不登校の子供の気持ち
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不登校の子供の気持ち

2019年05月21日(火)12:06 PM

子どもが不登校になると、さまざまな現象をひき起こします。

 

 

 

 

 

学校を休む直接のきっかけは、「いじめ」であったり、「学業不振」であったり、「恥をかかされた」であったり、「裏切られた」であったりとさまざまです。

 

 

 

 

 

その「いじめ」、「学業不振」、「恥」、「裏切り」などは、思春期前後の子どもたちならたいがい体験していますが、体験した子どもがすべて不登校になるわけではありません。

 

 

 

 

 

このような「きっかけ」は、不登校になっていくための一要因でしかあり得ません。

 

 

 

 

 

どんな子どもにも、家庭、地域、学校という三つの環境があります。あるいは、三つの社会に所属しているといってもさしつかえないでしょう。

 

 

 

 

 

不登校になっていく子どもにはこれら三つの環境のいずれかにおいて、不都合なことや不利益なことやつらいことや不満なことが引きおこされ続けている可能性があります。

 

 

 

 

 

嫌なことが気になるような環境に居続けている場合もあります。しかし、嫌な環境に居続ける子どもがすべて不登校になっていくとは限りません。

 

 

 

 

 

環境要因も、不登校になっていくための一要因でしかあり得ません。本人の性質気質に関していえば、「何事に関してもみんなから嫌われたくないために、無理をしてでもやっていた」り、「反対意見があっても、他の子どもからの反論を恐れて、何も言わなかった(言えなかった)」という子どもは多くいます。

 

 

 

 

 

また、「失敗をする可能性があるなら、最初から手をつけない」ような状態にあったり、「恥をかきそうな場面は、常に回避していた」りしていた子どももかなりいます。

 

 

 

 

 

「人と深くつきあうと、裏切られたときに嫌な気持ちになるから、表面的なつきあいだけにしていた」子どももたくさんいました。

 

 

 

 

 

しかし、このような性質気質の子どもが必ずしも不登校になっていくわけではありません。

 

 

 

 

 

これら「きっかけ」「環境」「性質・気質」の要因が偶然に重なることで、不登校は成立していきます。

 

 

 

 

 

しかし、「きっかけ」に関していえば、心の傷にまでなるほどのひどすぎるいじめなどは、「きっかけ」だけの単独要因でも、不登校は成立してしまいます。

 

 

 

 

 

また、学校環境で教師のひどい暴言や暴力なども単独で不登校を成立させるためには十分な条件になります。

 

 

 

 

 

さらに、家庭という環境では、父親の暴言、暴行なども同様ですし、母親のひどい仕打ち、たとえば虐待なども子どもの心の傷になり得ます。

 

 

 

 

 

仮に、子どもの性質気質だけで不登校状態になっているとしたら、その本態には神経症とか、何らかの障害があると考えたほうがよいのではないかと私は考えています。

 

 

 

 

 

特別な場合を除き、三つの要因かそれ以上の複合要因が絡まっているからこそ、不登校の子どもたちが示す反応は単純ではないのです。

 

 

 

 

 

また、複合要因があるからこそ、一つの問題の整理をしても不登校は継続されてしまうのです。何々症候群といわれるような状態の病気には、必ず複合要因が絡んでいます。

 

 

 

 

 

これは不登校の場合と同じです。ですから私は、「原因探しはやめてほしい」と言いたいのです。

 

 

 

 

 

いくら原因を探しても、「それらしい」原因はあっても、決定的なものはあり得ないからです。「それらしい」疑いをかけられた人は苦境に立たされてしまいます。

 

 

 

 

 

仮にそれが親だったりしたら、親は子どもにかかわっていく力を失うほど、混乱していくでしょう。まだ、教師のせいにしておいた方がいいのです。

 

 

 

 

 

なぜなら、教師は担任(クラスとか教科の担任)から外れることもできますが、親は親をやめることはできないのです。

 

 

 

 

 

教書は免許を取って資格を所有していますが、親は免許も資格もなく親になっています。その親たちは、子供に対してやらなければならないことがたくさんありますが、資格や免許を持つ教師は限定された部分だけでのかかわりですまされるのです。

 

 

 

 

 

教師という資格免許の範囲では考えきれない部分が、子育て中の「その家族の中」にはあるのです。

 

 

 

 

 

しばしば親が悪いとか、教師が悪いという発言を耳にしますが、そんなに単純な現象ではないと考えていてください。

 

 

 

 

 

もちろん、社会批判も結構ですが、それで不登校がなくなるとはとうてい思えません。教育制度が変わっても不登校の子供は出現するはずです。

 

 

 

 

 

最近増えてきた「不登校の子供のための学校」といわれている学校においても、不登校の子供が出現していることが現実を物語っています。

 

 

 

 

 

あれこれ原因追究したり、外部の欠点を探すことはやめて、「今、自分は子供とかかわっているか」どうかの検討をしてください。

 

 

 

 

 

子供とかかわっていれば、子供の気持ちが自然に見えてくるはずです。

 

 

 



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