ひきこもり・ニートと広汎性発達障害
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ひきこもり・ニートと広汎性発達障害

2019年06月21日(金)11:11 AM

ひきこもりやニートの人の中には広汎性発達障害の人がいます。ここでは広汎性発達障害について述べてみたいと思います。

 

 

 

 

 

広汎性発達障害とは

 

 

 

 

 

対人関係やコミュニケーションに対する機能的な異常がある、関心や活動の範囲が非常に限られている、同じ動作を繰り返すなどの症状が、いろいろな状況で起こる発達障害です。

 

 

 

 

 

「自閉症」「非定型自閉症」「アスペルガー症候群」などがあります。

 

 

 

 

 

自閉症とは

 

 

 

 

 

自閉症の場合、相互的な対人関係やコミュニケーションの機能的異常、同じ行動を繰り返すという特徴が3歳までにあらわれます。

 

 

 

 

 

これらの症状が3歳過ぎてからあらわれたり、すべての特徴がそろわない場合は非定型自閉症とよばれます。自閉症は1000人に1~2人発症するといわれています。

 

 

 

 

 

こんな症状が

 

 

 

 

 

乳児期から、視線を合わせない、抱っこを喜ばないなど母親に対する愛情が希薄です。幼児期には言葉の発達の遅れが気になります。

 

 

 

 

 

小鳥のさえずりのような意味不明のことを言う、問われた言葉をおうむ返しに言うなど、独特な言葉の使い方をします。

 

 

 

 

 

ある物に強いこだわりを持ち、それがないとパニックに陥ることもあります。コップの置き場所が変わる、外出するときの道順が変わるなどの環境や手順などの変化に過剰な反応をすることもあります。

 

 

 

 

 

思春期以降は、知的発達の違いにより行動特徴もかなり違ってきます。

 

 

 

 

 

たとえば、知的発達が低くてほとんど会話が成り立たない人から、自由に会話ができて大学にまで進学する人、特定の分野で一般の人よりすぐれた能力を発揮する人などもいます。

 

 

 

 

 

ただし、知的発達に関わらず、神経質で緊張しやすい、こだわりが強い、対人関係を構築することが苦手などの特徴は残っています。

 

 

 

 

 

そのため、能力はあっても仕事が長続きしにくい傾向があります。また、思春期以降は、てんかん、チック、強迫症状、うつ状態、自傷行為、暴力、パニックなどがみられます。

 

 

 

 

 

原因は

 

 

 

 

 

親の育て方に原因があるとされた時代もありましたが、現在では脳の認知機能の障害が原因であろうと考えられています。

 

 

 

 

 

神経伝達物資の異常も指摘されていますが、異常があっても健康な人もいて、いくつかの要因がからみ合って起こるという見方が有力です。

 

 

 

 

 

治療法と家族の対応は

 

 

 

 

 

自閉症が疑われるときはなるべく早く小児精神科を受診しましょう。乳児期には診断がつかないこともありますが、経過観察、育て方のアドバイス、指導や訓練をしている専門施設の紹介などをしてくれることもあります。

 

 

 

 

 

主に使う薬は抗精神病薬、抗不安薬、抗うつ薬です。抗精神病薬でふるえなどの副作用が出る場合には、副交感神経遮断薬を併用します。

 

 

 

 

 

しかし、自閉症そのものを薬で治すことはできません。発達状況に応じて、生活習慣や人との関わり方などを学ぶことが重要です。

 

 

 

 

 

親はいつまでも子ども扱いしがちですが、思春期以降はそのような親の接し方に反発する人もいます。精神的な発達を見ながら、プライドを傷つけないような手助けをしましょう。

 

 

 

 

 

集団生活になじめない子どもたちを週に1~2回特別に指導する情緒障害通級指導教室を併設している学校もあります。

 

 

 

 

 

数が少ないために、遠方で通学に時間がかかったり、保護者の付き添いが必要な場合があるなど、めんどうなこともありますが、そこに通うことで学校生活がしやすくなる場合もあります。

 

 

 

 

 

そのほか、自閉症の人を対象にした入所施設もありますので、家庭生活が困難な場合にはそのような施設を利用する方法もあります。

 

 

 

 

 

アスペルガー症候群とは

 

 

 

 

 

知的発達は普通であるか、遅れていても軽く、言葉の発達の遅れもないのですが、対人関係の障害、物や習慣などに対するこだわり、環境の変化に対する過敏性などがあります。

 

 

 

 

 

幼稚園や小学校での一斉行動やルールのある遊びが苦手、友だちの感情を把握できない、不器用などのことからいじめの対象になることもあります。

 

 

 

 

 

知的発達の遅れがないため、思春期になって初めてこの障害がわかる場合もあります。また、小学校低学年までは友だちといい関係がつくれなかったのが、思春期になって他人との違いを個性と受けとめてもらえ、周囲に適応できる場合もあります。

 

 

 

 

 

逆に、状況に応じた行動ができずにパニックを起こすなど、問題が大きくなることもあります。不登校、チック、強迫症状、自傷行為、妄想、抑うつなどがこの時期になって出ることもあります。

 

 

 

 

 

治療法と家族の対応は

 

 

 

 

 

早期に診断して、適切な治療と指導を受けることが必要です。専門医の指導を受けながら、他人とかかわる機会を多くして、対人関係の構築の仕方を学ぶようにします。

 

 

 

 

 

使う薬は自閉症とほぼ同じです。知的発達の遅れがない分、周囲の人に誤解されやすいものです。幼稚園や学校はもちろんのこと、就職先にも障害について理解してもらうよう親が説明したり、主治医に対応の仕方を書いてもらい、それを持参するといいでしょう。

 

 

 

 

 

高校まで普通に通学できることが多く、大学卒業者もいます。協調性を必要とする職業につくことはなかなか困難ですが、ノルマがなく少人数で落ち着いた職場だと適応しやすい傾向があります。

 

 

 

 

 

就職が困難な場合は、精神障害者のデイケアや作業所に通所して、職業訓練を受けることも有効です。

 

 

 



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