社会の価値観とひきこもり
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社会の価値観とひきこもり

2019年06月10日(月)3:47 PM

ひきこもりは、家族問題を背景とした本人の生き方の問題と、社会のありかたの問題を、両極の原因として生じる問題です。

 

 

 

 

ですから、ひきこもり問題を社会的に解決していくには、この両面からのアプローチが必要になります。

 

 

 

 

ひきこもりの問題を生み出している社会も、ひきこもりの子どもの親と同様、変わる必要があるのです。

 

 

 

 

まず必要なのは、社会のなかで主流となる価値観、子育て観の変化です。社会全体が弱者に暖かく、誰もが自分の居場所と実感できる社会であれば、ひきこもり問題は発生しなかったでしょう。

 

 

 

 

子育てにおいても、両親のどちらもが子どもとの信頼関係をつくっていくことが大事であるという子育て観が、一般的になることが必要です。

 

 

 

 

そのためには、「金さえあれば家族は幸せである」という思い込みは捨てて、父親はひたすら稼いで家事と育児は母親という完全な分業も否定されることが必要です。

 

 

 

 

また、子どもの心が傷ついても癒すことのできる無条件の愛の力を、社会が認めていくことが必要です。

 

 

 

 

大人がそのように変わり、社会が精神的に荒廃した状態から脱却すれば、大人たちの生き方は、子どもから見てすばらしいと感じられる生き方になるのではないでしょうか。

 

 

 

 

子どもは、幼くても人間としてすばらしい生き方を見分け、感じとることができます。

 

 

 

 

そのような大人の生き方が子どものモデルになれば、愛のある生き方ができる若者が増えてくるでしょう。

 

 

 

 

職場でもそのような価値観が広がれば、社員を仕事ロボットと見ずに、ひとりの人間として尊重するようになります。

 

 

 

力支配の指示・命令に義務的に従うのではなく、組織の上下関係を単に役割の違いとして位置づけられれば、自発的な責任感を持って自律的に仕事をすることができます。

 

 

 

 

また、社員が家族との信頼関係づくりをできるように、働き方にも配慮するでしょう。

 

 

 

 

働く人が希望を持ち、仕事への意欲が高まって生産性が高まれば、実は経営にもプラスになるのではないでしょうか。

 

 

 

 

また、そのような職場の価値観は、父親の家族への接し方に影響します。ちょうど職場の力支配を家族に持ち込んでいたときと同じように、父親はその価値観を家庭に持ち込み、自分とともに家族一人ひとりを人間として尊重するようになるでしょう。

 

 

 

 

多くの父親は、ずっと仕事中心で家族に対して無関心でした。しかし最近、若い父親層の意識に変化の兆しが出てきたように感じます。

 

 

 

 

30代、40代の父親層から、もっと家族に関心を向けようとする動きが見られるのです。

 

 

 

 

子どもへの接し方などを手探りで試し始めているように思われます。企業でも、自分の良心に従って内部告発をする、勇気ある社員が見られます。

 

 

 

 

また、横型関係を重視する、より民主的な職場組織も増えてきているようです。

 

 

 

 

この社会は、将来に希望が持てない多くの若者たちを生み出してきました。既得権にしがみつく年輩者中心社会はあまりにもおかしいのではないでしょうか。

 

 

 

若者たちも従順に泣き寝入りしなくなってきました。人間を人間として認め扱う社会への指向が、少しずつ表れ始めています。

 



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