ひきこもりの社会的な自立支援
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ひきこもりの社会的な自立支援

2019年06月21日(金)11:37 AM

引きこもりの当事者は、親の老いに対する恐怖心から自分の老いを感じます。そのときに、自分がどこかと誰かとつながることができないか、と薄い期待が始まります。

 

 

 

 

 

しかし、引きこもり当事者が社会と自分の関係を考えたとき、自分が社会からどのように見られるのか、という恐怖心がとても強く、本人からのコンタクトは難しいのが現状です。

 

 

 

 

 

そこで、家族が長期化した引きこもり当事者を抱えていることをしっかりと認識したそのときに家族以外の第三者の承認が必要になります。

 

 

 

 

 

支援者は単に就労の斡旋的行動や相談者としての役割だけでなく、社会の一員として不安定な引きこもり当事者を社会へ招き入れる最初の人間でもあるというスタンスが必要になってきます。

 

 

 

 

 

社会的自立は、大きな社会でのことではなく、家族から始まる小さなコミュニティで自分がいることへの苦痛をなくすこと、小さな承認の積み重ねを作るということです。

 

 

 

 

 

引きこもりの就労支援は、就職するまでにどのようなステップが必要なのかを引きこもり当事者と丁寧に話し合うことから始まり、その話し合いの過程で社会性が発達していくものです。

 

 

 

 

 

決して就労支援が就職支援とはならないことがありますが、それは失敗ではなく、就労の意識が芽生えたとき、その意識を消すことなく、根気強く行きつ戻りつしながら、社会性をはぐくむことです。

 

 

 

 

 

支援者とのつながりが生まれてきた段階で、次のつながりを用意します。言動の例としては「相談の時間を守ってくれてありがとう。いろいろな話ができて少し前が開けてきたように感じるのだけど。あなた自身はどんなふうに感じている?」多くは、「そうですね」で終わることや「ここに来るのには、負担感を感じなくなりました」という返事になるのがよくあるパターンです。

 

 

 

 

 

しかし、「負担感が少なくなった」や「そうですね」という言葉は大きな肯定の感情なので、ここではじめての来訪時の自分を思い出させ、成長発達の自己承認を行います。

 

 

 

 

 

最初の面談の時から自分が成長したことを認識すると、次のステップへの欲求は小さくとも生まれます。そのときに、「もう少し違った場面でも、支援を受けることが可能だと感じているけど、どう思う?」と向けてみます。

 

 

 

 

 

そのときには、若者支援のNPOや職業能力開発施設等の情報(できればパンフレットのようなもの)を用意しておくと良いです。

 

 

 

 

 

ここでは支援者と家族、当事者が多方面から検討して、前述の「自分で選んで自分で決める」という場面をつくることが重要です。

 

 

 

 

 

そのときには、自分がどのようなことを忌避しているのか、どのようなことに興味があるかを基準にして選択するかを丁寧に話し合います。

 

 

 

 

 

単純に好き嫌いや、遠い・近いなどではなく、パンフレットのどこが気になるか、文章の中でどんなところが気になるかを丁寧に一つひとつ探します。

 

 

 

 

 

これが、後の就労先や働きかたを選ぶ時の基準として大いに重要になります。

 



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