子供の社会性の育て方
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子供の社会性の育て方

2019年06月02日(日)11:56 AM

不登校の子どもばかりではなく、子どもたちの社会性は大きな問題です。

 

 

 

 

「他人の迷惑がわからない」「状況判断ができない」・・・・社会的能力の未発達、未学習の問題にどのように取り組んでいけばいいのでしょうか。

 

 

 

 

1.放っておいては身につかない社会性

 

 

 

 

これまで社会性の必要性は語られても、それを具体的にどのように育てるのかについては、あまり考えられてきませんでした。

 

 

 

 

社会性は、子どもの成長過程でいつかは自然に身につくものと考えられてきたからです。

 

 

 

 

しかし社会性は、「本能」ではなく、学習してはじめて身につくものです。

 

 

 

 

お手本があって、模倣して、反復練習して、実践して、はじめて獲得されるものです。

 

 

 

 

2.具体的行動で見る6つの社会的能力

 

 

 

 

(1)自己表現力

 

 

 

 

自分の気持ちや考え、意思などを伝える能力です。「感謝の気持ち・うれしい気持ちをあらわす」「お願いする」「上手にことわる」「相手のことを配慮して話す」などです。

 

 

 

 

「相手の顔を見て話す」「にこやかな表情で話す」など、言葉以外の非言語的な表現も大事です。

 

 

 

 

子どもが何か不適切な表現をしたときには、「こういう言い方をしたほうが、よく伝わるよ」と具体的な表現方法を教えます。

 

 

 

 

ロールプレイングなどを通して練習することもいいでしょう。

 

 

 

 

(2)自己コントロール力

 

 

 

 

「我慢する」「待つ」「耐える」「ゆずる」「折り合う」「歩み寄る」といった力です。

 

 

 

 

不快なこと、苦手なことを克服する力でもあります。

 

 

 

 

その子なりに少しでもそうした力を発揮したときに、「よく我慢できたね」などとしっかりとほめることで身についていきます。

 

 

 

 

(3)状況判断力

 

 

 

 

「今、どんな状況か、何をなすべきか」を判断する力です。雰囲気や相手の表情、動きなど非言語的情報を読む力と、言葉の背後にある意味を理解する力が必要です。

 

 

 

 

その子なりの判断力を引き出すことが大切です。

 

 

 

 

「今、何をすることが優先順位が一番?」「相手は何を伝えたかったのかなあ?」などです。

 

 

 

 

(4)問題解決力

 

 

 

 

周囲の大人が「ああしなさい」と指示ばかりしていては身につきません。

 

 

 

 

「今、何が問題になっている?」「君はどうすればいいと思う?」「どこまでは自分の力でできそう?」「誰に助力を求めればいいかな?」などと問いかけ方を工夫し、自己解決力を育てるのです。

 

 

 

 

(5)親和的能力

 

 

 

 

「いっしょに遊ぶ」「遊びに誘う」「相手を励ます・盛り立てる」「仲直りする」などです。

 

 

 

 

関東自立就労支援センターでは、まず2つの言葉が気軽に言えるようにロールプレイングします。

 

 

 

 

「ありがとう」と「ごめんね」という言葉です。

 

 

 

 

次に「おはよう」などのあいさつ言葉を言えるようにします。さらにクラスの友達の名前をフルネームで覚える練習をします。

 

 

 

 

それから、友達の名前を入れて、これまで練習した「ありがとう」やあいさつを言えるように練習します。

 

 

 

 

これでずいぶん、スムーズな友達関係が作れるのです。

 

 

 

 

(6)思いやり

 

 

 

 

思いやられて育った子どもは、思いやる子どもに育っていきます。

 

 

 

 

もし、その子に思いやりが足りないなと思ったら、まずはその子を思いやることです。

 

 

 

 

どうすることが思いやりなのかわからない子どもには、「こういうふうに言うと、君の思いやりが伝わるよ」と具体的な言葉や行動を教えます。

 

 

 

 

心のエネルギーの補給法とは?

 

 

 

 

子どもたちに、自分の力で自分の心にエネルギーを補給する方法を教えたいものです。

 

 

 

 

子どもが大人になったときに、自分で自分を元気づけ、励まし、自立的に歩む人になってもらいたいからです。

 

 

 

 

1.自分の力で心のエネルギーをチェック

 

 

 

 

先生やお父さん、お母さんから「もっとやる気をだしなさい」と言われても、頭ではわかっていてもやる気が出てこないときがあるかもしれません。

 

 

 

 

何となく、気持ちが落ち着かない、何をやってもつまらない、・・・・・こんな状態にいるときの「不調脱出法」を教えましょう。

 

 

 

 

まず原因をつきとめる

 

 

 

 

なぜ心にエネルギーがたまらないかを自分なりに考えてみましょう。

 

 

 

 

〇 自分の心を不安にさせているものはないか。

 

 

 

 

〇 何か嫌なことにこだわっていたり、意地になっていたりはしていないか。

 

 

 

 

〇 家庭は落ち着いていて、あなたのエネルギー補給基地になっているか。

 

 

 

 

〇 いま、一人ぼっちではないか。

 

 

 

 

〇 学校でいじめや嫌がらせなどが起きていないか。

 

 

 

 

〇 自分ではがんばっていても「結果が出ない」「誰からもほめられたり認められたりしない」ということはないか。

 

 

 

 

〇 「どうせ、僕(わたし)なんて」と自分をあきらめてはいないか。

 

 

 

 

2.今の自分の心を整理する

 

 

 

 

 

以上のリストをもとに、自分の「いま」を整理してみます。

 

 

 

 

いちばんいいのはノートに「いまの自分」を書いてみることです。

 

 

 

 

自分がいま出会っている問題を、①自分の努力しだいでなんとか変わりそうなこと、②自分の努力だけでは変わりそうにないこと、に分類してみましょう。

 

 

 

 

②については、自分以外の誰かの力を借りることが必要です。それは誰かを考えましょう。

 

 

 

 

3.自分の心にエネルギーを補給する方法

 

 

 

 

〇 自分をほめる

 

 

 

 

「自分はけっこうがんばっているなあ」「よくがまんした」などと、自分をたくさんほめてあげましょう。

 

 

 

 

〇 他の人をほめる

 

 

 

 

「〇〇君、部活も勉強も両立させてえらいなあ」「〇〇さん、この前の発表すごくよかったよ」など、他の人に心のエネルギーを送ることも大事です。いつかあなたに返ってくるはずです。

 

 

 

 

〇 ほめてもらう

 

 

 

 

自分の成し遂げたことを、どんな小さなことでもよいから親や先生に報告してほめてもらいましょう。

 

 

 

 

〇 友達と一緒

 

 

 

 

クラスにいなければ、他のクラス、あるいは塾の友達。

 

 

 

 

〇 自分だけの楽しみを持つ

 

 

 

 

「オタク」でもかまわないと思います。鉄道でも音楽でも、本でも何でもいいので自分の世界を持って楽しみましょう。

 

 

 

 

〇 身体を休める

 

 

 

 

ぐっすり寝る、何もしないで好きなことをしてゆったり時間を過ごす、ゆっくりお風呂に入る、健康な体は心の土台です。

 

 

 

 

〇 誰かに相談する

 

 

 

 

心のもやもやを誰かに聞いてもらって整理する。両親、先生、友達、兄弟、カウンセラー、養護教諭など身近にいる人に積極的に相談してみましょう。

 

 

 

 

〇 家族に甘えてみる

 

 

 

 

心がピンチなときは家族に甘えてみましょう。

 

 

 



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関東自立就労支援センター
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活動内容
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