19歳の娘がひきこもっている親からの相談
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19歳の娘がひきこもっている親からの相談

2019年06月17日(月)9:27 AM

相談事例   

 

 

 

 

 

わたしには19歳になる娘がいますが、高校時代のいじめが原因でひきこもってしまいました。

 

 

 

 

 

ひきこもるようになって今年で丸三年になりますが、あることから少しずつ外出するようになりました。

 

 

 

 

 

そのきっかけは、インターネットで知り合った仲間からの誘いで、どうやらアニメの話題を中心にしている集まりのようです。

 

 

 

 

 

最初のうちは調子よく出かけ、親としても回復の機会となればと見守るようにしていました。

 

 

 

 

 

すると突然「みんなに傷つけられた。もう絶対に会わない!」と怒って帰ってきました。

 

 

 

 

 

娘としては、仲間の対応がかなり期待はずれだった様子で、仲間の悪口ばかりを何度も言ってきます。

 

 

 

 

 

娘の話に納得できるところもありますが、どうやら原因は娘のわがままにあるようです。どのように対応すればいいのでしょうか。

 

 

 

 

 

回答

 

 

 

 

 

通常ひきこもりやすいタイプの人は、人間関係のとり方や交流が苦手で、コミュニケーションや雑談などの場を避けてしまいがちです。

 

 

 

 

 

そしてその原因は、本人の性格に問題があるものだとされます。お母さんとしても、娘さんの対応(わがまま)が悪かったと思われるのも当然だと思います。

 

 

 

 

 

お母さんの前で、相手の悪口や相手を非難する言葉を、ときに延々とならべる娘さんの姿を見て、「やっぱりわがままな娘だ」と感じられることだと思います。

 

 

 

 

 

そして娘さん自身から今後への反省など、自分自身を振り返る言葉が少なく、納得できないことも多いのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

ひきこもる人の多くは、対人関係での感受性が非常に豊かです。また場合によっては、何らかの人間関係の傷つき体験を経て、感受性を鋭くしている人もいます。

 

 

 

 

 

たぶんそのような感覚の中で、娘さんは自分なりに糸口を見つけ、思い切って出かけたのではないかと思います。

 

 

 

 

 

「ここなら自分も馴染めるのではないか」「仲間に入れてもらえるのではないか」という期待を胸に、同じ趣味の仲間を求めたのでしょう。

 

 

 

 

 

しかし、結果としてはいやな思いをして、再び人間関係から遠ざかろうかどうか、たいへん迷っている分岐点だと思います。

 

 

 

 

 

ここでひきこもる人に対してできるもっとも大切なことは、「人間関係がうまくいかない」気持ちに隙間をつくってあげることです。

 

 

 

 

 

言い換えれば、悪口であれ愚痴であれ、まずは思いのたけを吐き出してもらい、心のゆとりをもってもらうことなのです。

 

 

 

 

 

その理由は、ひきこもる人が、けっして相手を本当に悪いと思って責めたり、仲間を非難しているのではないからです。

 

 

 

 

 

むしろ悪態として言葉となる内容は、自分自身への戸惑いや苦しみの裏返しでもあるからです。

 

 

 

 

 

つまり自分の不甲斐なさへの怒りの表出でもあるのです。ここに娘さんの悪態(わがままな言葉)を受けとめる意味があります。

 

 

 

 

 

まずは、娘さんの行動や言動の細かいところを、客観的な立場から正そうとするのではなく、そうならざるをえない思いを、お母さんのできる範囲でしっかりと抱きとめてあげてください。

 

 

 

 

 

相談事例

 

 

 

 

 

お恥ずかしいのですが、息子(20歳)は中学2年から不登校で、どうにか中学は卒業できましたが、元来勉強は嫌いで、遊ぶことばかりでやってきました。

 

 

 

 

 

不登校で学校に行かなくても友達は多く、家にじっとしていたことはないくらいです。

 

 

 

 

 

