不登校とひきこもりの児童生徒の居場所
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不登校とひきこもりの児童生徒の居場所

2019年06月26日(水)4:58 PM

低学力、学力不振、いじめ、教師からの強い叱責、発達障害への理解が不十分なために対応の仕方が合わない、教室環境がなじめない(騒々しい、人をバカにする発言が飛び交う、まっとうな考えが通らない)などさまざまな理由で学校に行けなくなってしまう子どもたちがいます。

 

 

 

 

 

このような場合は学校を休むという選択は、自己防衛の手段です。いまなお不登校が子どもの怠け心からきていると思われ、休むことに罪悪感をもち、家族も休ませないようにさまざまな言葉かけや行動を示します。

 

 

 

 

 

その結果、二次障害を起こし心身症や不登校に陥ります。まずは子どもの不安感、恐怖心を知り、ストレスを軽減することが大切で、そこから次の方策を練っていくゆとりと時間が必要です。

 

 

 

 

 

そのためには一人で悩みを抱え込んでしまわない、不登校になっている子どもを責めないことが大切です。

 

 

 

 

 

身近にいる親身に相談できる人、学級担任、保健室の先生、カウンセラー、校長、教頭、医療機関、相談機関、教育委員会等に現状を話して支援を求めることを勧めます。

 

 

 

 

 

不登校も早期に対策が取れればひきこもりを回避することができます。焦らず、学歴社会の価値観に振り回されず、子どもの困り感、・不安感と向き合いゆっくり対応していくことが大切です。

 

 

 

 

 

子どもが自分の中にエネルギーを蓄え、少しずつ力が発揮できるようになれば、共通の悩みを出せる仲間に援助を求めることができます。

 

 

 

 

 

そのためにも子どもの居場所を確保することが大切です。居場所としては、一人で静かに落ち着ける空間(保健室・図書室)、シンプルでわかりやすい掲示物(大事なことを順序よく示している)、温かく優しく接してくれる人が必要です。

 

 

 

 

 

今の学校は学力向上を目指し、競争によって人の価値が決められることが多くなっています。

 

 

 

 

 

教師は教える内容が多く、子どもや保護者の考え方も多様で生活指導に追われ、そのうえ提出する書類が増えていて多忙化しています。

 

 

 

 

 

児童生徒だけでなく、指導に当たっている教師もストレスを抱え、ゆとりをなくしている状況です。そのため人と違った行動をとる児童生徒を排除してしまう傾向に陥りやすくなっています。

 

 

 

 

 

支援学級も保護者も就職することが最終目的のように考えているため、就職に役立つ「振る舞い、言葉使い、根気強さ」が要求され、人として大切な力については充分な検討がなされていないように見えます。

 

 

 

 

 

人の幸せは自分の居場所があって、周りに仲間がいることを身体全体で感じることです。

 

 

 

 

 

「早くしなさい」ではなく待つこと、仲間の困り感を気づくことです。今の1クラスの定数では、ストレスを抱えて教室にいる児童生徒が少なからずいます。

 

 

 

 

 

1クラスの生徒が多ければ、考え方の違いを知ることも、時間をとって児童生徒に考えさせることも、自分のしんどさを出すことも難しくなってきます。

 

 

 

 

 

少人数の学校であればお互いを理解し、みんながそれを受け入れて優しく接することが可能です。

 

 

 

 

 

自治体によって違うのですが、次のような例は特別ではなくなっています。

 

 

 

 

 

6年生が2クラスから1クラスになりました。40人学級で教室は狭くぎゅうぎゅう詰めです。

 

 

 

 

 

子どものストレスから相手の弱みを冷笑したり、担任の指示に従わなかったり、いたずらが高じていじめの言葉が飛び交い、騒々しい中で授業が進められ、聞く態度も悪く、とうとう学級崩壊を招きました。

 

 

 

 

 

ベテランの担任はクラスの荒れをなんとかしたいと頑張りましたが、心身が疲弊して病欠になってしまいました。

 

 

 

 

 

校長が教育委員会と交渉し、教員を1人増やすことができましたがクラスの人数は変わりません。そこで2人で学級を受け持つことになりました。

 

 

 

 

 

国語や算数等を習熟度別に2クラス制をしき、他の教科やクラスの取り組み、事務処理は教員2人で分担して担任の負担を軽減しました。

 

 

 

 

 

その結果、子どもたちの不満やストレスが少し減り、友だちのことを考えるゆとりが少し出てきました。

 

 

 

 

 

数ヶ月かかりましたがクラスの荒れをなんとか改善でき、不登校だった女児にも関心を寄せる仲間が出てきて修学旅行に参加できるようになりました。

 

 

 

 

 

このような事例からも言えることですが、

 

 

 

 

 

①一クラスの定員を20名以下にする。一人ひとりとコミュニケーションがとれ、お互いが何を求めているかを感じとれ、相手を思いやれる気持ちが育ちます。

 

 

 

 

 

学習保障、先生と生徒、生徒同士の人間関係を深めるための人数です。

 

 

 

 

 

②日本の教育は、上からの押し付けや生徒のニーズに合わないカリキュラムに振り回されています。

 

 

 

 

 

学習指導要領の拘束を解き、子どもに合ったカリキュラムを作る自由を保障することです。

 

 

 

 

 

③講師ではなく正式採用で身分を保障することで、責任ある仕事ができます。指導者の研修を大切にし、自由に発言できお互いの実践を確かめ合う話し合いを保障することです。

 

 

 

 

 

教師集団の支えあい、協力体制を強め、日々の実践をみがきます。その意味でも評価育成システムはなくすべきです。

 

 

 

 

 

発達障害の子どもの対応、不登校・いじめについての校内協力体制の構築など課題は山積しています。まずそこから手をつけていくことが、早急の課題です。

 

 



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