定時制高校に通う子供の相談
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定時制高校に通う子供の相談

2019年05月25日(土)11:01 PM

「相談事例」

 

 

 

 

 

娘は現在、定時制高校に通っています。高校二年の時に転校して、進学コースに編入したところ、英語の補習授業を受けているときに登校できなくなりました。

 

 

 

 

 

それからは家にいて食事の用意などをしていますが、どのように対応したらよいかわかりません。

 

 

 

 

 

子供は、「これまでお母さんに勉強ばかりさせられた」「お母さんに言われてこうせざるを得なかった」「お母さんは、友達と遊ぶ時間も与えてくれなかった」と私に訴え続けています。

 

 

 

 

 

「回答」

 

 

 

 

 

過去に受けてきた圧力が、現在学校に行けなくしている原因の一つであることはまず確かでしょう。これは、本人が母親に語っていることで明らかです。

 

 

 

 

 

とすると、まず家で子供が母親に語っていることを十分に聞いてやることがまず必要になってきます。

 

 

 

 

 

というのも、子供の心の中には、長年にわたって多くのちりが積もりに積もっているのです。

 

 

 

 

 

お子さんは、母親が要求することに忠実に従い、そうすることで親に認められる存在になろうと努力してきたのでしょう。

 

 

 

 

 

小・中学生の間はそれでよかったのでしょうが、自分の在り方に目がいく時期になって、今までの自分があまりに自分の意志で動いていなかったことに気づき始めたのです。

 

 

 

 

 

今の自分というものが、自分らしい自分ではなく、大人、特に親のいいなりになってつくられてきたものに思えてきて、それに疑問を抱くようになったのでしょう。

 

 

 

 

 

もちろん、過去において、子供が母親の言うとおりにすることに何らかの不満を持ちつつも、母親に気に入られる自分であろうとしてきたことは、ある意味で自然な行動であるといえます。

 

 

 

 

 

つまり、人間の心の成長において、子供は親によって存在として認められ、その後、自分の行為・行動の責任を問われる働きとしての自己へと移行していくのです。

 

 

 

 

 

その際に、子供は過去を振り返り、自己が十分に認められてきたことを確認できて初めて、働きとしての自己のあり方を模索し始めるのです。

 

 

 

 

 

その際に、第二反抗期へと突入することになります。この時に、振り返ってあまりに自己が認められない形で成長してきたと感じられた場合、次の成長に移る前に一定の猶予期間を必要とするのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

そのときに不登校という形をとることもあるでしょう。

 

 

 

 

 

この際、親は子供の心のちりがなくなるまでその不満について聞いてやることです。

 

 

 

 

 

それがなくなった時、たいていの場合、子供は自分から動きだすものです。

 

 

 

 

 

もちろん、こういったちりは、簡単に掃除できるものではないことも知っておくことが重要でしょう。

 

 

 

 

 

「相談事例」  いじめにあって不登校に

 

 

 

 

 

私の子供は小学校のときにいじめにあい、その後、学校に行けなくなってしまいました。クラスの子供から殴るけるの暴力を受けたのです。

 

 

 

 

 

それからは、人とかかわることにさえ恐怖を抱いている様子です。

 

 

 

 

 

「回答」

 

 

 

 

 

小学校の時のいじめが、心の深い傷つき(心的外傷体験)として残されているというのが、まずこの問題の中心になっています。

 

 

 

 

 

いじめの被害者は、周りが想像している以上の傷つきを体験しているものであって、しかも一過性の問題として通過していってくれません。

 

 

 

 

 

状況によっては、その人格の成長にさえも影響を及ぼすほどになることもあります。

 

 

 

 

 

それらの問題をある程度、軽減させておいてやらないと、学校に行く行かないという問題ではなくその先の子供の精神的な成長、人格形成にさえも何らかの問題を含んできてしまう可能性を持っています。

 

 

 

 

 

傷ついてしまった心をいやしていくには、親の受容的なかかわりと、心の世界の表現とが必要です。

 

 

 

 

 

いじめられた体験は、他人に対する信頼感を失い、信じられるものは自分だけということになり、ナルシスティックな世界に陥り、ある時にはその孤独感に押しつぶされてしまったり、人との関係を避けて引きこもってしまったり、またそのためにますます社会的な関係を失っていく結果、パーソナリティーの変質をまねくことにもなりかねません。

 

 

 

 

 

信頼関係の回復と、また、もう一つの方向性としていじめの問題を単純に加害者だけの責任としてしまわずに、自分自身の内面の成長のきっかけとするために、自分はどうであったかというところにも目を向けておく必要性があると思われます。

 

 

 

 

 

しかし、そこまで、追求できるようになるのも、心の傷つきの軽減が行われてきてはじめて可能になるのです。

 

 

 

 

 

まずは、心の傷の癒しをすることが先決です。

 

 

 

 

 

「相談事例」   不登校からひきこもりへ

 

 

 

 

 

私の息子は中学卒業までは順調に来ましたが、高校生になってから突然学校へ行かなくなってしまいました。部活にだけは参加しています。

 

 

 

 

 

母親の私があまり口やかましく注意ばかりしたために、子供は行けなくなってしまったのだと思います。

 

 

 

 

 

兄が有名国立大学に入学したため、この子にも期待して勉強をさせたのが悪かったのかもしれません。

 

 

 

 

 

今は家のなかに引きこもってしまっています。今後、親としてどのように対応したらいいのでしょうか。

 

 

 

 

 

「回答」

 

 

 

 

 

兄弟にはそれぞれの特質があります。その特質を見抜いてやり、親としてそれぞれに合ったものを準備してやるように心がけなければなりません。

 

 

 

 

 

通りいっぺんに有名国立大学に行くことだけが、子供にとっていいことと思いがちの親にとって、兄と同じように弟にも期待をかけてしまうのも仕方がないともいえますが、しかし、そろぞれの子供の個性を十分に配慮してかからなければ、子供たちは自分のするべきことを見失うことになります。

 

 

 

 

 

また、自分のやりたいと思うことを自分で決断する能力を失ってしまう可能性を持つことになります。

 

 

 

 

 

部屋にひきこもっているということが、この子供の自己主張であると考えると、現在のところ部屋から出てくるように強制するのではなく、子供のやれるように待ってやることが必要でしょう。

 

 

 

 

 

つまり、子どもは自分なりに自分の身の振り方を考えている最中であるということも考えられますから、外からせかしたり、焦らせたりすることは禁物です。

 

 

 

 

 

ただ、部屋の中の様子を時折うかがったり、食事のときに声をかけたりといった働きかけを忘れてはいけません。

 

 

 

 

 

待つということは、子供の反応に十分神経を使いながらせかさないことであって、待つと称して放任になってしまってはいけません。

 

 

 

 

 

また、ひきこもっているとはいえ、例えば部屋の中で大きく音楽をかけたりといった形で、自分の状態を外に流れだす形で表現しているようであれば、そのメッセージに耳を傾けることが必要になります。

 

 

 

 

 

母親自身も言うように、うるさく言いすぎたところがあって、子供が自分の生き方を自分で模索する時期を持てず、今やっと子供が自分の在り方を模索しだしたのかもしれません。

 

 

 

 

 

現在の行動は、子供が親の言いなりにならないようにするために、避難した姿であるととることもできます。

 

 

 



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