 

 

②危機に強くなる(例えば、母親が病気で倒れた時など)

 

 

 

 

 

③育児を家族だけで抱え込まず、社会に開かれたものとする可能性が高くなる

 

 

 

 

 

④親の期待を相対化できる

 

 

 

 

 

育児に参加・協力することは、父親にとってもプラスになります。

 

 

 

 

 

家庭や地域社会にもかかわることで、多元的な生活基盤が持てますし、父親自身の自立にも役立つことでしょう。

 

 

 

 

 

子育てには、責任が伴いますし、エネルギーも必要です。

 

 

 

 

 

その一方で、子供と接することによって、生活に刺激や変化が与えられるのです。

 

 

 

 

 

子育てはリラックスして、楽しくかかわるのが一番です。

 

 

 

 

 

子供の心を安定させる父親の言葉・母親の言葉

 

 

 

 

 

父親と母親が子供に対して、同じかかわり方をすれば子供に 2倍のプレッシャーをかけることになってしまい、危険です。

 

 

 

 

 

かといって、対立的でも困ります。

 

 

 

 

 

父親と母親の養育方針が異なる家庭で育った場合も、子供はとまどい混乱してしまいます。

 

 

 

 

 

また、夫婦の間がうまくいっておらず、コミュニケーションがない場合、子供に心理的な悪影響を与えます。

 

 

 

 

 

父親が子育てを母親に任せっぱなしという家庭では、母親自身が不安を抱えているため、その不安を紛らわそうと子供に依存するようになります。

 

 

 

 

 

そして、子供も母親に依存するといった相互依存の関係に陥ってしまいます。

 

 

 

 

 

また、母親が父親を否定的にとらえていると、母親と共生状態にいる子供は母親と一体化しているので、父親のことを信じられず拒否します。

 

 

 

 

 

その結果、世間を信じない人間へと育ってしまうこともあります。

 

 

 

 

 

子育てにおいては、父親と母親が、お互いの欠点を補いあって子供にかかわっていくことが望ましいのです。

 

 

 

 

 

健全な家庭とは、「愛のふれあい」のある家庭です。

 

 

 

 

 

夫婦の間で、「きょうの料理はおいしいね」「その服よく似合うよ」「お仕事、お疲れさま。いつもありがとう」といったさりげないほめ言葉や感謝の言葉を日常生活の中でかわしあい、いたわり合っている家庭です。

 

 

 

 

 

こうした信頼関係のある両親のもとで育つと、子供は人間関係のポイントを自然に覚え、外での付き合い方がうまくなっていきます。

 

 

 

 

 

そして、スムーズに自立することができるのです。

 

 

 

 

 

夫が育児に協力する家庭、しない家庭

 

 

 

 

 

育児の分担において、お母さんのほとんどが「夫と私とでは不公平」という気持ちを抱いているようです。

 

 

 

 

 

自分一人に負わされた子育ての負担に苦しみ、「社会から取り残されるのではないか」という不安にいら立っているお母さんが多いのです。

 

 

 

 

 

小さいときから、男女平等の教育を受け、結婚前までは家でも会社でも同じように扱われてきたのに、結婚したとたん、家事や育児の負担が女性に多くかかってきます。

 

 

 

 

 

仕事の場合は、それなりの評価もされ、達成感も得られたわけですが、子育てはだれからも評価されませんし、これでよいという目安がありません。

 

 

 

 

 

達成感がないだけに、ストレスはたまる一方です。

 

 

 

 

 

そのうえ、日本の社会の中には、「女性には母性があり、女性が子育てをするのは当たり前」「子育てから女性の喜びは見いだせるはず」という古い母性観が根強く残っています。

 

 

 

 

 

こうした考えを持つのは世間だけではありません。

 

 

 

 

 

夫でも同じように考えていることがあります。

 

 

 

 

 

育児や家事に協力する夫が増えたとはいえ、まだまだ少数派です。

 

 

 

 

 

現状の労働システムでは、家事や育児に男性が協力するのは難しいといえます。

 

 

 

 

 

ただし、同じような労働条件で働いている夫であっても、妻がそれほど不満に思わない場合と、不満に思う場合とがあります。

 

 

 

 

 

その違いは、夫婦のコミュニケーションの有無からきているといえるでしょう。

 

 

 

 

 

つまり、実際には育児や家事に協力していなくても、帰宅後、夫が妻の話をちゃんと聞いているか否かによるのです。

 

 

 

 

 

「今日、こんなことがあったのよ」「ああそう、たいへんだったね(よかったね)」「どうしたらいいかしら?」「そうだね、~したらいいんじゃないか」など、話を聞いてくれ、相談にのってくれる夫であれば、妻は夫と協力して育児をしているのだと感じることができ、不満を感じなくてすみます。

 

 

 

 

 

ところが、話しかけても「仕事で疲れてるんだ。そんな話はするな」「子供のことは任せてあるんだから、一人で何とかしろ」とか、めんどくさそうな態度をとるような夫だと、妻は余計に育児を負担に感じてしまいます。

 

 

 

 

 

そして、「なぜ、自分だけが・・・・・・・」と子育てを辛く思い、子供をかわいいと思えなくなってしまう場合さえあります。

 

 

 

 

 

仕事が忙しいというのは、子育てに協力しないことの言い訳にはなりません。

 

 

 

 

 

どんなに忙しくても、その気になれば何らかの協力はできるはずです。

 

 

 

 

 

しかし、非協力的な夫に協力を促すのは容易ではありません。

 

 

 

 

 

そこで、夫に協力してもらうために次のような手を使ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

○ どんな小さなことでも何かしてくれたら、夫に対して「助かったわ、ありがとう」と感謝の気持ちを表し、また、子供にも「よかったわね。パパにしてもらって」と言って、夫を持ち上げる。

 

 

 

 

 

○ やってほしいことを具体的に言葉にして協力を求める。

 

 

 

 

 

○ 「パパにやってほしいって」と子供をダシにして、夫と子供が一緒に過ごす時間を作る。そうやって子供と接しているうちに、夫の方でもだんだん子供がかわいくなり、楽しくなっていく。

 

 

 

 

 

○ 協力的な夫のいる家庭と親しくなって、家族ぐるみの付き合いの中で、相手の夫がやっていることを自分の夫に見せる。

 

 

 

 

 

○ 夫の休みの日に、急に具合が悪くなったといって寝込み、無理やりにでも夫を育児に引っ張り込んでみる。

 

 

 

 

 

○ 奥の手としては、休みの日に、夫に子供を預けて自分だけ外に出かけてしまう。これで、夫は子育てをやらざるを得なくなる。

 

 



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