不登校の子供との接し方
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不登校の子供との接し方

2019年06月01日(土)11:10 PM

不登校の状態が安定期に入ると、子どもが親に意見を求めてくることがあります。

 

 

 

 

 

「この学校を受験したいんだけど」「バイクの免許を取りたいんだけど」などの相談です。

 

 

 

 

 

「抑圧的」な親はこれまで、「そんな学校、ほんとうに行けるの?」「バイクなんて危ないからだめ」などと即答して、子どもを怒らせてしまうという失敗をしてきました。

 

 

 

 

 

子どもに親の判断を押しつけてきたわけです。

 

 

 

 

 

あるケースでは、不登校の子どもが、「フリースクールに行きたい」と言い出したとき、親はうれしくなってどんどん資料を集め、どこに行かせるか決めようとしたことがありました。

 

 

 

 

 

しかし、子どもは「家にずっといると悪い」と思って言っただけで、結局、子どもは反発し、暴言や暴力がひどくなってしまいました。

 

 

 

 

 

こうした親の押しつけをやめるにはどうしたらいいでしょうか。

 

 

 

 

例えば、子どもが「免許を取りたい」と相談を持ちかけてきたら、即答せずにまず「うんうん」話を聞きます。

 

 

 

 

 

そして、「ちょっと考えてみるわ」「もう少し考えてみたら」「すぐに答えを出さなくてもいいんじゃないの」などと一拍置きます。

 

 

 

 

 

数日後や数週間後に子どもがまた要求してきたら、「そうねえ」と話を聞けばいいのです。

 

 

 

 

 

それだけで子どもは「いつもと違うなあ」と思います。

 

 

 

 

 

加えて、子どもは自分で考えて答えを出そうとします。

 

 

 

 

 

自分で資料を取り寄せ、「これだけお金がかかるんだけど」などと言ってきます。

 

 

 

 

 

「悪いけど、そんなお金、ないわ」と返答すると、また考えます。

 

 

 

 

 

しばらくすると、「じゃあ、自分でアルバイトするからいいかな」と言ってきます。

 

 

 

 

 

子どもが自分で考えて出した結論だから、責任を持って行動するようになります。

 

 

 

 

 

それが結局うまくいかなくても、親のせいにすることがなくなります。

 

 

 

 

 

親がすぐに答えを出さず、子どもが自分で答えを出すようにすることがポイントです。

 

 

 

 

 

これは、子どもの考えを頭から否定しないということでもあります。

 

 

 

 

親が「それは正しくない」と思っていても、ちょっとその考えを脇に置いて子どもの考えを認めると、子どもはうれしくなります。

 

 

 

 

 

そして、後で自分で考えてみて、「やっぱりまずかった」と改めるものです。

 

 

 

 

 

ですから、親は「もの知り博士」になってはいけません。

 

 

 

 

 

それでは、子どもが親のロボットになってしまうだけです。

 

 

 

 

 

たとえ子どもが間違っていても、知らないふりをして見守る姿勢が大切です。

 

 

 

 

 

沈黙に耐える

 

 

 

 

 

「抑圧的」な親は、沈黙が苦手な傾向があります。

 

 

 

 

 

会話が途切れると気まずく感じたり、相手に失礼だと思ったりして、つい話をしてしまいます。

 

 

 

 

 

しかし、今まで早口でまくし立てていた「抑圧的」な親が黙っていると、子どもに自分で考える時間を与えるようになります。

 

 

 

 

 

多くの男性や「優柔不断タイプ」の親は、沈黙を普通に実践しています。

 

 

 

 

 

それを真似すればいいのです。

 

 

 

 

 

「子どもが意見を求めてきたとき」も、沈黙は有効です。

 

 

 

 

 

子どもが「免許を取ってバイクを買いたい。ローンを組んで買う」などと言ってきても、すぐに「そんなことできるわけないじゃない」と言わずに「そうねえ」と言って後は黙っていればいいのです。

 

 

 

 

 

