ひどい無視で傷ついた中学2年の少女
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ひどい無視で傷ついた中学2年の少女

2019年05月20日(月)12:38 PM

「相談事例」

 

 

 

 

私の娘は中学二年生です。中学一年生の二学期ごろから暗い顔をして学校から帰ってくるようになりました。

 

 

 

 

 

以前は、友達とも電話で長話をしていたのに、夏休み後は電話もしなくなりました。かかってきた電話にも居留守をつかうようになりました。

 

 

 

 

夏休み中に田舎に行っていて部活動を欠席していたのですが、そのことを先輩にののしられ、以後、その先輩の命令で同級生も口をきいてくれなくなったようです。

 

 

 

 

 

その無視がクラスにもおよび、クラスの子供もその先輩が怖いせいか、うちの子を無視したようです。

 

 

 

 

 

そして、十一月の文化祭からはまったく登校できなくなってしまいました。最初、担任の先生は「いじめなんてありえない」と言っていましたが、娘の同級生の母親から間接的に「無視されているということをうちの娘が言っていた」と聞きました。

 

 

 

 

 

その人の話によると、「みんながその先輩の制裁を恐れ」先輩の命令に従っているようです。

 

 

 

 

 

担任教師にそのことを話したら、「(先輩にあたる)あの子はまじめで勉強もよくできるし運動も熱心にやっている子で、人をいじめるような子供ではない」と言われ、かえってうちの子が悪いような言い方をされてしまいました。

 

 

 

 

 

こんな調子では、担任は頼りにならないし、あてにはできません。本人は私には何も言いませんが、いじめられていたことは確かです。

 

 

 

 

 

何とかして相手に謝罪させて、うちの子供が学校へ行けるようにさせたいのですが、どんなふうに進めたらいいでしょうか。

 

 

 

 

 

「回答」

 

 

 

 

 

心の癒しに目を向けて

 

 

 

 

 

親の思いで相手に謝罪させても本人が元気になるとは限りません。むしろ、親が介入することでこじれてしまうケースのほうが多いように感じます。

 

 

 

 

 

ここは子供とよく話し合って、親が介入してもいいかどうかの検討をしてみてください。

 

 

 

 

 

しかし、現実的に子供が学校を休み始めたとなると問題は深刻です。誰も休んだ結果生じる逸失利益について保障をしてくれません。

 

 

 

 

 

いじめた子供が、いじめられた子が受けた損失について何らかの保障の問題は別次元で考えなければならないでしょう。

 

 

 

 

 

ここでは心の癒しについて考えたいと思います。

 

 

 

 

 

一般的に、教師は自分が見えている部分でしか判断しない場合が多く、人の目につかないところで行われるいじめについては、ほとんどわかっていないのが実態です。

 

 

 

 

 

いじめる側の子供も教師の目が届かないところでいじめを行うわけですから、教師がいじめについて認識するのはかなり後になってからということになる場合が多いようです。

 

 

 

 

 

一部の教師は、教科の学習がよくでき、成績がよい子供であれば人間性においても正義感が強いのではないかと勝手な解釈をしてしまう傾向があります。

 

 

 

 

 

そのような子も確かにいるでしょうが、人の目を欺いたり、相手をおとしめることに才能を発揮する子供もいることを理解していない教師もいます。

 

 

 

 

 

事実、いじめる側にまわる子供たちの多くは、教師の受けが良い子供の場合が多いのです。

 

 

 

 

 

そういう子供は、教師に対しては通り一遍のごまかしをうまくやってのけます。思春期の子供といえども、大人顔負けのごまかし技術を持っています。

 

 

 

 

 

しかし、いじめられた側の保護者としては、そのようなことを教師には伝えにくい立場にあります。

 

 

 

 

 

そこで、親は子供との信頼関係をしっかりと作り、子供がありのままを教師に訴えるための心の支えになることが大切になってきます。

 

 

 

 

 

いじめられた子供たちの多くは、強い抑うつ気分に陥り、無気力になったり虚無的になっている場合が多いのです。

 

 

 

 

 

そのような子供が教師やいじめた相手にものを言うときには、絶対的に信頼できる味方が必要なのです。絶対的に信頼できる味方は、この場合、親以外には考えにくいです。

 

 

 

 

 

役割分担でいえば、表に立つのはいじめられた子供であり、その子に絶対の安全感を保証するのが親の役割です。

 

 

 

 

 

いじめた側の保護者と話し合うという手段もありますが、うまくいかないケースのほうが多いと思います。

 

 

 

 

 

たいがいが感情的になり、相手の欠点の責め合いをして、かえって親たちも心に傷を負ってしまうことのほうが多いです。

 

 

 

 

 

また、夏休み中に部活を休んで田舎に行ったのは誰の希望や事情だったのか、本人が納得するように事情や経緯を整理しておく必要があります。

 

 

 

 

 

そのうえで、事情はどうあれ、本人が置かれた思いもかけない不運な不利益な状況を十分に理解してあげてください。

 

 

 

 

 

そのうえで、担任教師と話し合うのか、教育相談に持ち込むのか、信頼できる人に相談するのか、あらゆる可能性を探って本人の気持ちがすむように話しをすすめて下さい。

 

 

 

 

 

できれば本人が担任と直接話すことがいいのですが、担任に対する回避感情や嫌悪感情が強い場合は、担任以外の教育相談担当者や校長との話でもいいのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

どの学校にも、その子供が少しは信頼している教師はいるものです。その教師に相談を持ちかけるのも一つの方法です。

 

 

 

 

 

学校そのものに不信感を強めている場合は、学校の外にある教育委員会や信頼できるカウンセラーに相談することをお勧めします。

 

 

 

 

 

最近は学校側も、自分たちの立場を守るだけという姿勢から、外部の信頼できる機関との協力もするように変化してきています。

 

 

 

 

 

いずれにしても、子供の味方になり、心をいやし、再び社会参加できるような心の支えになるのは親です。

 

 

 

 

 

そして、できれば子供が少しでも信頼している 同性で同世代の子供との対人関係を、細々とでもかまいませんからつなげておいてください。

 



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