子育て相談~放任主義について~
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子育て相談~放任主義について~

2019年06月02日(日)11:01 PM

「放任主義は間違っているか」悩む母親

 

 

 

 

 

わが家では、どちらかと言えば放任主義で子どもを育てています。

 

 

 

 

 

門限なども特に決めていません。もう中学3年生ですから、自ら判断できる年齢だと思います。

 

 

 

 

 

またそういう判断力も身につけていってほしいと思います。

 

 

 

 

 

お金の使い道にしても本人任せで、要求してくればできるだけ与えるようにしています。

 

 

 

 

 

ところが放任主義はいけないという人もいます。

 

 

 

 

 

わたしのやり方は間違っているのでしょうか。

 

 

 

 

 

回答

 

 

 

 

 

門限をつくるか否か、また何時を門限にするのか。これはどこの家庭でも一度は話し合ったことがあるかもしれません。

 

 

 

 

 

ビシッと決めている家もあれば、曖昧にしているお宅もある、あるいはそんなものは必要ないと言う親もいるでしょう。

 

 

 

 

 

特にこうしなければならないというものではありません。要はバランス感覚を持っているかどうかの問題だと思います。

 

 

 

 

 

例えば門限を5時と決めている家があるとします。5字というのは、おそらく学校からまっすぐに帰ってギリギリ間に合う時間でしょう。

 

 

 

 

 

なのに少しでも遅れると子どもを叱る、子どもにしてみれば友だちと道草をしたいときもあるでしょう。

 

 

 

 

 

みんなは6時に帰ればいいのに、自分だけ5時に帰らなければいけないとしたら、これでは何か仲間はずれになったような気になってしまいます。

 

 

 

 

 

子どもの状況を知らないで親の論理だけで縛るのは、単なる管理になってしまいます。

 

 

 

 

 

本当に子どものことを考えているとは思えません。だからといって門限もなく、7時になろうが8時になろうがかまわない、それもいかがなものでしょうか。

 

 

 

 

 

いつ帰ってくるか分からないから、夕食の準備もままなりません。家庭には家庭のルールというものがあると思います。

 

 

 

 

 

家庭も一つの小さな社会ですから、それぞれがルールを守らなければ家庭は成立しません。

 

 

 

 

 

門限云々の問題ではなく、ルールを守ることへの努力をしているか、そこにこだわるべきだと思います。

 

 

 

 

 

社会に出れば、さまざまなルールが待ち受けています。

 

 

 

 

 

朝9時に会社に行くのもルールですし、お昼の12時に食事をとるというのも大事なルールです。

 

 

 

 

 

みんなが好き勝手に出社し、食べたいときに昼食をとっていたら会社は成り立ちません。

 

 

 

 

 

みんながルールを守ってこそ組織も社会も動くのです。

 

 

 

 

 

ルールを守るということは、互いを思いやるということだと思います。家庭でルールを学びあうことがなければどうなるか、その子はおそらく社会人として孤立の道を歩む可能性があります。

 

 

 

 

 

一人だけ好き勝手なことをしていれば、社会からはみ出してしまうことになるのです。

 

 

 

 

 

約束やルールを守るということは、すなわち他人に対する思いやりの心なのです。

 

 

 

 

 

集合時間に遅れたら友達に迷惑がかかるな、夕食までに帰らなければ母親に手間をかけることになるな、そう思う心こそが大切なのだと思います。

 

 

 

 

 

今日は7時に帰ると言って出かけたのに、8時になっても帰らなければ家族はとても心配をします。

 

 

 

 

 

時間を守らなかったことよりも、家族が心配していたことを強調しましょう。

 

 

 

 

 

お母さんに心配をかけて悪かったなと子ども自身が思えば、門限を破ることもなくなるでしょう。

 

 

 

 

 

こうした思いやりの気持ちを育むためにも、そして社会のルールに適応していくためにも、ある程度の決まりごとはつくっておくべきだと思います。

 

 

 

 

 

しかし何が何でもとがんじがらめにするのではなく、ある程度の幅をもたせておくことです。

 

 

 

 

 

そうしないといわゆる「いい子」としての苦悩を新たに抱えることになります。

 

 

 

 

 

次にお金の問題ですが、子どもの要求どおりに与えるのは考えものです。最近は子どもの数も減り、経済的に豊かになったためにこうした親が増えているのも事実です。

 

 

 

 

 

子どもの望むようにしてあげたいという気持ちもわかりますが、その愛情が子どもの成長を止めていく場合も多々あるのです。

 

 

 

 

 

何かが欲しい、何々がやりたいという欲求を子どもは際限なく持っています。

 

 

 

 

 

その欲求をいちいち親がかなえてやろうとすればどうなるでしょうか。一つは非常に依存的な人間になってしまいます。

 

 

 

 

 

それはそうでしょう。何の努力もしないで誰かが欲求を満たしてくれるのですから、そんな楽なことはありません。

 

 

 

 

 

そしてやがては、自分で欲求を満たそうという気力が失せていきます。

 

 

 

 

 

もう一つ恐ろしいことは、自分の心の中で折り合いがつけられない人間になってしまうことです。

 

 

 

 

 

わたしたちは、常に自分の欲求と現実のギャップに折り合いをつけながら生きています。

 

 

 

 

 

たとえば300万円の車が欲しいという欲求があります。しかし実際は200万円しか持っていないとします。

 

 

 

 

 

そうすると300万円貯まるまで待つか、あるいは200万円の車で妥協するか、このどちらしかありません。

 

 

 

 

 

それが折り合いをつけるということです。もしこれが折り合いをつけられなければどうなるでしょうか。

 

 

 

 

 

欲求を満たすことだけに目が向けられればどうなるでしょうか。極端になれば犯罪にもつながってしまいます。

 

 

 

 

 

最近の少年犯罪を見ていると、とても動機が短絡的です。品物が欲しいから万引きをする、お金が欲しいから人を殺す、とにかく直接的に欲望と行動が結びついています。

 

 

 

 

 

これは非常に恐ろしい現代の特徴です。その大きな原因として、心の折り合いがつけられないことがあります。

 

 

 

 

 

「いきなり型」が増えているように感じます。放任主義も結構、自由なのも結構、ただし自由の中には大きな責任があることを互いに大人も一緒に学びあいたいものです。

 

 

 

 

「対応」

 

 

 

 

 

それぞれの家庭には、それぞれのやり方があります。それは別にかまわないと思います。

 

 

 

 

 

しかし、あくまでも社会のルールや常識を考えながら決めていくことが大切です。

 

 

 

 

 

小遣いにしてもどれくらいの金額が適当なのか、果たして夜遅くまで出歩くことが中学生としての常識なのか。

 

 

 

 

 

常に周りを考えることです。「何をしようがウチの勝手でしょ」と言う親がときどきいます。

 

 

 

 

 

でも、やはり勝手ではありません。なぜならわたしたちはみんな社会の一員として生きているのですから。

 

 



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