不登校の子どもの言うままに要求に応えてきたが、もう限界
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不登校の子どもの言うままに要求に応えてきたが、もう限界

2019年05月16日(木)3:20 PM

子供が不登校になってから、子供の要求にこたえ、何でも言われるままに行動しているのですが、これでいいのでしょうか。親としては、ほぼ限界まできています。

 

 

 

 

 

「回答」

 

 

 

 

 

これでいいのか悪いのかではなく、その行動をしているときの親自身の心の在り方が問題なのです。

 

 

 

 

 

子供が求めているのは、その行動ではなく、その時の親としての心の持ち方が重要な要素になっているのです。そのことを忘れないでください。

 

 

 

 

 

子供の言うままに行動することは、子供の表面的なメッセージに反応しているにすぎません。

 

 

 

 

 

ところが、子供の方は、もっと深いところに気づいてほしくてメッセージを送っているのです。

 

 

 

 

 

言われた行動に従うだけでは、その行動の裏に含まれている子供の心の世界にまで到達することはまずできません。

 

 

 

 

 

子供は問題のある行動をという手段を用いて、心の世界の叫びを表現します。

 

 

 

 

 

子供を受け止めるというのは、子供の心の世界に手をとどかせることです。

 

 

 

 

 

確かに、不登校の子供に対しては、子供の言うことを聞いてやることが必要な場合があります。

 

 

 

 

 

しかし、それが単に言われるからしているだけなら、子供はいつまでたっても満足しないはずです。

 

 

 

 

 

子供が満足できないというところに、実は不登校を形成してしまっている要因があるとも言えるでしょう。

 

 

 

 

 

つまり、そういった家庭の中の人間関係が子供たちの問題を作り出しているのです。

 

 

 

 

 

心の世界のかかわりができれば、子供は要求を少なくしていきます。逆に、物足りなくてさらにかかわりを求めているとき、要求はエスカレートしていきます。

 

 

 

 

 

親の対応の限界は限界であることをはっきりと子供に提示することが必要です。

 

 

 

 

 

そして、そのことでそういったことをお互いに受け止める関係ができあがっているかどうかを判断することも大切なのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

「相談事例」  全面的に子供の言うことを受け入れる、でいいのか

 

 

 

 

 

全面的に子供の言うことを受け入れるばかりでは、今の世の中ではやっていけない子になってしまうのではないでしょうか。家庭内暴力で私の家の中はボロボロです。

 

 

 

 

 

息子は父親の会社の鍵まで捨ててしまいました。妹とのかかわりはいいのですが、妹は兄の言う通りに動くようにしなければならないことが苦痛だと親にこぼします。

 

 

 

 

 

今後、どうしたらいいのでしょうか。

 

 

 

 

 

家庭内暴力は、母親に対する依存の一つの形態であると考えることができます。

 

 

 

 

 

ですから、子供は、母親に対して暴力をふるうものの、そのあとに極端な依存の状態を示すことがよくあります。

 

 

 

 

 

いわば、自分自身の衝動について自己コントロールができなくなるために、依存対象に対して攻撃的な行動があらわれていると考えることができます。

 

 

 

 

 

つまり、攻撃そのものも、依存の一つの形だと考えることができるのです。

 

 

 

 

 

しかし、その暴力がひどい場合は、何が何でも頑張らなければならないと考えない方がいいのです。

 

 

 

 

 

特に暴力によってけがをする可能性がある場合は、かかわるのではなく、逃げる方法もあることを考慮に入れておかなければなりません。

 

 

 

 

 

すべてを受け入れるという形では、特に家庭内暴力の場合は、難しいことが往々にしてあります。

 

 

 

 

 

というのも、受容することと是認することとは全く違うものなのですが、是認を受容と取り違えてしまうことが少なくありません。

 

 

 

 

 

本来、子供の行動を是認するだけでは、子供にとって心の叫びに対して何も応えてもらえない、無視の状態と同じように受け取れることもあり得ます。

 

 

 

 

 

これに対して、受容するとは、子供の心の叫びに対してなされる行為なのです。

 

 

 

 

 

受容するということは、子供が行動化しているものから、子供の心の世界がどのように発せられているかをとらえ、それについて周りの大人が応えてやることです。

 

 

 

 

 

受容するということは、言うほどたやすいことではないのです。

 

 

 

 

 

暴力の場合、子供は、自己の行動についてブレーキをかけてくれることを望んでいる場合が多く、自分でコントロールできなくなってしまったものを、何とか外からの力でコントロールしてくれることを望んでいるものなのです。

 

 

 

 

 

「相談事例」  不登校なのに堂々としている子供にイライラする

 

 

 

 

 

中学三年生の娘のことです。現在学校には行っていませんが、小学校の時から行ったり行かなかったりで、中学一年で休憩することを宣言してからは休んでいます。

 

 

 

 

 

昼間でも堂々としていて、不登校をしている他の子供とはちょっと違うような気がします。

 

 

 

 

 

「回答」

 

 

 

 

 

以前から、学校に行くことについてかなり抵抗があったのではないかと思われます。

 

 

 

 

 

しかし、それを自分なりに決定して休むというところまで行動化することができなかったのかもしれません。

 

 

 

 

 

中学生になり、自我が成長してくるのと同時に、自分で何かを決定して、自分の意思に従って動くことができるようになってから、自分の意志で休むことができるようになったのでしょう。

 

 

 

 

 

状況としては不登校ということで、肯定的にとらえにくいでしょうが、自己主張できるようになったという点では、肯定すべきことかもしれません。

 

 

 

 

 

堂々としているということですが、家の中にいるときはということであれば、家の中で十分に安定できている状態であろうと思われます。

 

 

 

 

 

今はとりあえず家の中で安定でき、十分に気持ちを休めることができる環境を整えてやることが大切です。

 

 

 

 

 

その中で、本人の方から学校についての何らかの話が出てきたときに、軽く学校の話に乗ってあげるようにすることが肝要です。

 

 

 

 

 

こちら側から積極的に学校の話をすると、本人にとってはそれが登校刺激になり、不安定になってしまう可能性があります。

 

 

 

 

 

とにかく、子供が元気でいるという人間として根本的なところに目を向け、焦らずにその状況を受容していってやるように心がけてください。

 

 



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