子育て相談~子どもに覇気や活気がまったく感じられない~
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子育て相談~子どもに覇気や活気がまったく感じられない~

2019年06月24日(月)11:39 AM

子どもを見ていて、覇気や活気というものが全く感じられません。家にいるときは勉強をするでもなく、趣味に興じているでもなく、ただボーッとテレビを見たりスマホをいじったりしているだけです。

 

 

 

 

 

食事も少ししか食べず、会話もほとんどありません。まるで中学生らしくない生命力を感じないような生活を送っています。

 

 

 

 

 

最近では時々学校もズル休みするようになりました。このままでは不登校になってしまうのではと心配です。

 

 

 

 

 

子どもに覇気や活気がない、その原因はひと言では語れないところがあります。まず第一に、大人のほうが勝手に”子どもは元気で活気に満ち溢れているもの”と決めつけているところがあります。

 

 

 

 

 

しかし当の子どもにしてみれば、そうそういつも元気いっぱいというわけにはいきません。

 

 

 

 

 

学校で神経を使い、なんだか疲れているという時もあるでしょうし、思春期特有の身体の変化で何となくダルイ時もあるかもしれません。

 

 

 

 

 

一時的に何らかの心配事があって、落ち込んでいる場合もあります。いずれにしても家の様子を見ただけではなかなか判断がしにくいものです。

 

 

 

 

 

ただ、急激な変化にだけは目を向けておくことです。小さいころからおとなしい性格で、部屋の中で静かに遊ぶのが好きな子どももいます。

 

 

 

 

 

こういう子どもは別に活気がないというわけではなく、心の中にある活力を外に向かって表現しないということもあります。

 

 

 

 

 

よくしゃべったり、よく身体を動かす子には活気があって、静かなおとなしい子には活気がないという見方をしがちですが、これは大きな間違いだと思います。

 

 

 

 

 

活気というのは何も表現上のことだけではなく、内に秘めた情熱も立派な活気なのです。

 

 

 

 

 

ところが、それまではとても活発だった子が急におとなしくなる、あるいは勉強に打ち込んでいた子が急にやる気をなくしてしまう、これは何らかの原因があるはずです。

 

 

 

 

 

これが一過性のものであれば特に心配することはありません。子どもだってやる気をなくすときがあります。

 

 

 

 

 

ちょっとした悩み事で、1週間くらい落ち込むこともあるでしょう。それは放っておいても自分で解決していきます。

 

 

 

 

 

逆に親が必要以上に心配すれば、子どもはかえってうっとうしく感じます。親に言いたくない悩み事だっていろいろあるでしょう。

 

 

 

 

 

それを子どもなりに一所懸命に解決しようとしているのですから、親は何も言わずに普段どおりに接することです。

 

 

 

 

 

これは長引きそうだと思えば、子どものほうから相談を持ちかけてくるでしょう。

 

 

 

 

 

では子どもの落ち込み状態が長く続いたときは、どうすればいいのでしょうか。

 

 

 

 

 

2週間も子どもが落ち込んでいれば、親としても当然心配になります。でも、決して性急に原因を探ろうとはしないでください。

 

 

 

 

 

「学校で何かあったの?」「友だちとうまくいってないの?」と矢継ぎ早に質問攻めにしては、子どもの心を追いつめていくばかりです。

 

 

 

 

 

学校で何かあったのかなと思ったら、できるだけ別の話題で気をそらせてあげてください。子どもの生活の大部分は、学校が占めています。

 

 

 

 

 

したがって小さなことでも、学校での出来事は子どもにとってとても大きく感じられてしまいます。

 

 

 

 

 

そこで親は、学校生活だけではないこと、全体から見れば特に大した問題ではないことを伝えてあげましょう。

 

 

 

 

 

そうすることで、子どもの心はずいぶんと軽くなるはずです。親もいっしょになって悩んでしまっては、子どもはますます滅入ってしまうでしょう。

 

 

 

 

 

さて、この相談内容で気にかかるのは、学校をズル休みするようになったという一文です。

 

 

 

 

 

もしこの状態が、2、3ヶ月も続いているようであれば、不登校の兆候である可能性もあります。

 

 

 

 

 

そして子どもがこういう状態になるのは、明らかに誰かが心理的に追い込んだからと”犯人探し”をしてしまうことがよくあります。

 

 

 

 

 

確かに”犯人”がいる場合もあります。でも多くはいくつかの要因があって複雑に絡み合いながら、どこからどのように解きほぐしていけばいいのか分からない状態にあるようです。

 

 

 

 

 

だから、まずは何でもいいから思っていることを脈略もなく吐き出してもらうことだと思います。

 

 

 

 

 

ところが何か本人がぼそっと弱音や愚痴を言うたびに親が「気にしすぎだ」「わがままを言うな」「考え方を変えろ」「そんなことじゃ、一人前の大人にはなれないぞ」等の言葉を投げつけてしまいます。

 

 

 

 

 

そうするとそれが「主たる原因」になってしまうことがあります。もちろん、親としては子どもにもっと強くなってほしい、もっとがんばってほしいという励ましのつもりで言っています。

 

 

 

 

 

しかしこれらの言葉は、実は親のストレスを発散しているだけに過ぎないのです。この言葉で子どもの心は八方塞がりになり、出口の見えない袋小路へと入っていってしまうのです。

 

 

 

 

 

このような親の言葉に対して、言葉や行動で意思表示できる子はまだ救われます。親に暴言を吐くことで少しはストレスが発散されますし、親のほうも子どもの気持ちが少しは理解できるからです。

 

 

 

 

 

しかし親に反発さえできない子どもは、どんどん自分の殻の中に閉じこもっていってしまいます。そして完全に人間関係を遮断していくようになります。

 

 

 

 

 

そしてついには、「もうこの苦しみからは一生逃れることができないんだ」と思い込んでしまうのです。

 

 

 

 

 

一人で悩んでいるために、親にもその悩みの深さが理解できません。「もう死にたい」とボソッと言うこともあります。

 

 

 

 

 

そのときに親が「そんなに死にたいのなら死んでしまえ」などと、励ますつもりでも言ってはいけません。

 

 

 

 

 

その励ましの言葉が「こだわり」になってしまう可能性があるからです。最終的には不登校云々よりも、生死の問題にまで関わってきます。

 

 

 

 

 

「対応」

 

 

 

 

 

あまり長い時間、孤独な状態が続くようでしたら、これは危険信号だと考えてください。そうなったら、まずは家族での会話を増やす努力をしましょう。

 

 

 

 

 

学校や勉強以外の話題で、できるだけ多くの言葉を引き出すようにしましょう。そうすることで自分はこの家族の一員なんだ、家族にとって必要な人間なんだという意識がわいてきます。

 

 

 

 

 

この肯定感を子どもにしっかり与えることで、徐々に立ち直っていくはずです。家族一人ひとりが持っているエネルギーを、みんなで分けてあげることが大切です。

 

 

 



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