子育て相談~夜更かしする子どもを心配する親~
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子育て相談~夜更かしする子どもを心配する親~

2019年06月09日(日)6:07 PM

相談事例    「夜更かしをして、朝ギリギリまで寝ている子どもが心配」

 

 

 

 

 

子どもの生活リズムが少し乱れてきています。勉強しているわけでもないのに、夜遅くまで起きています。

 

 

 

 

 

そのせいで朝はなかなか起きられません。朝食も食べることなく、いつも遅刻ギリギリで登校して行きます。

 

 

 

 

 

夜何をしているのかも気になりますし、もしかしたら不登校の兆候ではないかと心配しています。

 

 

 

 

 

こういう場合はどのように対応していけばいいのでしょうか。

 

 

 

 

 

回答

 

 

 

 

 

中学3年生くらいになると、夜遅くまで起きていることが楽しくなってきます。

 

 

 

 

 

それまでは10時までには寝なさい、などと親に言われ続けていましたが、勉強という大義名分があれば親もさほどうるさくは言いません。

 

 

 

 

 

夜中まで起きていることで、ちょっぴり大人になったような気分にもなります。そういう時期があるものです。

 

 

 

 

 

昔から若者たちは、こぞってラジオの深夜番組をこっそり聴いたものです。それが翌日の学校での話題となり、夜更かしした証にもなりました。

 

 

 

 

 

今はラジオよりもゲームやネットの時代ですが、今も昔も同じようなものです。

 

 

 

 

 

もし学校へ行くのを嫌がる様子もなく、学校生活も楽しそうであれば、それほど神経質になることはないでしょう。

 

 

 

 

 

身体もどんどん発育している時期ですから、本人はとても眠たいはずです。

 

 

 

 

 

毎日4、5時間しか寝ないというのは到底無理なことです。やがては本人が眠たくなって早く寝るようになるでしょう。

 

 

 

 

 

あるいは週に何日かは早く寝るなど、放っておいても本人が考えながらやるものです。

 

 

 

 

 

また「夜遅くまで何をしているの?」とあまりむやみに追求するのはやめましょう。

 

 

 

 

 

別に大したことをしているわけではないでしょうし、第一、家の中では何ができるわけではありません。

 

 

 

 

 

就寝時間くらいは子どもの好きにさせてやってもいいと思います。ただし、朝食ぐらいは食べさせたほうが良いでしょう。

 

 

 

 

 

親子のコミュニケーションの上でも朝食はとても大事です。父親の帰りが遅かったりするために、夕食はなかなか家族がそろわなかったりします。

 

 

 

 

 

朝食だけが家族全員揃うという家庭も多いでしょう。毎朝子どもの顔を見て、ちょっとした会話をするだけでも子どもの調子が分かるものです。

 

 

 

 

 

さて、気をつけなくてはいけないのが、学校へ行くのを嫌がっている場合です。

 

 

 

 

 

この場合は放っておけば、だんだん夜更かしの時間が長くなっていきます。

 

 

 

 

 

当然朝は起きられませんから、学校へは遅刻がちになり、やがては行かなくなってしまいます。

 

 

 

 

 

そして昼夜逆転の生活が始まってしまうのです。不登校になった子どものほとんどは、この昼夜逆転の生活に陥ります。

 

 

 

 

 

夜中にずっと起きていて、昼間は寝ているというパターンなのです。なぜ、そうなるのでしょうか。

 

 

 

 

 

要するに、夜になると不安で眠れなくなってしまうのです。

 

 

 

 

 

夜、真っ暗な中に一人でいると、いろんなことを思い出して考えてしまいます。

 

 

 

 

 

いじめられていること、成績がなかなか上がらないこと、将来が見えないこと・・・・、いろんな不安がグルグルと頭の中を駆け巡ります。

 

 

 

 

 

そしてどれも悪いほうへ悪いほうへと考えすぎてしまいます。不安感や心配事は夜に襲ってきます。

 

 

 

 

 

これは大人でもよくあることだと思います。

 

 

 

 

 

昼間は大して不安に感じないことも、夜になると急に不安になってしまう、そういうものではないでしょうか。

 

 

 

 

 

不安になった子どもたちは、夜中にゲームやパソコンに夢中になっています。

 

 

 

 

 

これは、ゲームをやりたいから夜更かししているのではありません。たまらない不安から逃れたいためにゲームに没頭せざるを得ないのです。

 

 

 

 

 

この気持ちを親として分かってあげてください。もしゲームが好きで夜更かししているのなら、放っておいても自然に治ります。

 

 

 

 

 

なぜならゲームの面白さよりも睡魔のほうが勝るからです。

 

 

 

 

 

しかし不安感というものは、睡魔にも勝るほど人間にとってはつらいものです。

 

 

 

 

 

もし夜更かしがエスカレートして遅刻が多くなってきたならば、夜の時間をなるべく一緒に過ごすようにしてあげてください。

 

 

 

 

 

けっして「孤室」に追いやってはいけません。同じ部屋に寝るようにしてもいいし、布団に入るぎりぎりまで話をしてもいいと思います。

 

 

 

 

 

学校や勉強の話をするのではなく、好きな芸能人や趣味の話をしましょう。テレビを一緒に見たり、おやつを一緒に食べたり、そんなことでもずいぶんと不安感は和らぐものです。

 

 

 

 

 

自分は一人じゃないんだ、いつもそばに家族がいてくれるんだ、この安心感ほど子どもにとって強いものはありません。

 

 

 

 

 

隣に寝ている母親の寝息を聞くだけで心が休まるものです。そうすることで、不安感は少しずつ小さくなっていくでしょう。

 

 

 

 

 

この時期が、不登校の防止にとってはとても大切です。このときに子どもの気持ちを察することができなかったり、変に突き放したりすれば子どもは心を閉ざしてしまいます。

 

 

 

 

 

そして昼夜逆転の生活に入ってしまうと、親に対してもなかなか心を開かなくなってしまいます。

 

 

 

 

 

そうなってからではたいへんです。「あの時、どうして助けてくれなかったんだ」と子どもたちは叫びます。

 

 

 

 

 

「どうして言ってくれなかったの?」というのは親の理屈です。言いようのない不安感を察してあげるのが親のつとめです。

 

 

 

 

 

子どもの心はけっして理屈では図れないものです。

 

 

 

 

対応

 

 

 

 

 

夜更かしという行動を見るのではなく、なぜ夜更かしをしているのかという理由に注意しましょう。

 

 

 

 

 

友達と同じ深夜番組を見たいのであれば、まだ健全な夜更かしです。あまり日常化しないようにさえ注意していればいいと思います。

 

 

 

 

 

朝も、遅刻しそうになって走っていくようであれば心配はいらないでしょう。

 

 

 

 

 

わたしたち大人はつい夜更かしや遅刻などの表面に目を向けがちです。

 

 

 

 

 

そうではなく、その奥にある理由もよく見てあげることが大切だと思います。

 

 



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