子育て相談~家の手伝いをしない子ども~
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子育て相談~家の手伝いをしない子ども~

2019年06月24日(月)11:52 AM

子どもが家の手伝いをまったくしてくれません。夫婦共働きなので母親のわたしにもあまり時間がありません。

 

 

 

 

 

帰宅すると大急ぎで家事をするのですが、そんなときも子どもはまったく無視です。

 

 

 

 

 

それどころか夕食が遅いと文句を言う始末です。いい加減、頭にくることもよくあります。

 

 

 

 

 

少し前までは掃除等も手伝ってくれたのですが、今は何も動こうとはしません。

 

 

 

 

 

母親が働いていることに何か不満でもあるのでしょうか。

 

 

 

 

 

自分で言うのもなんですが、わたしは小さいころ、家の手伝いをよくしていました。というより、貧しくてせざるを得ませんでした。

 

 

 

 

 

両親は共働きで家に帰ってくるのはいつも7時を過ぎてからでした。

 

 

 

 

 

「遅くなってしまって悪かったね。すぐにご飯の支度をするからね」と忙しそうに台所に立つ母親・・・・。その母親の姿を見ていると、「じゃあ、俺がお風呂の準備をするよ」という言葉が、自然に口から出てきました。

 

 

 

 

 

「子どもは親の背中を見て育つ」といいますが、いたわりにはいたわりで応えたくなるのが人の心で、金を稼いでいることで背中を見せていることにはなりません。

 

 

 

 

 

自分が手伝ってあげなければ、お風呂に入る時間が遅くなってしまいます。また、疲れて帰ってきた母親を少しでも助けてあげたい、そんな気持ちだったのかもしれません。

 

 

 

 

 

わたしたちが小さかったころは、子どもも家の中の労働力、生活の必需”品”として考えられていました。

 

 

 

 

 

商売をしている家では、子どもが商売を手伝うことは当たり前のことでした。子どもが手伝えないような商売であれば、子どもたちが親の代わりに家事をしました。

 

 

 

 

 

そうして家族みんなで一家の生活を支えあっていたのです。生活が貧しいというだけでなく、何せ家事をするのに時間と労力がかかりました。

 

 

 

 

 

現在のように掃除機や洗濯機がないご家庭も珍しくなかったのです。母親一人で家事を切り盛りするのは無理がありました。

 

 

 

 

 

ところが現代の家事労働は一変しました。家電製品の発達によって、昔とは比べ物にならないくらい負担が減りました。

 

 

 

 

 

昔は洗濯だけでも1~2時間はかかったものですが、今は洗濯機に放り込むだけで事は済んでしまいます。掃除もしかり、食事の支度もしかりです。

 

 

 

 

 

つまり、昔わたしたちがやっていたような家の手伝いは不要になったということなのです。

 

 

 

 

 

子どもがする家の手伝いの意味は明らかに変わりました。昔の手伝いは必要なものであり、子どもの協力なしには生活が成り立たなかったのです。

 

 

 

 

 

両親が仕事をしている間は、10歳の姉が2歳の弟の面倒を見る、そんな風景は日常的に見られたものです。

 

 

 

 

 

ところが今ではそんな状況もないし、また必要もありません。子どもが手伝う必要のないことを、子ども自身がいちばんよく分かっているのです。

 

 

 

 

 

小さいころはよく手伝いをしたといいますが、小さいころの手伝いはいわば遊びのようなものです。お母さんといっしょに食器洗いをしたり、洗濯物をたたんだり、単にそれが楽しいからやっているだけで、子どもからすれば母親の手伝いをしているという感覚はあまりないと思います。

 

 

 

 

 

あるいは「○○ちゃんはよくお手伝いができてえらいね」と親に褒められることがうれしくて頑張ったりします。

 

 

 

 

 

このような気持ちを中学3年生の子どもが持つのは現実的に難しいと思います。客観的な状況判断ができる年齢なのですから、これは手伝わなくてもいいなということくらい分かってしまいます。

 

 

 

 

 

では、今の時代の子どもにとっての手伝いとは何なのでしょうか。家の手伝いなどまったくしなくてもいいのでしょうか。

 

 

 

 

 

わたしはやはり、子どもが手伝いをできるような状況を親が作ってあげるべきだと思います。

 

 

 

 

 

それはたとえば女の子であれば、家事ができるようにするというような目的ではありません。そういう教育的な目的ではなく、心の充実感の問題です。

 

 

 

 

 

自分はこの家族の一員なんだ、自分も家族の役に立っているんだ、そういう気持ちを子どもに持たせることで、家族の心は固まっていくものです。

 

 

 

 

 

たとえば家族でキャンプなどに行くと、子どもたちは積極的に行動します。これまで包丁など持ったことのないような子が、家族みんなのために一所懸命に料理をします。

 

 

 

 

 

家ではごろごろしているだけの息子が、汗を流しながら懸命にテントを張ります。まるで人が変わったかのように生き生きと働くものです。

 

 

 

 

 

もちろんキャンプそのものが楽しいということもあるでしょう。しかしそれ以上に、家族みんなで力を合わせていることに充実感を感じているのです。

 

 

 

 

 

誰か一人でも自分の役割を果たさなければキャンプ生活は成り立ちません。そこに責任感や相手を思いやる気持ちが生まれてくるのです。

 

 

 

 

 

そういう意味では、キャンプというのはとてもいいイベントだと思います。アウトドア志向が高まっているのも、その背景には家族の絆を深めたいという心理が働いているのかもしれません。

 

 

 

 

 

ただし、キャンプ生活はあくまでもイレギュラーなものです。そうそう毎週のように行けるものではないと思います。

 

 

 

 

 

ならばキャンプの代わりになるような、家の中でのイベントを考えればいいのです。1ヶ月に1回でも半年に1回でも、家族で役割分担して力を合わせて何かをする、その効果は必ず日常生活の中にも波及してきます。

 

 

 

 

 

家族が力を合わせ、助け合うことが当然のようになってきます。そうなれば家族関係は自然に良くなってきます。

 

 

 

 

 

家を守っていくためではなく、家族関係を充実させるため、それが現代の手伝いの意味ではないかと思います。

 

 

 

 



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