父親のせいで自分の人生が狂ったと言う息子
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父親のせいで自分の人生が狂ったと言う息子

2019年05月18日(土)11:46 AM

「大学卒業後、一度も働いたことがない息子」

 

 

 

 

 

 

都内の有名私立大学を卒業したものの、一度も就職しないでほとんど一日中家にいる現在三十歳の男性がいます。

 

 

 

 

 

母親が心配していろいろ聞きだそうとするのですが、一日中寝ていてなかなか起きてきません。

 

 

 

 

 

「どうして就職をしないのか」

 

 

 

 

 

「これからどうするのか」

 

 

 

 

 

と問い詰める母親に対して「自分が一番気にしていることを、平気で聞くな!」と言いながら暴力を振るいました。

 

 

 

 

 

母親は、押されたときに転んで背骨を打ってしまいました。

 

 

 

 

 

半年くらいたったころから、「自分がこんな状態になったのは父親が悪い。小さい時から良い大学、良い会社に勤めろと言って、自分を追い詰めた」と言うのです。

 

 

 

 

 

明け方四時ころになると父親の寝室にいって「謝れ」と怒鳴ります。父親は眠いし早く解放してほしいので「悪かった。ごめん」と言うと、「謝り方が悪い。一つ一つ丁寧に悪かったと思うことを挙げて謝れ!」と言います。

 

 

 

 

 

昼間、母親が出かけるとおふろに入り、食事をします。母親は午後、図書館に行ったり買い物に行ったりしてなるべく家にいないようにしていました。

 

 

 

 

 

栄養を考えて母親は食事を作っておくのですがあまり食べません。お弁当を買ってきておくと、全部食べています。「あれでは栄養が偏る」と母親もノイローゼ気味でした。

 

 

 

 

 

そのうち、父親の脱いだものと自分のものを一緒に洗濯をしないでほしいと自分専用の洗濯機、炊飯器、食器などを別に用意させて自分の思うように生活をするようになりました。

 

 

 

 

 

妹が一人いるのですが、妹には親の態度が自分への接しかたと違うと言います。妹は大学を卒業して、会社員をしています。家を出て一人で生活しています。

 

 

 

 

 

台所に毎月、自由に使えるお金も置いておくのですが作った様子はありません。このような状態が数年続きました。

 

 

 

 

 

最近は、夕方からどこかへ出かけるようになりました。時々本をいっぱい買ってきて一生懸命に読んでいるらしいということです。

 

 

 

 

 

父親を責めた時、母親が「高校に入学した時も、大学に入学した時も、父親がいい顔をしなかったよね。あれは頑張ったあなたに失礼だったね」

 

 

 

 

 

「友達と旅行に行くといったときも、勉強しないでよく行けるなと言われてやめたことがあったよね」などと父親がうまく謝れないところを父親の替わりに言うようにしました。

 

 

 

 

 

父親も、息子の部屋の蛍光灯がつかなくなった時、修理をしたりして親子関係の修復ができるようになってきました。

 

 

 

 

 

親の接し方として

 

 

 

 

 

①本人の心の傷を、自分から話すことができる親子関係に修復してください

 

 

 

 

 

そのような親子関係になるにはまず、息子や娘の気持ちを上手に聞きましょう。親の意見を言わないで「つらい気持ち」を理解してあげてください。

 

 

 

 

 

親の意見として、「世の中はそんなに甘くない。誰だってそういう経験を乗り越えているんだ。お前は弱い人間だ」などと言ったり、励ましたりするのは逆効果です。

 

 

 

 

 

②親の方から話しかけない方がよい時期もあります

 

 

 

 

 

本人の方から何かをやってほしいと言ってきたときは、後回しにしないでなるべく早くやってください。それで本人は安心できるのです。

 

 

 

 

 

③栄養状態が悪くなると、うつ状態になることがあります

 

 

 

 

 

栄養のある食事をきちんと食べられるように配慮してください。でも、本人に食欲がないときは栄養剤などで間に合わせて、無理に食べさせようとしないでください。

 

 

 

 

 

④家の中でだれか一人でも毎日本人と何でも話ができるような人がいることが望ましいです

 

 

 

 

 

誰とも話さないで一人でいると、考え方が狭くなったり、偏ったりしてきます。本人が話さないので、ドアの前で「出かけてくるね」「帰ったからね」と一年くらい声をかけ続けた母親がいます。

 

 

 

 

 

本人の都合を無視して言っていたので、「いちいち声をかけるな」と張り紙がしてあったそうです。

 

 

 

 

 

⑤どうにもならない時

 

 

 

 

 

関係が悪く、どうにもならない時は、第三者の助けを求めることが必要です。世間体等を気にしないで、早めに信頼できる人に相談しましょう。

 

 



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