子供の心はどのようにして育っていくのか
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子供の心はどのようにして育っていくのか

2019年05月20日(月)9:39 AM

思春期の子どもたちの心には、どのような感情がひそんでいるのでしょうか。

 

 

 

 

 

気になるところですが、その前に、人の心はどのように育っていき、人間関係をどう築いていくのかをまず見てみましょう。

 

 

 

 

 

乳児期

 

 

 

 

 

赤ちゃんはすべてを親に依存していますが、お母さんの声に応じて声を出したり、赤ちゃん側からもお母さんに働きかけを促すような声を出したりしています。

 

 

 

 

 

このような相互関係によって母子間の愛着が育まれます。

 

 

 

 

 

乳児期に親に十分かわいがられると愛着関係がしっかりでき、人間関係を築く基礎になるといわれています。

 

 

 

 

 

幼児期

 

 

 

 

 

3歳前後から第一反抗期が始まります。「親の言いなりにはならない」という自我の芽生えです。

 

 

 

 

 

思春期以降に不登校や家庭内暴力を起こす子どもには、第一反抗期のないことが多いとの報告もあります。

 

 

 

 

 

小児期

 

 

 

 

 

集団生活が本格化します。癇(かん)が強く、育てにくさを感じている子どもであっても、お母さんは幼児期まではいとおしさを強く抱いています。

 

 

 

 

 

ところが、このころから否定的な感情が強くなるとの研究報告があります。

 

 

 

 

 

子ども自身も義務や競争が増えてストレスが強くなり、かんしゃくを爆発させる機会が増え、それがまた親との緊張関係を生むこともあります。

 

 

 

 

 

友だちや先生など、親以外の影響も大きくなり、集団の場で自分がどう評価されているかを意識するようになります。

 

 

 

 

 

前青年期

 

 

 

 

 

体が急速に成長・成熟します。幼児期に強く持っていた衝動的なエネルギーは、小児期には抑えられていますが、この時期にまた強くなり、自立しようとする気持ちとの葛藤が起こります。

 

 

 

 

 

親の影響を嫌い、同性の仲間との関係が強くなります。心の揺れ動く時期です。

 

 

 

 

 

青年期前期

 

 

 

 

 

性毛や初潮などの第二次性徴が見られ、やはり心の揺れが大きい時期です。仲間の影響がますます強くなり、親の影響は少なくなります。

 

 

 

 

 

大人に対する反抗も強くなることから第二反抗期とも呼ばれています。

 

 

 

 

 

第一反抗期では無意識に親に反抗するのに対し、この時期には自己を主張しようという自覚があります。

 

 

 

 

 

自立していくための重要なステップです。

 

 

 

 

 

青年期中・後期

 

 

 

 

 

社会の中での自己を確立し、一人前の人間として社会からも認められる時期です。

 

 

 

 

 

江戸時代までの武家社会では15歳くらいで元服し、大人の義務と権利を負うことになっていました。

 

 

 

 

 

経済的に豊かになった現在では、30歳ぐらいまで自立しない人もいます。

 

 

 

 

 

青年期の終わりが伸びているのは先進国の特徴と言われています。

 

 

 

 

 

思春期はキレやすい時期

 

 

 

 

 

子どもが怒りを抑えることができずに大声でわめいたり暴れたりする、いわゆるキレるという状態は、親を不安に陥れます。

 

 

 

 

 

そもそもキレるという状態が社会的な関心を浴びるようになったのは、1998年からです。

 

 

 

 

 

この年、栃木県黒磯市の中学校で起きた「女性教師刺殺事件」を皮切りに、中学・高校生が衝動的な怒りの暴走によって起こした傷害・殺人事件が多発したからです。

 

 

 

 

 

本来、思春期は周囲の大人に反抗しながら、自分なりのパーソナリティを確立していく時期なのですから、心の大きな揺れは避けては通れないものです。

 

 

 

 

 

多少の感情の爆発は、むしろ健全に成長している証ともいえます。しかし、怒りの爆発が頻繁であったり、家族や友だちに暴力をふるう、ペットなどを傷つけるなどの行為があるときは健全な成長の範囲を超えていると考えられます。

 

 

 

 

 

キレやすさは本人の性格に親の対応が重なって助長される?

 

 

 

 

 

欧米では、犯罪を起こした人の発達過程や生育歴を調べるという研究が多数あります。

 

 

 

 

 

それらの研究から、反社会的行為を起こす人の多くが、すでに幼小時期から、問題行動を起こしやすかったことがわかっています。

 

 

 

 

 

では、なぜ幼小時期に問題行動を起こすのかということですが、そのもとに衝動が強くてコントロールすることがへただという性格があるのだという説もあります。

 

 

 

 

 

たとえば乳幼児期に「かんしゃくを起こしやすい」「乱暴である」などといったことです。

 

 

 

 

 

親が育てにくいと感じている子です。しかし、それでも親が子どもをいとおしく思って、その存在をまるごと受け入れ、よいところをほめながら育てていくと、多くの子どもがしだいに落ち着いてきて、問題行動を起こさなくなります。

 

 

 

 

 

もちろん、子どもを受け入れるということは、なんでも子どもの言いなりになるということではありません。

 

 

 

 

 

善悪の判断、子どもの要求を通すか通さないかの線がはっきりしてブレないことが大切です。

 

 

 

 

 

青少年期の対応も基本的には幼少時期と同じで、子どもを受け入れること、子どもの要求に対するブレのない対応が必要です。

 

 

 

 

 

特に両親が協力し合って対応することです。

 

 

 

 

 

だたし、キレる子どもはもともと強いパワーを持っているので、青少年期にそのパワーで暴走されると、親としても対応しきれないかもしれません。

 

 

 

 

 

また、たびたびキレる場合には、境界型人格障害、行為障害などの可能性もあります。

 

 

 

 

 

対応に悩むときは世間体を気にしないで、教師、児童相談所、精神保健福祉センター、精神科医など、周囲の人や組織などに支援を求めましょう。

 

 



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