朝、起きない子供に悩む母親
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朝、起きない子供に悩む母親

2019年05月16日(木)11:47 PM

「相談事例」  朝、子供が起きなくて困っています

 

 

 

 

 

私の息子は、中学一年生です。五月中ごろから学校を休み始めて半年くらい経過しました。当初、朝「起してくれ」と言うので起こすと、殴る蹴るの暴行を働きます。

 

 

 

 

 

起こさなければ起こさないで、「なぜ起こさなかった。俺は学校へ行きたかったのに」とごねます。

 

 

 

 

 

「朝起きることができないのは、夜、遅くまで起きているからだ」と私が言うと、手がつけられないほど暴れます。

 

 

 

 

 

最近でも時々寝起きの問題でぶつかります。母親としては、どのように対応したらいいのでしょうか?

 

 

 

 

 

「回答」  子供が気にしている問題の緩和や解決に協力を

 

 

 

 

 

母親は何も言わずに、子供が起きることができなかった悔しさを受け止めてあげてください。受け止めるのであって、受け入れるのではありません。

 

 

 

 

 

前の晩に「明日は起こしてね」と言う子供の言葉や気持ちに嘘はないはずです。その時は真剣に、「明日こそ、きちんと起きて普通の生活をしよう」と考えているのです。

 

 

 

 

 

しかし、夜、布団に入ると、起きている間に起こった出来事のうち、気になる出来事ばかりが頭の中をよぎり、いやな気分が反復して起こってきます。

 

 

 

 

 

気持ちの上で負の感情の共鳴現象が起こり、感じていた不安が呼び起こされ、なかなか寝付けなくなってしまうのです。

 

 

 

 

 

朝、起きにくい子どもの場合は、夜、寝にくいのです。そのうえ、眠れないときには母親を無理やりにでも起こして話し相手にし、母親を寝かせない場合もよくあります。

 

 

 

 

 

子供が寝る前に思いついた、「明日の朝は早く起きたい」、あるいは「起きなければならない」という自分の気持ちと、朝、目が覚めるころに起こってくる不快感に支配された「起きたくない」という半自覚状態の自分の気持ちとの葛藤に、子供自身は気がついていません。

 

 

 

 

 

子供は自分自身が目覚めてから、生活の中で嫌な気分を味あわないようにするために、無意識に自分自身のライフスタイルに規制を加えているのです。

 

 

 

 

 

気分強く影響されて、反応を起こしています。子供が自分の気持ちを自分で正確に維持するためのセルフシステムが自律的に働くのです。

 

 

 

 

 

結局、子供が、朝、気分よく起きるようにするためには、寝る前に不愉快なこと、いやなこと、不満だったこと、気になることなどの解決をしておくために、家族や親しい人による援助が必要になります。

 

 

 

 

 

あるいは、緩和するための支援が必要になります。子供が荒れ狂うのは、それだけ気分による衝動行動を抑制できないということです。

 

 

 

 

 

普通、成人になれば、自分の気持ちの問題を行動で優先せずに、社会的に行わなければならない行動のほうを優先するという意識コントロールをします。

 

 

 

 

 

この意識コントロール機能は、思春期以降には確実に成長してきます。しかし、子供にもよりますが、思春期ではまだ十分にコントロールできるとは言えません。

 

 

 

 

 

生理的に興奮機能が高まっているのに、抑制機能の成長はそれほどは進展しない状況にあります。

 

 

 

 

 

そこで、母親としては「起きる」という母親の動作とが噛み合うか(一致するか)どうか検討しなければなりません。

 

 

 

 

 

例えば、子供の言葉の「明日は起きる」という国語的な意味の中に、実態としての起きて何をするのかがあるのかどうかも見て取らなければなりません。

 

 

 

 

 

また、思春期になってまでも、母親が子供を「起こす」という役割を幼児期のときのように引き受けてしまうことにはあまり賛成できません。

 

 

 

 

 

子供の心の中に残っている「母親に対する全能感」により、何歳になっても母親はありとあらゆることができるはずだという意識があります。

 

 

 

 

 

そこで、母親が何の検討もなく子供の要求を引き受けてしまうと、子供の要求の中に存在している幼児的な欲求は、解決されないまま母子関係のなかに持ち込まれてしまい、混乱の種になってしまいます。

 

 

 

 

 

たかが、「起こしてちょうだい」「では、起こしましょう」ですむ対話ですが、このことを手掛かりに対話を進めていくと、子供の心理的な依存性の課題や気分反応の問題性などが明確になってきます。

 

 

 

 

 

どうぞ、対話を積み重ねて、子供が自分の心に気にしている問題の解決や緩和に協力してやってください。

 

 

 



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