ひきこもり・不登校・ニートと注意欠陥・多動性障害(ADHD)
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ひきこもり・不登校・ニートと注意欠陥・多動性障害(ADHD)

2019年06月21日(金)11:31 AM

ひきこもりや不登校・ニートの人の中には、注意欠陥・多動性障害(ADHD)の人がいます。ここでは、注意欠陥・多動性障害(ADHD)について述べてみたいと思います。

 

 

 

 

 

注意欠陥・多動性障害(ADHD)とはこんな障害

 

 

 

 

 

不注意、多動、衝動的という特徴を持っているために、社会生活に適応できない発達障害で、一般に7歳までに発症します。女子よりも男子にはるかに多く見られます。

 

 

 

 

 

ADHDとはAttention  Deficit   Hyperactivity Disorderのイニシャルです。以前、微細脳機能障害(MBD)と呼ばれていたこともありました。

 

 

 

 

 

こんな症状が

 

 

 

 

 

不注意も多動も衝動性も、子どもなら誰にでも見られるものですが、それが家庭でも学校でもというように2箇所以上で頻繁にあり、6ヶ月以上続きます。

 

 

 

 

 

それと同時に、知的発達の遅れがあったとしても軽度であること、ほかに原因となる病気がないということも重要です。

 

 

 

 

 

不注意に関する症状

 

 

 

 

 

①勉強や仕事に対して細かい注意ができない。

 

 

 

 

 

②課題や遊びに対して注意が長続きしない。

 

 

 

 

 

③話しかけられても聞いてないように見える。

 

 

 

 

 

④指示に従えず、勉強や用事などをやりとげることができない。

 

 

 

 

 

⑤物事を順序立てることができない。

 

 

 

 

 

⑥勉強や宿題などのような精神的な努力の必要なことを嫌がる。

 

 

 

 

 

⑦おもちゃや学校で使うものをよくなくす。

 

 

 

 

 

⑧外部からの刺激に注意をそらされやすい。

 

 

 

 

 

⑨毎日の活動を忘れてしまう。

 

 

 

 

 

多動性に関する症状

 

 

 

 

 

➀手足をそわそわと動かしたり、椅子に座っていても、もじもじする。

 

 

 

 

 

②教室等でじっと座っていることができない。

 

 

 

 

 

③それがふさわしくない状況でも、走り回ったり、高いところへ登ったりする。

 

 

 

 

 

④遊びも静かにできない。

 

 

 

 

 

⑤じっとしていることができない。

 

 

 

 

 

⑥おしゃべりが多い。

 

 

 

 

 

衝動性に関する症状

 

 

 

 

 

➀質問が終わる前に答えてしまう。

 

 

 

 

 

②順番を待つことができない。

 

 

 

 

 

③会話やゲームなどで他人の妨害をする。

 

 

 

 

 

このような症状を持つ子どもは、勉強に集中できないため、知的水準に比べて成績が悪くなりがちです。実際に、ADHDの子どもの多くに学習障害があると報告されています。

 

 

 

 

 

そのため、自信を失い、それがいっそう勉強への集中を低下させるという悪循環に陥ります。

 

 

 

 

 

このほか、チックや強迫症状を伴うこともあります。衝動性の高い子どもの場合には脳波異常が見られることもあり、この中にはてんかん波に移行する脳波異常もあります。

 

 

 

 

 

思春期の特徴

 

 

 

 

 

これらの症状の中で、多動は小学校へ入ってから目立つようになりますが、学年が進むにつれて落ち着いてきて、思春期以降は少なくなります。

 

 

 

 

 

しかし、興味のあること以外には集中できない、忘れ物が多いなど、不注意に関する症状はその後も続く傾向があります。

 

 

 

 

 

衝動性は年齢とともに減少してくることもありますが、かえって強くなることもあります。体が大きくなり、体力も出てくる分、衝動的な行為が他人に与える影響も大きくなるといったこともあります。

 

 

 

 

 

周囲の大人にたびたび叱られることから劣等感を強く持ったり、欠点を直そうとする努力を放棄したり、乱暴をはたらくといった問題も出てきます。

 

 

 

 

 

逆に、落ち込んで不登校やひきこもりになることもあります。これらは小学校低学年のころからですが、感情の機微が理解できずに友人の気持ちを傷つけてしまうことも多いので、友達ができにくく、いじめの対象になることもあります。

 

 

 

 

 

ADHDの研究が進んでいるアメリカでは、この障害を持つ子どもの多くが薬物依存、行為障害、反社会的行動を起こすとの報告もあります。

 

 

 

 

 

また、成人では自尊心の欠如、感情的・社会的孤立、かんしゃく、時間にルーズなどの症状がみられるといわれています。アメリカでは、ADHDの成人についても着目されています。

 

 

 

 

 

原因は

 

 

 

 

 

臨床的経験や動物実験から、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン、アセチルコリンなどの神経伝達物資の異常が考えられています。

 

 

 

 

 

その根拠となったのが、中枢神経刺激薬の塩酸メチルフェニデート(商品名リタリン)の投与で症状が改善するという点です。

 

 

 

 

 

ADHDの人は昼間は頭がすっきりせず、夜の睡眠は浅いといわれています。朝や昼間、中枢神経刺激薬を使うと脳内のドーパミンの放出が正常化され、脳の働きが鮮明になり、落ち着いてきたり注意深くなったりすることになるとされています。

 

 

 

 

 

アメリカでは、昼休みになると服薬のためにADHDの子どもたちが保健室の前に列をつくるといわれていますが、日本ではリタリンは難治性うつ病、遷延性うつ病、ナルコレプシーの治療薬としては認可されていません。

 

 

 

 

 

また、リタリンは就学前の子どもには原則として使えないことになっており、やむをえない場合にだけ使うこととされています。

 

 

 

 

 

年長者には幻覚や妄想などの症状が出るとの報告もあり、投与するのは普通6歳から12歳までの子どもです。リタリンの作用の持続時間は3~4時間なので、通学前と午後に症状が悪くなるようであれば昼食後にも1回服用します。

 

 

 

 

 

ただし、寝る前に服用すると眠れなくなることがありますので、服用しません。

 

 

 

 

 

家族がとるべき対応は

 

 

 

 

 

ADHDの子どもは知的発達のレベルよりも成績が悪くなりがちなため、教師や親から怠けているなどの誤解を受けることがよくあります。

 

 

 

 

 

また、ルールを守れなかったり、同じ過ちを繰り返すため、たびたび叱られます。それがストレスとなって症状が悪くなったり自己評価が低くなったりします。

 

 

 

 

 

この子たちは意図してやっているわけではなく、自分ではどうすることもできないのです。

 

 

 

 

 

役割意識を持たせて、役割を果たしたときには感謝したり、おりにふれて長所を見つけて褒めたりすると自信がついてきます。

 

 

 

 

 

学校でも同様で、先生とよく話し合って無理なくできる役割を与えてもらったり、頻繁に叱らないようにしてもらいましょう。

 



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