不登校相談~有名私立中学に入学したが、テストのときしか登校しない~
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不登校相談~有名私立中学に入学したが、テストのときしか登校しない~

2019年05月13日(月)1:59 PM

「相談事例」

 

 

 

 

 

中学一年生の女の子です。有名私立中学に入学したのに、テストのとき以外は学校に行かなくなってしまいました。普段は、以前行っていた塾の先生が家庭教師として家に来てくれています。

 

 

 

 

 

テストはだいたい上位の成績ですし、学業に関しては申し分ありません。でも、学校に行かないので、友達ができないのが心配です。

 

 

 

 

 

「回答」

 

 

 

 

 

有名私立中学に入学するには、受験を勝ち抜くためにかなりのエネルギーを使ったことでしょう。

 

 

 

 

 

また、そうすることで本人は親の承諾を得、自己の存在を確認してきたということもあったのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

ところが、有名私立中学に入学できたということで、いわゆる燃え尽き症候群に陥った可能性があります。したがって、一定の休息をする必要があります。

 

 

 

 

 

また、休息をしている自分を受け入れてくれる親の存在が大変重要です。つまり、休んでいる自分を肯定的に見てくれる両親の目です。

 

 

 

 

 

また、本人が学校に対してどういった意識を持っているか、つまり、子供自身はその学校を自分の学校として受け入れ、そこに通うことに納得しているのかどうかを確認しておく必要があります。

 

 

 

 

 

試験を受けるまでは親の言う通りに動いてきましたが、その裏に子供自身の意志が反映されていない可能性があり、子供がその学校に入るのは、本人の意志ではなく親に承認してもらうための手段として受験したにすぎないということも考えられます。

 

 

 

 

 

にもかかわらず、学校に入ってしまうと頑張ったことに対するごほうびもそこそこに、次々と新たな課題にとりくまされるために、自分の成果が十分に受け入れられていないという体験を積み重ねている可能性もあります。

 

 

 

 

 

それが学校への気持ちを遠ざけていったのかもしれません。また、受験勉強を続けている間、子供が友達との関係をどのようにしてきたかを振り返ってみる必要もあります。

 

 

 

 

 

勉強へ意識を向けるあまり、友達との関係を持つことができず、すでに対人関係に問題を生じていたかもしれません。

 

 

 

 

 

そして、中学校に入学してある程度落ち着いてきたところで、自分のそうした状況に目を向けざるを得なくなり、その契機となった学校に対する否定的な感情を助長している可能性があります。

 

 

 

 

 

これらのことを考えてみますと、まず、家の中での人間関係がどのようになっているのか、親は本当に子供を抱える態勢ができているのか、子供を親の所有物として見ていないかといった人間関係に目を向け、その改善を図ることが必要でしょう。

 

 

 

 

 

また、しかるべき機関からアドバイスを受けることも、さらに状況によっては子供の心理治療を受けることも必要でしょう。

 

 

 

 

 

そのうえで、子供のエネルギーが出てきたら、親子が一緒に参加できるプログラムで外に出て、人間関係を含めさまざまなものに触れてみる体験を増やしていくことも必要になってきます。

 

 

 

 

 

ある程度積極的な親のかかわりが要求されます。

 

 

 



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