怠学から非行へ
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怠学から非行へ

2019年05月12日(日)2:39 PM

「相談事例」

 

 

 

 

 

子供が怠学から非行化しつつあります。親としてこの子供にこれからどうかかわっていったらいいでしょうか。

 

 

 

 

 

「回答」

 

 

 

 

 

子供と親との人間関係がどのような形で成立しているかを検討しなおす必要があります。

 

 

 

 

 

また、子供の遊び文化を理解することなども必要です。

 

 

 

 

 

親の持っている倫理感だけでは、子供たちの文化、社会、心の世界の理解を深めることは難しいと思います。

 

 

 

 

 

非行行動は、親に対するメッセージの一つであって、その中に含まれている子供自身のつらさを早期のうちに読み取るように努力する必要があります。

 

 

 

 

 

子供たちが非行集団として集団化するとき、その構成員はそれぞれが家庭内で見捨てられているというさびしさを内包している場合が多く見られます。

 

 

 

 

 

はた目には、親が子供の言うことを次々と聞いてやって裕福そうに見えたり、また、親が子供のことを心配しているように見える家庭であっても、子供は子供なりに何か物足りなさ、さびしさを感じていることが多いのです。

 

 

 

 

 

親は、子供のさまざまな言動に対して敏感になる必要があります。

 

 

 

 

 

大人の価値観で正しいと思っていても、それが子供との関係に溝をつくってしまっていることも多いのです。

 

 

 

 

 

もちろん、子供に迎合すればいいわけではありません。

 

 

 

 

 

長年にわたる子供とのかかわりのなかで、子供が本当に訴えたいことは何なのか、どうしてほしいと言っているのかに十分に耳を傾けてやることが必要なのです。

 

 

 

 

 

子供は何も親に難題をふっかけようとてぐすね引いているわけではありません。

 

 

 

 

 

子どもたちは、家庭で満たされない分、外に憩いの場を探し始め、集団化していくことになります。

 

 

 

 

 

そして、他の同じような境遇にある子どもたちと擬似兄弟関係を作り上げ、それぞれがお互いの傷をなめあっている状況にあります。

 

 

 

 

 

また、これらの子供たちの行動が犯罪にからんでいくケースが多くあり、その初期に彼らのメッセージを受けとめる感受性があれば、子どもたちが集団化することは少なくなります。

 

 

 

 

 

さて、この事例では怠学から非行へと向かっているということですが、どういったことがきっかけになって怠学が始まったのか、また、そのときの心のあり方はどうであったのかというところに目を向け、よく調べる必要があります。

 

 

 

 

 

子供は、学校に対して何らかのあきらめを感じているのかもしれません。

 

 

 

 

 

学校のあり方に問題があることは確かに大きな要因ではありますが、それだけではなく、学校についてあるいは勉強について、親がどのように子供に接しているかが問われているのです。

 

 

 

 

 

子供はパワーを失ってしまっている可能性があります。

 

 

 

 

 

そしてそのために、勉強に身が入らず、いらだちが攻撃的な行動と結びつく可能性があります。

 

 

 

 

 

怠学していることをなじったり、強制的に何かをさせることは逆効果になり、非行傾向に拍車をかける可能性があります。

 

 

 

 

 

非行化という現象にこだわるより、まず子供のさびしさやいらだちを理解しようと努めることが大事です。

 

 

 

 

 

現在まだ、非行化しだした時期であるなら、親子の関係にもう一度目を向け、ともども十分な関係をつくるように心がけることが必要だと思います。

 

 

 



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