一週間で高校に行かなくなった子ども
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一週間で高校に行かなくなった子ども

2019年05月16日(木)3:12 PM

親からの相談事例

 

 

 

 

 

「現在私の息子は高校1年生です。入学してわずか一週間で学校に行かなくなりました。

 

 

 

 

 

その理由が遠いから面倒くさいということで、突然近くの通信制の高校に行くと言い出しました。

 

 

 

 

 

それからというもの、毎晩深夜の帰宅、ひどいときは朝帰りもあります。中学のちょっと不良っぽい先輩と毎日つるんでいるようで、その先輩も高校を中退し、通信制の高校へ行きながら仕事をしている先輩と中退したまま何もしていない先輩のようです。

 

 

 

 

 

息子は人に流されやすい弱い性格なので、たぶんその先輩たちの影響から普通の高校生活を送るのが面倒で嫌になってしまったんだと思います。

 

 

 

 

 

昨日の話では、その先輩から仕事を紹介してもらうことになっているそうで、すぐにでも働きに行きたいと言っています。

 

 

 

 

 

三日前に家で口論となり、家の中の物をいろいろ壊しました。これまでも壁に穴を開けたり、物を投げつけたり壊したりすることがたびたびありました。

 

 

 

 

 

毎日綱渡りのような厳しい生活で、この先息子はいったいどうなるんだろうと思っています。

 

 

 

 

 

こんな息子ですが、親としてどうにかしてやりたいと思う毎日です」

 

 

 

 

 

私の考え

 

 

 

 

 

一週間で学校に行かないぐらいですから、最初から高校に行く気持ちなどなかったのかもしれません。

 

 

 

 

 

先入観を持つのはいけないと思いますが、おそらく中学の時に不登校のはっきりした兆候が見えていたはずです。  

 

 

 

 

 

中学のときからそういった兆候があったのに、高校に入ることにばかり固執している親が意外と多いのです。

 

 

 

 

 

ただ入れただけで、何の希望もなく、目的もない状態では行かなくなるのは当たり前のことかもしれません。

 

 

 

 

 

自分と同じような人間の中にいて現実逃避していれば楽だし、我慢をする必要がないので、そういう仲間を見つけて中に入っていこうとするのは当然のことかもしれません。

 

 

 

 

 

もちろんそんなことをしていて本人だって何か充実したものを獲られるかといったら、なかなかそうはいかないと思います。

 

 

 

 

 

鬱憤が家で爆発して家庭内暴力となって表面化することも、言い方は悪いかもしれませんが自然なことなのではないかと思います。

 

 

 

 

 

「通信制の高校に行く、仕事をする」こういった言葉は子供が学校を辞めるときに概して言う言葉です。

 

 

 

 

 

はっきりいってしまうと逃げるためのただの言い訳で、本人は本当にがんばろうという気持ちがあるわけではないのです。

 

 

 

 

 

だから当然、通信制高校も続かないことが多いし、仕事も続きません。

 

 

 

 

 

学校が続かないのに、仕事が続くというのは考えにくいことは誰にでもわかることだと思います。

 

 

 

 

 

そう言ってしまったら八方ふさがりかといったらそんなことはありません。

 

 

 

 

 

何か一つでも変わるきっかけがあって、希望ができたり、目標ができれば子どもというのはあっという間に変わるからです。

 

 

 

 

 

要するに、子供のやる気をいかに出させるかということに集約されます。やる気というのは何でもいいのです。

 

 

 

 

 

極端に言ってしまえば、友達と会いたいというのも学校に行くモチベーションと考えれば幅も広がると思います。

 

 

 

 

 

私は子供たちに「できない」という言葉は普段使いません。いつも「できる、君はできる、いいものをたくさん持っている」と何かいいものを見つけてあげ、ほめています。

 

 

 

 

 

最初は半信半疑だったりするものですが、ずっとそれを言い続けているうちに「本当かな、自分にもできるのかな」という気持ちに子供たちはなっていきます。

 

 

 

 

 

もちろんそこに嘘はなくて、私は本当にそう思っているから子供たちに言っているのです。

 

 

 

 

 

少しでも「自分も出来るのではないか」という気持ちが芽生えて、一度でも結果がでると「本当なんだ」という自信が出てきます。

 

 

 

 

 

自信が出てくればやる気はますます自然に出てくるのです。

 

 

 

 

 

やる気を出せとよくいいますが、ただ黙っていてもやる気が出てくる人間もいれば、そうではない人間もいます。

 

 

 

 

 

あまり褒められたり、うまくいったという実感や経験がない子供にそういうタイプが多い傾向があります。

 

 

 

 

 

一度崩れてしまった子供というのは、普通にやってきた子供に比べて自信がなくなっているものです。

 

 

 

 

 

その自信を取り戻させてやる気にさせる指導をしてあげることが、学校に行くことにもつながっていくのです。

 

 

 

 

 

それは子供が自分でやる気を持って成長したいと考えるようになると、どうしても学校生活というものは切っても切れないものになってくるからです。

 

 

 

 

 

学校に行かない、親に暴言を吐く、親に暴力を振るう、家に帰ってこない、一日中ゲームばかりしている、そういった目先のものにどうしても目を向けてしまいがちですが、根本的なやる気をどうするかを考えないと問題はいつまでたっても解決しないのです。

 

 

 

 

 

そのためには多少遠回りしてもいいという覚悟を親が持たないと、一度崩れてしまった子供を立ち直らせることはなかなかできないように思います。

 

 



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