なぜ、不登校になるのか
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なぜ、不登校になるのか

2019年05月27日(月)10:15 AM

なぜ、不登校になるのか

 

 

 

 

不登校の子どもは、まじめであり周りの人に気を使う性格の人が少なくありません。

 

 

 

 

 

気苦労をする性格なのです。見かけは無頓着に見えても、小さい時から父母や兄弟にも気を使っているのです。

 

 

 

 

 

学校でも先生に頼りにされ、委員の仕事もきちんとこなしています。

 

 

 

 

 

何事も敏感に感じ、友達にも気を使っています。親も周りの人も自分のことを安心して、自分に気を使ってくれないのですが、本人はクラスに30人いれば30通りの気を使っています。

 

 

 

 

 

気を使っても、食い違いが起こってしまうことがあります。気配りをして疲れるだけでなく、周りとしっくりいかなくなるのです。

 

 

 

 

 

小学校4年生くらいから、子どもの世界には残酷な人間関係が展開する年齢になります。

 

 

 

 

 

からかう、冗談を言い合うなど、どろどろしてきます。生真面目で過敏で、人間関係がしっくりいかない、と肌で感じている子は、周りと一生懸命に合わせようとします。

 

 

 

 

 

見かけだけを合わせようとするので、合わせ疲れをしてしまうのです。また、自分が傷つかないように努力します。

 

 

 

 

 

言葉を使ってフォローするので、友達は冗談を言っているのにフォローされるとしっくりしません。

 

 

 

 

 

フォローしたほうも、しっくりしないと感じます。

 

 

 

 

 

形はなんとかやっているけれど、自分の本音を出せなくなります。それを直す方法を知らないのです。

 

 

 

 

 

自己主張が下手なために、だんだんしっくりいかなくなります。嫌味やからかいに不安になり、相手に合わせようとするため、相手が自分をどのように見ているか不安になります。

 

 

 

 

 

それでもがんばって学校に行くのです。もう、駄目だという何かが起こったとき、行けなくなるのです。

 

 

 

 

 

例えば、クラス替えで自分を傷つけた友達とまた同じクラスになったり、自分のことをわかってくれていた担任の先生が変わったなどをきっかけとして行けなくなります。

 

 

 

 

 

休んでからの子どもの状態

 

 

 

 

 

子どもは、この不安を揺すられないように整理する時間が必要なのです。揺すられると抵抗します。

 

 

 

 

 

親からすると、怠けてダラダラしているように見えます。子どもはゲームをしたり、CDを聞いたりしていると安心できるのです。

 

 

 

 

 

親は休むのなら家で勉強してほしいと思っています。一般に、父親がいろいろ言うので、父親を嫌うようになることが多く見られます。

 

 

 

 

 

子どもはこんなに心がドロドロしているときに、勉強なんか落ち着いてできないのです。

 

 

 

 

 

休んでゲームなどをしながら考えていると、ごちゃごちゃになっていた感情の中で軽い感情が上に行き、重い感情が下へ下がります。

 

 

 

 

 

過去にこだわる状態になりますので、「おまえがあんなことをやったから」とこだわっているうちに、その感情は軽くなっていきます。

 

 

 

 

 

そうすると後悔するものが出てきて、対人恐怖が出てきます。焦る気持ちも出てきます。

 

 

 

 

 

そうしているうちに、だんだん気持ちの整理がついてきます。不安の少ないところを見つけて行動できるようになります。

 

 

 

 

 

夜中に外へ出て行きます。うまくいかずに、またこもるときもあります。憂うつ、悲しみがまだ残っているのです。そのときは、また整理をつけ直します。

 

 

 

 

 

不安が解決する経過

 

 

 

 

 

子どもの内面は、不安が全部ごちゃまぜになって、正体のわからない不安に押しつぶされた状況になっています。

 

 

 

 

 

休んでいるうちに、少しずつ整理されてきて、不安の少ないものから一つずつ表面に浮かんできて分離されて解決されていくのです。

 

 

 

 

 

ゲームをしながら、「あのとき、あんなに気にしないで黙っていればよかった」とか「黙っていないで言ってやればよかった」などと疑似体験をしてやり直して自分を納得させて自分の中で解決し、社会復帰の力をつけていくのです。

 

 

 

 

 

この休息は、中途半端にすると不安や混乱を長期化させる原因になります。

 

 

 

 

 

このとき、長くひきこもり状態にならないために

 

 

 

 

 

①本人が自分の中で整理するところまで、信用して任せることが必要です。

 

 

 

 

 

②本人はごたごた物を言います。真っ当なことはあまり言いません。言ったこととやることは一致しません。

 

 

 

 

 

このような時期は、子どもの言うことを否定しないで肯定してください。注意したり、命じることはなるべく避けてください。

 

 

 

 

 

③整理途上に言う言葉に反応しないでください。「暇だ」「退屈だ」「面倒くさい」などとよく言います。

 

 

 

 

 

言葉で言っているときは、行動に移しにくい状態のときで、行動するときは黙って行動するようになります。

 

 

 

 

 

④刺激は間接的にしてください。学校の刺激は与えないようにしてください。子どもの要求にはすぐ対応しないでください。

 

 

 

 

 

口に出して言ったときは、まだ迷っているときなのです。もう一度、強く要求されてから対応してください。

 

 

 

 

 

プリントやパンフレットなど本人が見ようと思えば見られるところに置いておいて「見たでしょ」などと言わないようにします。

 

 

 

 

 

必要なところは蛍光ペンなどで、印をつけておいたりします。

 

 

 

 

 

一般に電話は、とっさにどう答えてよいかわからないので嫌がります。耳からの刺激は避けたほうがよいので、メッセージは紙に書いておくほうがよいようです。

 

 

 

 

 

子どもは愛の感情と、人を信頼することができないと外に出られないのです。

 

 

 

 

 

ここで、母親を必要とするようになります。甘えてきます。

 

 

 

 

 

母親にべったり甘えてきたらもう大丈夫と思ってよいのです。子どもは、小さいときにやり残したところに戻ってやり直します。

 

 

 

 

 

小さいときにやり残していなければ甘えません。子どもは不安を整理して自立していきます。

 

 

 

 

 

社会性は、また本人が自分でつくって、あっという間に年齢相応のところに追いついていきます。

 

 

 

 

 

周りが本人に任せられるかどうかで、長引くか早く終わるかのポイントになると思ってください。

 

 

 



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