親がすぐに答えを与えずに黙っていると、子どもは親が何を考えているのか分からなくなって、自分で一生懸命考えるようになります。

 

 

 

 

 

それが、子どもが自立して自分の人生を歩む一つのきっかけになります。

 

 

 

 

 

子どもが意見を求めてきたことをもって、「以前は話しかけてもくれなかったのに、話をしてくれるようになった」と喜んでいればいいのです。

 

 

 

 

 

ここでの沈黙は、親子の信頼関係が少し深まったことを喜び、それ以上は望まないという意味でもあります。

 

 

 

 

 

「抑圧的」な親は、自分の子どもを実際よりも下の年齢に見て、過保護的に育てる傾向があります。

 

 

 

 

 

心配で、子どもから手が話せない状態です。

 

 

 

 

 

小学校6年生の子どもに洋服を着せてやっている母親がいましたが、小学校低学年以下に見ているのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

逆に、実際よりも1歳から2歳ぐらい上の年齢として扱うと、ちょうどいいさじ加減になります。

 

 

 

 

 

小学6年生を中学生として扱うとどうなるでしょうか。

 

 

 

 

 

親が手をかける必要のないことがたくさんあることに気づくはずです。

 

 

 

 

 

子育ての視点が、かなり変わってくることが実感できると思います。

 

 

 

 

 

子どもをほめるレベルを下げてみる

 

 

 

 

 

子どもが不登校を克服するということは、子どもが自分の足で自分の人生を歩いていけるようになることです。

 

 

 

 

 

そのために大事なことは、親が子どもをほめることです。

 

 

 

 

 

「抑圧的」な親は、基本的にあまり子どもをほめません。

 

 

 

 

 

何かにつけて「子どもの成績が悪い」「勉強をさぼっている」と叱り、最高評価の教科があっても何も言わないこともよくあります。

 

 

 

 

 

子どもをほめるときのポイントは、ほめるレベルを下げることです。

 

 

 

 

 

最高評価がたった一つしかなくても、それをほめてあげると子どもは喜びます。

 

 

 

 

 

「足ることを知る」という言葉がありますが、満足レベルを下げればいいのです。

 

 

 

 

 

10点満点でなければ満足しなかったのを1点までハードルを下げると、それ以上は全部ほめる材料になります。

 

 

 

 

 

今まで子どもができて当たり前と思っていたものすべてがほめる対象になります。

 

 

 

 

 

勉強だけではありません。お風呂のお湯を入れてくれるだけでもほめます。

 

 

 

 

 

犬の散歩をしてくれるだけでもほめます。少しだけ朝早く起きてもほめます。料理を食べてくれたらほめます。

 

 

 

 

 

日常の中で子どもができた、些細なことをとにかくほめるのです。

 

 

 

 

 

子どもの「いいところ発見ノート」をつくり、毎日書き出してもいいでしょう。

 

 

 

 

 

すばらしさのリストアップをどんどんしてみましょう。

 

 

 

 

 

子どもに感謝する気持ちが大切

 

 

 

 

 

心から子どもをほめるには、「食器を片づけてくれてありがとう」というような感謝の気持ちが大切です。

 

 

 

 

 

「子どものほうから『おはよう』と言ってくれた。ありがとう」という気持ちは、相手に確実に伝わります。

 

 

 

 

 

やがては、「生きていてくれてありがとう」と、子どものごく当たり前のことにも感謝できるようになってきます。

 

 

 

 

 

子どもは、親にほめられることが一番うれしいのです。

 

 

 

 

 

今までは親から「あれもできない」「これもできない」と否定され続け、いつまでたっても合格点がもらえませんでした。

 

 

 

 

 

「抑圧的」な親は厳しくするのが子育てだと思っている傾向があります。

 

 

 

 

 

そのために子どもは心が萎え、エネルギー切れになり、不登校にまでなりました。

 

 

 

 

 

ほめられるようになると、また精神的なエネルギーがたまってきます。

 

 

 

 

 

子どもは自信と自己評価を回復し、その結果、自分の足で人生を歩き始めることができるのです。

 

 

 



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