不登校の相談事例~兄弟で不登校~
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不登校の相談事例~兄弟で不登校~

2019年07月25日(木)12:35 PM

Q 兄が不登校で、弟も最近不登校になりました。兄弟で不登校になってしまいましたが、なぜそうなったのかわかりません。今後どうしたらいいのでしょうか?

 

 

 

 

 

A 兄弟は、それぞれ生活の中で関係を持っていますから、兄がしていることを弟がまねをするのはうなずけることです。

 

 

 

 

 

ただ、それが一時的なものであるのか、継続的なものなのかによってその程度に違いがあります。

 

 

 

 

 

つまり、真似をして学校に行かなくても、心の問題が絡んでいないときには、それは容易に解消していくものです。

 

 

 

 

 

しかし、継続して不登校が行われる場合は、弟は単に真似をしているだけと考えることはできません。

 

 

 

 

 

弟は弟なりの問題をもって不登校をしているということになり、兄の不登校のまねをしたのはきっかけに過ぎず、弟も不登校をおこす十分な原因があったと考えるべきです。

 

 

 

 

 

そして、兄は兄として、弟は弟として問題があると理解して、その支援をする必要があります。

 

 

 

 

 

兄弟であるから、もちろん影響を与え合うことは多くありますが、それぞれ個人として違いのあることを理解しておくことが必要です。

 

 

 

 

 

その違いの中で、それぞれへのアプローチを考えておかなければなりません。

 

 

 

 

 

同じようにしていれば、兄弟だから同じようになっていくと考えるのは早計です。

 

 

 

 

 

Q 子供の不登校で、親子で同室面接を行っていますが、親に聞こえるところで面接を受けている子供の気持ちが心配です。

 

 

 

 

 

また、子供のためにも親が先生ともっと内密の話がしたくてもできないということを考えると、この方法はそれでいいのでしょうか?

 

 

 

 

 

同室面接がすべていいとは言えませんし、絶対的に別々に話をしなくてはならないというわけでもありません。

 

 

 

 

 

要は、面接者がどういう立場で話を聞こうとされているかによって、それは違ってきます。

 

 

 

 

 

同室面接を行っていても、もちろん子どもが親に聞かれたくない話をすることもありますので、席を外すことが必要になることもあります。

 

 

 

 

 

また、親と子供との関係の部分に話を持っていくことが必要な場合には、同室で行うほうが適していることもあります。

 

 

 

 

 

不登校は、当事者である子供だけに原因があるのではなく、家族の中にある何らかの病理が関係していることが多いものです。

 

 

 

 

 

その点からみると、支援や援助は子供だけではなく、家族全体に及んでの理解の中で行われなければならないといえます。

 

 

 

 

 

また、家族が特有のコミュニケーション・パターンをもっていることがあり、それに対する反応として、子供が症状を出していることがあります。

 

 

 

 

 

同室面接を行うことによって、その特有のパターンを見いだし、その修正を行うことによって子供の不登校状態が改善されることもあります。

 

 

 

 

 

そのためにも、むしろ同室面接が意味を持つことがあります。

 

 

 

 

 

Q (不登校の当事者からの相談)僕は中学一年生の男子です。去年の十一月の中旬から体調を崩して学校に行かなくなりました。

 

 

 

 

 

実際に熱があるのに、怠けているだけだときめつけられて親に無理やり学校に行かされました。

 

 

 

 

 

親は僕のことを全然わかってくれていません。

 

 

 

 

 

A 発熱という身体症状は、心の状態が現れていることが多くあります。

 

 

 

 

 

しかし、まず、身体的な異常が認められるかどうかを診察してもらうことは第一条件です。

 

 

 

 

 

そのうえで、心の問題として理解していきましょう。

 

 

 

 

 

怠けるにしても、仮病にしても、それらは、「怠け」という、あるいは「仮病」というれっきとした病気なのです。

 

 

 

 

 

しかし、世間では許してもらえない病気です。

 

 

 

 

 

怠けに至る今までの周囲のかかわり方がさまざまに影響していますので、これらの行動は一つのパーソナリティー障害とみることもできます。

 

 

 

 

 

かつて、自分の成果を認めてもらったことがない、常に無理難題がふっかけられ、そのために自分の成果を発揮することができない、また、自分が失敗したときにその傷をいやしてくれるようなケアがなかったというように、この状況に至る何らかの問題のあるかかわり方があったといえます。

 

 

 

 

 

ある時期になって、突然やる気をなくしてしまって、何もしたくない無気力な状態になってしまっている可能性もあり、怠けをただただ注意するだけに終わっていると、子供の人格のゆがみの部分にある治療的なアプローチができなくなってしまうことになりかねません。

 

 

 

 

 

発熱も、やはり学校に行きたくないということで腹痛や頭痛を起こすのと同じように身体症状として表現されているといえます。

 

 

 

 

 

ただ、特徴的に、学校が終わる時間帯になると熱は引いていきます。

 

 

 

 

 

そのため、仮病として扱われることになり、体を使って表現された心のメッセージは無視されることになります。

 

 

 

 

 

子供が学校に行けず、熱を出すということは、行かなければならないという気持ちが働いている証拠であって、でも行くことができない、だから熱を出すことによって「行けない」と訴えていることなのです。

 

 

 

 

 

その中には、学校に行けない何らかの理由が、単純に熱があるからということではなく、心の問題として隠されている部分があるのです。

 

 

 

 

 

つまり、子供のこういった身体症状の裏に隠された信号を読み取ってやることが欠かせないことです。

 

 

 

 

 

確かに、怠けは怠けとしてスパルタ式に対応することによって行けるようになる子供もいます。

 

 

 

 

 

しかし、みんながみんなそれで行けるようになるわけではありません。

 

 

 

 

 

子供の状況をよく把握したうえでの対応の仕方を考えていかなければ、少々無理がかかり過ぎることになります。

 

 



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