子どもを伸ばす叱り方
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子どもを伸ばす叱り方

2019年05月13日(月)1:52 PM

たいていのお母さんは、子供をほめるよりも叱ることの方が多い傾向にあります。

 

 

 

 

 

では、どうして叱ってしまうのでしょう。もちろん、子供がいい子に育ってほしいからです。

 

 

 

 

 

「そのようなことをしてはいけない」ということを、子供に学習させているのです。

 

 

 

 

 

親は、叱ったり、ほめたりすることで、何をよい行為とし、何を悪い行為とするかという親の価値観・人生観・道徳観も伝えていることにもなります。

 

 

 

 

 

ですから、効果のある叱り方をしてほしいと思います。

 

 

 

 

 

例えば、子供が部屋の片付けをしなかったとき、「散らかしっぱなしで駄目じゃない。いつもそうなんだから・・・・・・・。だらしなくて駄目な子ね。お母さん、そういう子は嫌いよ!」などと叱ったりしたことはないでしょうか。

 

 

 

 

 

お母さんの方では、子供をしつけるために叱っているのかもしれません。

 

 

 

 

 

でも、こういう叱り方では片づけなかった行為をしかるのではなく、子供の性格の欠点を責めているだけで、結果的に子供自身を否定してしまっているのです。

 

 

 

 

 

このような叱り方をしていると、子どもの発達にゆがみが生じてきます。

 

 

 

 

 

というのも、子供は親に褒められたり叱られたりしながら、自分自身のイメージを作り上げていくからです。

 

 

 

 

 

その過程で性格上の欠点を指摘され続けていたら、子供は自分自身に対して「自分はダメな子なんだ。いやな子なんだ。悪い子なんだ」といったマイナスのイメージしか持てなくなってしまうのです。

 

 

 

 

 

さらにそれが、劣等感を強く抱く結果にもなってしまいます。

 

 

 

 

 

六歳のA君という子がいます。お母さんが、「幼稚園に遅れるわよ。早く支度をしなさい」とか「おもちゃをちゃんと片付けなさい」などと、ちょっときつく言うと、すぐカっとなって物を投げたり、お母さんをたたいたりします。

 

 

 

 

 

幼稚園でも、何か気に入らないことがあるとすぐにお友達をたたいたり、床に寝ころんでばたばた暴れたりします。

 

 

 

 

 

ですから幼稚園では、乱暴な子として敬遠されているそうです。

 

 

 

 

 

子供はもともと乱暴で、みんなから嫌われるような性格を持って生まれてきたわけではありません。

 

 

 

 

 

A君が乱暴になってしまったのは、六歳までの成長過程に何か問題があると考えられます。

 

 

 

 

 

そこで、お母さんにこれまでどのように育ててきたのか聞いてみました。すると、お母さんとお父さんの間に問題があったことがわかりました。

 

 

 

 

 

つまり、A君のお父さんはお酒が大好きで、よくお酒を飲んで帰ってきてはお母さんとかなり激しい喧嘩をしていたらしいのです。たびたび暴力もあったようです。

 

 

 

 

 

 

A君は、そんな両親を見て育ってきました。そのうえお父さんは、A君が言う事を聞かないと言っては怒って殴ったそうです。

 

 

 

 

 

小さいA君は力の強い父親にはとても太刀打ちできませんから、泣いてお母さんのところに逃げます。

 

 

 

 

 

でも、お父さんがいないときには、お母さんに叱られても言うことを聞くどころか、お母さんをたたいたりかみついたりして反抗します。

 

 

 

 

 

お母さんがいくら厳しく叱っても言うことをきかず、物を投げたりますます激しく反抗したりします。

 

 

 

 

 

つまり、A君は六歳までの間に、父親の暴力を見て、人を自分の思い通りにさせるためには暴力に訴えることが効果的だと学んでしまったのです。

 

 

 

 

 

親の方が感情的になって、時には手をあげてしまうこともあるでしょう。しかしこれは、子供の教育上、まったく役に立たないどころかマイナスの影響さえあります。

 

 

 

 

 

カッとなって、思わず殴ったり怒鳴ったりしたくなったら、親はそこでグッと抑えてください。

 

 

 

 

 

そして、静かに言い聞かせるよう心がけてください。

 

 

 

 

 

「ついガミガミ叱ってしまったら、こんなフォローが効果的」

 

 

 

 

 

たいていのお母さんは、顔さえ見ればわが子にガミガミと小言を言ってしまいます。

 

 

 

 

 

「だって勉強はしないし、言うことは聞かないからガミガミ言いたくなります」と反論されるお母さんもいると思います。

 

 

 

 

 

でも、ちょっと考えてみてください。例えば、ゴルフで集中して パットをしようとしてるときに、周りから「ちゃんと入れるのよ」「上手にやりなさいよ」などとうるさく言われたらどうでしょう?

 

 

 

 

 

集中できなくて、短いパットでも外してしまうのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

お母さんのガミガミは、子供の平常心を失わせます。

 

 

 

 

 

子供は、「これ以上叱られないように、ちゃんとやらなくちゃ」と思えば思うほど、うまくできなくなってしまい、またお母さんのガミガミを受けることになってしまいます。

 

 

 

 

 

もちろん、子供の行動は、親にとっては目にあまることもたくさんあるでしょうが、そんな時は静かに言い聞かせるようにしてください。

 

 

 

 

 

とはいっても、親も生身の人間です。時には、「そんな子、うちの子じゃないわ!」などと言ってしまうこともあるでしょう。

 

 

 

 

 

そんな時は、後のフォローが大切です。

 

 

 

 

 

「子供にひどいことを言ってしまった」と気がついたら、すぐに子供にあやまりましょう。

 

 

 

 

 

「さっきはカッとしてあんなことを言っちゃったけど、あれは本心じゃないのよ。本当はお母さん、あなたのことが大好きなのよ。わかってね。ごめんね」

 

 

 

 

 

そう言われれば、子供は安心します。

 

 

 

 

 

また、「お母さんでも間違うことがあるんだ。でもそれに気がついて自分にあやまってくれたんだ」ということで、お母さんへの信頼感も強くなることでしょう。

 

 

 



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