遊び・非行型の不登校
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遊び・非行型の不登校

2019年06月05日(水)11:17 AM

学校に行かず外で友だちと遊んでいる遊び・非行型の不登校は一見気楽そうに見えますが、焦燥感は強いと言えます。

 

 

 

 

 

薬物使用、窃盗、無免許運転などをともなうケースは、児童相談所、警察、病院など多機関ネットワークによる支援が有効です。

 

 

 

 

 

非行を行う子どもの多くは、養育プロセスのなかで傷つき体験を持っており、支援者はそのケアにも心を砕くべきです。

 

 

 

 

 

遊び・非行型の不登校について

 

 

 

 

 

不登校のなかで特に外で遊んだり、非行グループに入ったりして登校が継続できないタイプは「遊び・非行型」不登校と呼ばれています。

 

 

 

 

 

小学校の不登校では100人に1人にも満たない割合ですが、中学校になると1割を超える割合にまで増加します。

 

 

 

 

 

ほかのタイプの不登校では小、中学校間でこうした顕著な差は見られません。

 

 

 

 

 

これは子どもたちが思春期に入り、内面的には学校や家庭の規律にあらがう力を備えると同時に、外に向かって人間関係、行動範囲を広げていくという成長要因が関連しているからです。

 

 

 

 

 

遊び・非行型不登校児の特徴

 

 

 

 

 

遊び・非行型の不登校はいわゆる神経症的登校拒否が注目される以前から存在していましたが、この両者は対照的な特徴を持っていると理解される傾向にありました。

 

 

 

 

 

たとえば「不登校に関する実態調査」という約2万人を対象とした大規模な調査においても遊び・非行型不登校の子どもたちは情緒的混乱型の不登校などと比較して「学校の友人と付き合う」、「家から外出する」、「夜遊びなどをする」など外に向けて行動化する傾向の高さが報告されています。

 

 

 

 

 

しかし同時に「イライラする」、「ものに当たる」、「口論やけんかをする」といった項目も高率になっています。

 

 

 

 

 

学校に行かず外で友人と遊びまわっている行動は外からは自由で気楽そうに見られがちですが、彼らが抱いている焦燥感は強く、けっして充実感を持って生活しているわけではないことがわかります。

 

 

 

 

 

ネットワークによる支援の有効性

 

 

 

 

 

不登校の子どもたちのなかには、登校できないだけではなく、「家から出ることができない」子どもたちも多くいます。

 

 

 

 

 

対照的に遊び・非行型不登校の子どもたちの居場所は家の外であり、その意味では「家にもいることができない」子どもたちと言えます。

 

 

 

 

 

学校にも家庭にも居場所を見つけることができない同じような状況の子どもたちが仲間意識を持って集まり、その中に自分の居場所を見い出そうとしても不思議ではありません。

 

 

 

 

 

しかし、彼らの多くが抱いている焦燥感を集団で発散させようとすれば、それが非行という問題に結びつく可能性は高くなります。

 

 

 

 

 

そしてこうした問題はしばしば家庭や学校以外の場所で起こり、また教育的な指導のみで解決するのが難しくなるため多機関が連携し合って子どもを援助するシステムが求められます。

 

 

 

 

 

特に薬物使用、窃盗、無免許運転、不純異性交遊などのケースにおいては、警察による法的対応、児童相談所による福祉的対応、病院による医療的対応などが必要になる場合があります。

 

 

 

 

 

また複数の機関がネットワークを形成して、有効な支援を実現するには情報の共有と十分な協議を行った上で、共通の目標を設定し各機関が与えられた役割を積極的に担っていく姿勢が欠かせません。

 

 

 

 

 

支援の留意点

 

 

 

 

 

学校に行かずに遊びまわっている子どもや夜間に出歩いて非行を行う子どもたちは、家にひきこもり抑うつ的になっている子どもたちに比べて一見「エネルギッシュで悩みがない」ように映りやすいものです。

 

 

 

 

 

したがって、支援者の方も共感的というよりむしろ批判的、または対立的なアプローチに終始してしまう傾向があります。

 

 

 

 

 

しかしながら、家庭での虐待やネグレクトが非行の要因として影響しているという最近の研究から考えても、非行を行う子どもたちの多くが傷つき体験を持っている可能性は高いと考えられます。

 

 

 

 

 

実際、親から逃げるために虐待回避型非行を行う子どもたちもいるため、支援には子どもの家庭背景や傷つき体験に対して十分な配慮と理解が重要になります。

 

 

 



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