子供の男女交際のお手本は両親の夫婦関係
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子供の男女交際のお手本は両親の夫婦関係

2019年05月22日(水)8:07 PM

男女交際ができるということは、ある程度人間関係の基盤ができているとみていいと思います。

 

 

 

 

 

なぜなら、人との間のとり方、距離感が取れていてこそ交際ができるからです。

 

 

 

 

 

ところで関東自立就労支援センターに相談に来る人間関係が不得意な子ども達のほとんどは、それまでに思い切り誰かに甘えたり、誰かから甘えられたという経験が少ないようです。

 

 

 

 

 

甘えや嘆きを口に出すことなく、「いい子」を演じ続けてきた子どもたちが多い傾向があります。

 

 

 

 

 

そのために、恋愛のようにお互いに依存しあう関係に慣れていないのです。

 

 

 

 

 

したがって、恋愛のイメージも湧きにくいようです。だから恋愛を「性」だけでとらえてしまいがちで、なかには恋愛を「汚れたもの」とイメージしている子どももいます。

 

 

 

 

 

そこに「恋愛をしていては勉強がおろそかになる」という親からの抑圧も加わって、どんどん自分の生活から恋愛を遠ざけてきたのです。

 

 

 

 

 

したがって良きにつけ悪しきにつけ、恋愛のイメージが極端に偏っているのです。

 

 

 

 

 

即、性に直結してしまう子から、あこがれになっている子までさまざまです。

 

 

 

 

 

また、人との距離感を学んでいないために恋愛を告げる行為が極端な表現になりやすいのです。

 

 

 

 

 

20歳を過ぎても一度も女性を好きになった経験がない、という青年も珍しくありません。

 

 

 

 

 

もちろん、そんな感情は多少は持っていたわけですが、どのように具体化(関係を作る)するかで見当もつかないのです。

 

 

 

 

 

人間関係が希薄だと、きっかけすら見えてこないのです。そこで恋愛そのものを早くからあきらめていたのです。

 

 

 

 

 

そういう彼らが相談に訪れ、人と触れ合うことで人間関係を知り、人間関係を取り戻していくと変わっていくのです。

 

 

 

 

 

人間関係のなかで甘えたり甘えられることを覚えていくうちに、その緊張感がわかり、「間」を学び「恋愛できる」自信を獲得していくのです。

 

 

 

 

 

こうして考えると、男女交際には、人間関係の達成度を測定する役目があるのかもしれません。

 

 

 

 

 

そして、とかく選択の余地がない、抑圧的な学校で見つけた「俺の彼女」や「わたしの彼氏」は、子どもたちがアイデンティティーを獲得していくための大切なプロセス、そう見ることもできるのです。

 

 

 

 

 

お手本は両親の夫婦関係

 

 

 

 

 

まだまだ子どもだと思っていた娘や息子に、彼氏や彼女が出来た・・・・、勉強への悪影響と同時に頭をかすめるのは、「性的モラル」をどう教えていくかということでしょう。

 

 

 

 

 

性教育は小学校のときから詳しく学んでいるわけで、いまさら親が教えることなどなさそうです。

 

 

 

 

 

家庭では性教育ではなく、命の教育、つまり「命の大切さ」を教えるべきでしょう。

 

 

 

 

 

できれば、思春期になる前から命の大切さを教えておき、思春期になって性的モラルへと結びつくようにしたいものです。

 

 

 

 

 

また、男の性は性的な興味や関心が先にあって、それを特定の異性に対して向けていくものです。

 

 

 

 

 

女の性は特定な異性と親しくなる過程で性的関心を触発されるものです。そうした性に対する男女のスタンスの取り方の違いを、思春期にはきちんと伝えておく必要があるでしょう。

 

 

 

 

 

ところが最近はメディアから流れてくる「性情報」によって、恋愛感情があっての性なのに、それとは別に性そのものを遊び感覚で楽しむ関係も出ています。

 

 

 

 

 

だからそういった認識を男女どちらか一方が知らないでいると、とんでもないトラブルも起こってしまうのです。

 

 

 

 

 

また、性的な触れ合いだけが愛し合うことではないことも、改めて教えておきたいものです。

 

 

 

 

 

そこで、お父さんとお母さんの登場です。男女関係の一番のお手本は、一番身近にいる両親なのです。

 

 

 

 

 

離婚をした両親のことを思い出す、17歳の少女の言葉です。

 

 

 

 

 

「わたしはね、お父さんがお母さんのひざ枕で耳あかを取ってもらっている姿が、一番好きだったの」

 

 

 

 

 

父親の浪費癖が原因で離婚した両親ですが、やはり父親のことは忘れられないのです。

 

 

 

 

 

そして幸せだった頃の象徴として鮮明に思い出すのは、両親が愛し合っている様子を見ることができた、耳あかを取るという何気ない日常の光景だったのです。

 

 

 

 

 

もう一つ、離婚はしないものの、両親の不仲を見せられ続けた少女が、面接の最中に言ったひと言です。

 

 

 

 

 

「お父さんとお母さんは、本当に職場結婚だったの・・・・・?」不仲の両親を見るにつけ、かつて職場恋愛というかたちをとって結婚したことが信じられないのでしょう。

 

 

 

 

 

両親の不仲を見続けて、恋愛とはこういうものなの・・・・・・?と、絶望している少女です。

 

 

 

 

 

以前、引きこもりの子どもたちに「これから家族を作り直していくとしたら、何を求めるか」という問いかけをしたことがありましたが、「母と父が愛し合ってほしい」というのが予想以上にたくさんありました。

 

 

 

 

 

人間関係につまずいた子どもは、人間関係のお手本を求めます。そして、両親の夫婦関係に「愛」を見つけて安心したいと願うのです。

 

 

 

 

 

「愛」と「性」に対してピュア(純粋)な感情を持つ思春期の子どもたちは、両親という男と女の組み合わせから、居心地はいいけれど、「一方通行ではない愛」を家庭のなかで無意識のうちに学んでいるのでしょう。

 

 



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