大学中退後、ニートになった青年
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大学中退後、ニートになった青年

2019年05月26日(日)8:13 PM

現在、考えられないような事件が非常に多く、殺人事件や凶悪な事件が毎日のように起きています。

 

 

 

 

 

考えられない事件とは、少年や青年による無差別殺人、警察の取調べでは「誰でもよかった」とありえない発言を平然としています。

 

 

 

 

 

このような事件を見聞きすると、怒りがこみ上げ、表現にできないほどです。それだけではなく、子どもが親を殺し、また親が子どもを平気で虐待、殺めることも珍しくありません。

 

 

 

 

 

わたしは「今の日本は絶対におかしい方向に進んでいる」と思っています。なぜこんな社会になってしまったのでしょうか。

 

 

 

 

 

未然に防ぐ手段は?解決策はあるのか?と事件が起こるたびに思いふけりますが、わたしなりに一つしかないと考えています。

 

 

 

 

 

そんなある凶悪事件の後、わたしのもとに一件の相談がありました。電話からの相談で口調は慌ただしく、早急な面接を要望してきたのです。

 

 

 

 

 

もうこの時点でわたしの心の中で「ピーン」ときて「このニュースを見てかなり焦りを感じたのだな、たぶん、子どもは同じような性格、環境、状況だな、これはかなり難しい子だぞ」と心の中で思っていました。

 

 

 

 

 

面接の当日、待ち合わせ場所に向かうわたしを遠くから待ち構えている両親を目に留めました。

 

 

 

 

 

母親は手さげバックを手にかけて、少し険しい表情をしていました。

 

 

 

 

 

相談内容は息子のことであり、現在、24歳の無職です。高校くらいから目立つ行為が始まり、大学に入学したのはいいのですが半年でやる気がなくなり中退、アルバイトを転々としましたがどこへいっても人間関係がうまくいかず、現在は何もしていないといいます。

 

 

 

 

 

ここで問題なのは高校くらいからの目立つ行為です。どうやら動物虐待、時には殺してしまうこともあったらしいのです。

 

 

 

 

 

親はその行為を高校からやっていたことに一切気づかなかったようです。

 

 

 

 

 

最近、本人の洋服に血が大量に付着していたことをきっかけに問い詰めたらやっと答えたようです。

 

 

 

 

 

その話を聞いて両親を度肝を抜かされ、またやるのではないかという連鎖反応をかなり恐れていました。

 

 

 

 

 

それで慌てて相談に来たという経緯です。そして、この息子は昔からおとなしく、内気な性格であったようです。

 

 

 

 

 

今までも両親への反発などは一切なく、親としても安心していたようです。

 

 

 

 

 

わたしは寒気がしました。動物を虐待する行為も行為ですが、それよりも親であり、いっしょに生活を営みながら息子の行為に気づかなかった親に対してです。

 

 

 

 

 

おとなしく反発もしないから安心しているのはいいですが、肝心の本人の心はとっくに崩壊しています。

 

 

 

 

 

それに気づかない親も親ではないでしょうか。いったい子どものどこを見ているのでしょうか。

 

 

 

 

 

それにもうひとつあります。「お父さん、お母さん、息子さんの状況はよくわかりました。

 

 

 

 

 

しかし、今の状況ではわたしはこの件を解決できません」と答えたのです。

 

 

 

 

 

両親とも泡をくい、すぐさま「どうしてですか?」と返ってきました。

 

 

 

 

 

そして、「息子さんに対して今まで何をしてあげましたか?今の状況を両親で食い止めようと正面から一度でも向き合いましたか?

 

 

 

 

 

わたしのところに来る親は何度も理解しよう、どうしたら打ち解けるのか?と試行錯誤してどうしようもなくなってから相談に来ます。

 

 

 

 

 

何もしないで他人であるわたしに預けてもうまくいきようがありません。

 

 

 

 

 

もしかしたら、両親の必死な姿、懸命な説得、豊かな包容力によってこの子は立ち直る可能性がありませんか?

 

 

 

 

 

まだ、わたしが出る出番ではないのです。わたしはいつでも協力します。そして可能な限りアドバイスは送れるでしょう。

 

 

 

 

 

そして、親がやれるだけやり、それでも息子の心が離れていったときこそわたしの出番でもあるのです。

 

 

 

 

 

だからまずしっかり向き合ってください。高校から見抜けなかった部分を取り戻してください。

 

 

 

 

 

関心を持って見てあげてください。そうすれば必ず見えてくるものが何かあるはずです。」

 

 

 

 

 

両親はふと我に返っていました。事件と息子を被らせ、うちの子が犯罪を起こすのではないかと思い、いてもたってもいられなくなって急いで相談に来たようです。

 

 

 

 

 

相談に来たのはいいのですが、わたしに頼む、預けることとはまた別の問題です。

 

 

 

 

 

まずは両親が、自分の息子に対して悔いのないぐらい懸命に真正面からぶつかってほしいと思いました。

 

 

 

 

 

そこからでも遅くはないはずです。

 

 

 

 

 

若者の生きづらさについて

 

 

 

 

 

若者たちの困難は、ひきこもりだけでなくさまざまな形で現れ、社会問題なっています。

 

 

 

 

 

90年代からの長期不況が若者たちの生きづらさをさらに深め、ひきこもり問題にも影響していることは多方面から指摘されています。

 

 

 

 

 

世界経済の混乱・低迷が続いています。いつの時代も不況は弱者、特に若者層を襲うといわれています。

 

 

 

 

 

現在もその例に漏れず、世界各国で若年層の失業が著しく、当然就業形態もきびしいものです。

 

 

 

 

 

「市場原理主義」の新自由主義経済ではコスト削減が著しく、各国とも財政悪化を理由に国民生活が圧迫されています。

 

 

 

 

 

2013年11月のユーロ圏青年失業率(15~24歳)は24.2%です。

 

 

 

 

 

スペイン、ギリシアで50%を上回り、イタリアが40%台です。日本は8.1%です。

 

 

 

 

 

この数値だけ見ると、わが国はまだましなどという声も出てきたりしますが、わが国では女性が家庭にいることを家族も本人も「家事手伝い」として失業者数に入れないなど、失業数の算定が実態を正確に反映していないことも見ておかなければなりません。

 

 



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団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
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理事:
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理事:
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住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援