学校でのいじめについて
ホーム > 学校でのいじめについて

学校でのいじめについて

2019年06月17日(月)9:21 AM

現代の日本の学校で起こっているもっとも深刻な問題は、いじめの問題です。

 

 

 

 

 

子どもが幼稚園に入るとき、小学校に上がるとき、あるいは学年が上がってクラスが変わるとき、その都度、親は自分の子どもがいじめにあわないかと心配します。

 

 

 

 

 

専門かもマスコミも、親向けに自分の子どもがいじめにあっていないか普段から注意するようにと呼びかけているので、親たちはこの問題について非常に敏感になっています。

 

 

 

 

 

程度はさまざまでしょうが、いじめが今でも多いことは否定できないようで、大学生に調査をすると、かなりの割合の学生が「いじめられたことがあり、その時はつらかった」と答えています。

 

 

 

 

 

日本の学校は特にいじめが多いと言われています。あまり名誉なことではありませんが、これは海外でもよく知られているようで、日本に住むことになった外国人の親たちは、自分の子どもが学校でいじめられないか心配するといいます。

 

 

 

 

 

しかし、いじめは海外でもあります。日本でいち早く社会問題となったのは事実ですが(昭和40年代から)、その後、さまざまな国で調査が行われ、どこの国にもいじめがあることがわかりました。

 

 

 

 

 

たとえば、1999年4月、アメリカのコロラド州のコロンバイン高校というところで、二人の生徒が銃を乱射して多くの生徒や教師を殺傷するという事件がありました。

 

 

 

 

 

映画にもなったショッキングな事件ですが、加害者の二人の生徒は、学校の中で同級生たちから日常的にいじめを受けており、これに報復するために事件を起こしたといわれています。

 

 

 

 

 

国際的に見ると、中国、韓国を含め各国の学校でいじめが見い出されています。

 

 

 

 

 

以前はいじめは、閉鎖的で異質なものを嫌う日本人集団の特性であるといわれたりしましたが、このように、どこの国でもあるとなると、日本人の特殊な心性であるとは言っていられません。

 

 

 

 

 

特にいじめが日本に多いのかどうかはわかりませんが、日本人の親子の間にいじめを恐れる気持ちが非常に強いというのは確かだと思います。

 

 

 

 

 

コロンバイン高校事件のように、日本でもいじめが原因で起こった少年の凶悪事件があります。

 

 

 

 

 

2000年5月、17歳の少年が起こした佐賀バスジャック事件というものがありました。

 

 

 

 

 

福岡県で高速バスが刃物を持った17歳の少年に乗っ取られ、乗客一人が死亡し、数人が怪我をしました。

 

 

 

 

 

広島県警は停車中のバスに機動隊員を突入させ、犯人の少年を逮捕し、人質になっていた小学1年生の女の子を含む乗客9人と運転手を救出しました。

 

 

 

 

 

この事件の原因としては、当人の性格的な問題に加え、中学校時代にいじめにあったことから、世間に対する強い復讐心が形成されたという解釈があります。

 

 

 

 

 

いじめは暴力事件の原因となるだけでなく、自殺を引き起こすこともあります。

 

 

 

 

 

日本では、毎年二十人前後の子どもたちがいじめを苦に自殺しているとも言われ、その意味では自殺は深刻な問題だと言えます。

 

 

 

 

 

いじめには確かに被害者側の主観的な面もあります。

 

 

 

 

 

とはいえ、当人にとっては死を考えるほどの深刻な問題なので、放っておくわけにはいきません。

 

 

 

 

 

被害者側の問題もあるならば、それも含めて、大人が介入して問題の改善に取り組む必要があります。

 

 

 

 

 

それも緊急にです。なぜなら、子どもは主観的であるがゆえに、思いつめて危険な行為に走ることがあるからです。

 

 

 

 

 

いじめの集団心理と支配構造

 

 

 

 

 

いじめは多くの場合、集団の力を借りて行われます。多数のものが一人の子どもをいじめるという構図なので、被害者の子どもには対抗しようがありません。

 

 

 

 

 

その結果、被害者は無力感や孤立感を経験し、自分の存在が否定されたような気持ちになり、自尊心が傷つけられてしまいます。

 

 

 

 

 

いじめに参加する子どもたちが、みな楽しんで積極的に行為に参加しているとは限りません。

 

 

 

 

 

内心では「いやだな」とか「もうやめたいな」と思っていてもみんなの手前、異を唱えることが難しいのです。

 

 

 

 

 

何でもそうですが、いったん集団として何かを始めると、まずいと思ってもそれを変えるのは非常に困難です。

 

 

 

 

 

みんながある方向に動いているとき、これに反対するのは勇気がいり、大人でも難しいものです。

 

 

 

 

 

大勢に刃向かうと反発を受け、自分が仲間から排斥されてしまう恐れがあるからです。

 

 

 

 

 

次は自分がいじめの標的にされるかもしれないと思って、口をつぐんでしまいます。

 

 

 

 

 

このように、いじめの場面では強い集団圧力が働き、その結果、個々人が思っている以上に激しいいじめに発展することがあります。

 

 

 

 

 

「次は自分か」という不安は、いじめを傍観しているほかの子どもたちの間にもあります。

 

 

 

 

 

「いじめられている子どもがかわいそうだ」とか「いじめはよくない」と心の中で思っている子は多いのですが、彼らも止めに入ると「いい子ぶっている」と言われ、いつ自分に矛先が向かってくるかと心配なのです。

 

 

 

 

 

いじめのリーダーは、結果としていじめの被害者だけでなく、いじめに加わっている仲間を思い通りに動かし、また、見て見ぬ振りをしている傍観者たちの行動を縛り、その場にいるものたちすべての行動を支配することになります。

 

 

 

 

 

集団心理に支えられて、いじめのリーダーは、このように強い支配感を得ることができます。

 

 

 

 

 

それは、王者として君臨するような支配感です。

 

 

 

 

 

集団心理が、いじめの加害者の支配や優越への欲求を加速させます。男の子だけでなく、女の子の集団にも同じことが起こります。

 



メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援