親が伸びると思うだけで、子どもは本当に伸びる
ホーム > 親が伸びると思うだけで、子どもは本当に伸びる

親が伸びると思うだけで、子どもは本当に伸びる

2019年05月12日(日)2:32 PM

「あなたのお子さんのいいところは、どんなところですか?」

 

 

 

 

 

このように質問すると、たいていの親は一瞬黙ってしまい、やがて、「うちの子にいいところなんかありません。親の言うことは聞かないし、スマホばかりやっていて勉強はしないし、部屋は散らかしっぱなしだし・・・・・」などと、欠点をいくつも並べ立てます。

 

 

 

 

 

でも、そんなはずはありません。人はだれでも、少なくとも一つは、他人に誇れるもの、いいところをもっているとわたしは信じています。

 

 

 

 

 

お母さんやお父さんにゆっくり考えていただくと、「そういえば、お友達がたくさんいるみたいです」とか「おばあちゃんにやさしくしてあげています」とか「野球に熱中しています」という返事が返ってきます。

 

 

 

 

 

子どものことをしっかりと見ていれば、必ずいいところが見えてきます。そうしたら、認めて、ほめてあげてください。

 

 

 

 

 

そうすれば、子どもは必ず伸びていきます。

 

 

 

 

 

アメリカで以前、こんな面白い研究がありました。心理学の実験ではハツカネズミをよく使うのですが、ある日、こんなことに気がついたそうです。

 

 

 

 

 

知能を調べるために迷路の実験をしていたときです。普通、同じ系統のネズミだと似たような結果が出るのですが、いい結果をもってくる学生はいつもいい結果をもってくるし、よくない結果をもってくる学生はいつもよくない結果をもってきました。

 

 

 

 

 

つまり、同じ系統のネズミでも、担当する学生によって差が出るのです。

 

 

 

 

 

よく見ていると、いい結果をもってくる学生は、ネズミに対して「小さいのに、案外よくやっているな」と思っているのに対し、悪い結果をもってくる学生は「どうせネズミなんて、たいしたことできっこないさ」と思っていることがわかりました。

 

 

 

 

 

どうやら、実験者がネズミをどう思っているかによって、実験結果が違うらしいのです。

 

 

 

 

 

そこで、人間の子どもについても同じことが言えるのではないかと、ある小学校で実験が行われました。

 

 

 

 

 

まず、担任の先生に協力してもらって、クラスの子どもたちに知能テストをしました。ごく普通のテストなのですが、先生にはあえて「このテストは、ハーバード式学力伸長予測診断テストです」と大げさな名前を伝えます。

 

 

 

 

 

テスト終了後、その結果の善し悪しに全く関係なく、二~三割の子どもについて、「この子たちは、伸びるという結果が出ました」と担任の先生に伝えました。

 

 

 

 

 

さて、その後どんなことが起こったでしょうか。

 

 

 

 

 

テストの後、一学期後か半年後にまたテストをすると、「伸びる」と言われた子どもたちは、言われなかった子どもたちにくらべ、実際に成績が伸びている割合が高かったのです。

 

 

 

 

 

特に、低学年の子どもほど、伸び率が高いという結果が出ました。どうしてこんなことが起こったのでしょうか。

 

 

 

 

 

教室での先生の対応を調べてみると、いくつかのことがわかりました。

 

 

 

 

 

何か質問をして子どもに答えさせる場合の指名の回数は、伸びると言われた子どものグループも、そうでない子どものグループも違いはありませんでした。

 

 

 

 

 

ただし、ここで決定的な答えを言ってほしいと思うような質問の場合には、先生は伸びると言われた子どもを指名していました。

 

 

 

 

 

つまり、伸びると言われた子どもたちには、重要な場面で重要なことを言う機会が与えられていたのです。

 

 

 

 

 

そして、その子の答えが正しければ、先生は「なるほど、やはりこの子はできる子だ」と思い、ほめます。

 

 

 

 

 

ほめられた子どもも、いい気分になり、頑張る気も出てきます。教師の期待効果と子どもの自分に対する期待効果とが、相乗作用を起こしたのです。

 

 

 

 

 

また、先生は、質問をして伸びるといわれた子どもが答えられないと、「そんなはずはない。もしかしたら自分の質問のしかたが悪いのではないか」と聞き方を変えたりします。

 

 

 

 

 

そして、子どもが正解すれば「そうそう。よくできましたね」とほめることになります。

 

 

 

 

 

一方、同じ先生でも、伸びるといわれなかった子どもに対しては、質問して答えられないと「やっぱりだめか」と思い、次の子どもを指名してしまいます。

 

 

 

 

 

そうされれば、子ども自身、「やっぱりだめだ」と頑張る気が起こらなくなります。

 

 

 

 

 

この実験結果から、先生の接し方の違いで伸びていく子どもと、そうでない子どもができることは容易に想像ができます。

 

 

 

 

 

親としては、先生に対して「もっとうちの子どもをほめて、伸ばしてくれたらいいのに」と思ってしまいます。

 

 

 

 

 

しかし先生は、限られた時間内に多くの生徒を見なければなりません。ですから、一緒に暮らしている親こそ、わが子をほめて、伸ばしてあげられる大切な存在だと言えるでしょう。

 

 

 

 

 

日々の生活の中のどんな小さなことでもいいですから、わが子を認めて自信を持たせてあげてください。

 

 



メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援