在学中に喫煙が発覚して注意されたことから学校に行かないと言い出したのですが、それ以前にも友達とケンカをしたり、いじめたりと親子で何回注意を受けたかわかりません。

 

 

 

 

 

とにかく親の言うことは聞きません。現在も気ままに過ごし、金遣いは荒く小遣いをせびります。

 

 

 

 

 

一回は二~三千円が多いのですが、少し我慢するように言うと、わたしの首をつかんで絞めるようなふりを見せたりします。

 

 

 

 

 

父親がいるときはしないので、わたしがそのことを夫に言っても「ふん」と言うだけで息子に対して夫は何も言いません。

 

 

 

 

 

息子も父親とは口もきかず、何かあれば「おやじに言ってよ」と、わたしを使います。

 

 

 

 

 

わたしは息子が事件を起こしたり、そういうことに巻き込まれたりしたら困るので、とにかく本人が少し落ち着いて仕事でもしてくれたらと思っています。

 

 

 

 

 

でも、本人を見ると雇われて長続きするとはとても思えません。わたしの兄(本人の伯父)が長年飲食店を経営しているので、軽食喫茶店でも開いて、わたしと息子でやろうかと思っています。

 

 

 

 

 

たぶん息子はすぐには手伝わないと思うので、わたしが少し基盤をつくっておこうかと思うのです。

 

 

 

 

 

夫はあてにできないし、始めるにはわたしも動けるうちにと思っています。

 

 

 

 

 

回答

 

 

 

 

 

息子さんの将来を思うと、今のうちに生活の基盤をつくっておくほうがいいのではないだろうか、一生懸命我が子を思う母親の思いや願いが伝わってくるような気がしています。

 

 

 

 

 

もともと行動力がある息子さんのようで、親御さんとしてもずいぶんご苦労されたこととお察しします。

 

 

 

 

 

そのあたりでお母さんとしても息子さんが何か事件を起こしはしないか、事件に巻き込まれるようなことがないようにと、たぶん毎日祈るような思いでいるのでしょう。

 

 

 

 

 

そのことを思うと、一日も早く息子さんが落ち着いて生活することができることを願う気持ちも、とても納得できるように思います。

 

 

 

 

 

さて、お母さんのお話をうかがって感じるのは、息子さんのことはもちろんですが、そのことについてご主人の協力が思うように得られていないことも、不安や負担になっているのではないかということです。

 

 

 

 

 

とりあえず現況を乗り越える手立てとして、コミュニケーションの仕方のコツをお話したいと思います。

 

 

 

 

 

これは息子さんへの対応やご主人との話し合いのときばかりではなく、相手が誰であろうと同じです。

 

 

 

 

 

コミュニケーションするときに気持ちのやりとりをする、ということです。

 

 

 

 

 

つまり、相手の話を聞くときに、①受容的態度で聞く、②共感的理解をもって聞く、③自己一致(自分の内面と外面を一致)したものを伝える、ということです。

 

 

 

 

 

特に、息子さんとのやりとりの場面を想像してみます。

 

 

 

 

 

息子「ねえ、お金・・・・。三千円」母「三千円欲しいんだ」「うん、〇〇たちとカラオケに行くんだ」「カラオケ?」「うん、早くくれよ」「ちょっと待ってね(お金を出す)。はい三千円(と言いながら渡す)。急いでいるときに悪いけど、お母さんあなたと話したいことがあるんだけど・・・・・。今日じゃなくてもいいんだけどね。とりあえずカラオケに行ってらっしゃい」。

 

 

 

 

 

十分なやりとりとは言えませんが、気をつけることは相手の気持ちを大切にすることです。

 

 

 

 

 

「何で?」「どこのカラオケ?」のような質問は避けます。

 

 

 

 

 

「いつもそうなんだから」「早く帰ってきなさいよ」のように断定したり指令したりも避け、「お母さんとしては、あなたに早く帰ってきてほしいと思っているけどね、もし友達のところへ泊まるときは、電話してくれればありがたいと思っている」のように、自分の今の気持ちを素直に相手に見せるようにつぶやくのがコツです。

 

 

 



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