子育て相談~親の注意を聞かない子ども~
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子育て相談~親の注意を聞かない子ども~

2019年06月22日(土)9:26 PM

親元を離れて社会に出れば、悪意をもった人や危険なことがたくさんあります。それらを自分の力で判断し、また事前に危険を回避できるような力をつけてほしい、そういう思いから子どもにはいろんな注意をするようにしています。

 

 

 

 

 

ところが親の心配をよそに、子どもはその注意に耳を傾けようとしません。親が注意しなければ誰もしてくれないと思っているのですが・・・・・。

 

 

 

 

 

子どもを危険な目に合わないように守ってやる、できるなら辛い思いをさせることなくすくすく育ててやりたい、このような子どもを保護しようとする気持ちは、いわば親の本能のようなものです。

 

 

 

 

 

特に母親は母性を持っていますから、父親以上にこの気持ちが強いかもしれません。これは本来もっていて当たり前の心情であり、これがあるからこそ子どもは安心して生活することができるのです。

 

 

 

 

 

特に子どもが小さい頃は、ついこの気持ちから口うるさくなりがちです。「道路で遊んではいけませんよ」「高いところに登ってはいけませんよ」「暗くなるまでに帰ってこなければいけませんよ」等々、親にしてみれば後から後から注意する事柄が出てきます。

 

 

 

 

 

放っておけば10分でも20分でも注意し続けるでしょう。現代社会は、複雑でなおかつ神経疲労でへとへとになっています。

 

 

 

 

 

すっきり思い通りに事が運ばないとさらにストレスフルになってしまうのです。親も子も強迫的になっているのです。

 

 

 

 

 

結局のところ、今の子どもたちは「~してはいけませんよ」という言葉を言われ続けながら育っているようなものです。

 

 

 

 

 

人は小さい頃から多くの失敗(わずらわしさ)を重ねていくものです。時には痛い目にあうこともあるでしょうし、危険にさらされることもあるでしょう。

 

 

 

 

 

そうして自分の身体で経験しながら、生きる術を身につけていきます。苦い経験をすることで、「ほどほど」感をつかみ、適度のところで失敗を食い止めたりするのです。

 

 

 

 

 

人間や動物にはこうした学習能力が備わっているのです。にもかかわらず、目の前の危険をすべて親が取り除けばどうなるでしょうか。

 

 

 

 

 

これは明らかに危機に対応する力に欠けた子どもになってしまいます。もちろん、わざわざ身を危険にさらすようなことをすることもありません。

 

 

 

 

 

しかし、あまりにも親が守りすぎてしまえば、生きていく力そのものが足りなくなってしまいます。

 

 

 

 

 

考えてみれば、今の子どもたちは母性に守られすぎているような気がします。母親というのは日常生活の細々としたことをうるさく言うものです。

 

 

 

 

 

これはいつの時代も変わらないと思います。しかし、一昔前までの母親は生活そのものに忙しく、今ほど子どもに目が届きませんでした。

 

 

 

 

 

また重要なところは、父親や学校の先生がガツンと叱ってくれていました。父性と母性のバランスがとれていた時代だったのかもしれません。

 

 

 

 

 

ところが現代の家庭を見ていると、少し様子が変わってきています。まずは父親不在の家がとても多いのです。子どものことはすべて母親任せで、父親は給料を運んでくるだけです。

 

 

 

 

 

そのような家には、大きく客観的に注意するという父性が欠如しています。逆に必要以上に父親が子育てに参加している家庭も増えてきました。

 

 

 

 

 

もちろん、父親の子育て参加は重要なことです。しかしそれは父親として、母親としての役割分担がきっちりとできて初めてよい方向へと向かうのです。

 

 

 

 

 

父親が母親と同じような感覚で子育てをしたらどうなるでしょうか。それは家の中に母親が2人いるようなもので、子どもはうっとうしくなってしまいます。

 

 

 

 

 

子育て参加の意味を取り違えている父親が多いような気がします。やたらと子どもの世話をしたり、ベタベタすることが子育てではないのです。

 

 

 

 

 

「~してはいけないよとよく言われていたけれど、~してもいいとはあまり言われた覚えがないんです」こんなことを言った高校1年生の男の子がいました。

 

 

 

 

 

禁止事項に囲まれて生きてきた彼は、すっかり無気力な子どもになっていたのです。

 

 

 

 

 

自分で何かをやりたいと思っても、どうせ親に止められるだろう、だったら最初から止めておこう、すぐに自分の中でそう考えてしまうようになったのです。

 

 

 

 

 

こんな状態ではとても社会でやっていくことはできないでしょう。こうした無気力な子どもは、やがて指示待ち人間になっていきます。

 

 

 

 

 

誰かからの指示がなければ自分から積極的に行動できない、そんな大人になってしまうのです。それはやがて自己嫌悪へとつながっていきます。

 

 

 

 

 

そして自己嫌悪に耐えられなくなったとき、プライドが肥大化して親への攻撃が始まります。これが典型的な家庭内暴力のパターンです。

 

 

 

 

 

そして親の注意を無抵抗、無防備によく聞いてきた子ほど、このパターンに陥りやすいような気がします。

 

 

 

 

 

自分で自分のことが決められない、こんな切ないことはないのです。

 

 

 

 

 

「対応」

 

 

 

 

 

取り返しのつくような失敗であれば、どんどんやらせておけばいいと思います。子どもは必ずその失敗から何かを学び取っていくものです。

 

 

 

 

 

その失敗に自分で立ち向かう気力こそが大切なのです。また「~してはいけない」という言い方をなるべくしないようにしましょう。

 

 

 

 

 

1日に何度この言葉を使っているか考えてみてください。せめてその数を半分に減らせば、子どもは必ず生き生きとしてきます。と同時に、自分で気をつけようという責任感も自然と生まれてくるでしょう。

 

 

 



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