大学生のひきこもりの特徴について
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大学生のひきこもりの特徴について

2019年05月12日(日)1:40 PM

①身体症状

 

 

 

 

 

身体症状では、まず不眠や生活リズムの乱れが見られます。昼間は寝ていて夕方から夜間に活動的になるケースが多いです。

 

 

 

 

 

頭痛、めまい、耳鳴りなど愁訴は多く、また心身症、アトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくを合併するものが比較的多く見られます。

 

 

 

 

 

いずれもそれだけではひきこもる理由になりえない程度の症状ですが、皮膚症状の悪化が、他人からどう見られるかに敏感な彼らが外出できなくなる要因の一つとなったり、逆にその身体症状を医療機関などに受診を進める契機になった例もあります。

 

 

 

 

 

②精神症状

 

 

 

 

 

精神症状では、統合失調症の妄想のような症状(思考の異常、幻覚のような知覚の異常はないのですが、不安感、焦燥感、緊張感はほとんどの事例に見られます。

 

 

 

 

 

また、抑うつ感があり、不完全な自分を卑下したり、劣等感、自信のなさも目立ちますが、うつ病のような周期性はあまり見られません。

 

 

 

 

 

また、「生きていても仕方がない」という気持ちは持ちますが、自殺をはかった経験者はあまりないようです。

 

 

 

 

 

性格面で特徴的な点は、完全主義で強迫的傾向が強いことです。自分のできる範囲でスケジュールを立てればよいのですが、びっしり計画を入れてやろうとします。

 

 

 

 

 

計画通りにいかないと何も手につかなくなってやめてしまう例があります。レポートや課題は指示されたように、すべての文献に一字一句目を通さないと、一行も書けないという状況になることもあります。

 

 

 

 

 

③対人関係

 

 

 

 

 

対人関係では、対人緊張が強く、対人恐怖症状、例えば少人数クラスでの発表に恐怖を覚えて登校できなくなったり、大人数での食事がとれない「会食恐怖」があります。

 

 

 

 

 

一対一の対人関係においても、「自己主張する」とか「何かを頼む、質問する」ことができずに、逆に他人からの誘いや無理な頼まれごとを断ったり、嫌だと言うことができないなど対人関係ではほとんどが受け身です。

 

 

 

 

 

一方、このような自分をわかってほしいという欲求は極めて強く、また、自分が他人からどう見られているのか、どう評価されているのかに極めて敏感で、他人からのちょっとした批判に傷ついて登校できなくなった例も多く見られます。

 

 

 

 

 

このため、同性の親友がいることはほとんどなく、ボーイフレンド、ガールフレンドもできない状況です。

 

 

 

 

 

唯一、夜間のコンビニ、ファストフード、本屋など、店員の対応がマニュアル化しているので自分で決断する必要がなく、表面だけですむ場での人間関係はとりやすいようです。

 

 

 

 

 

このような彼らにとって、情緒的な対応が必要な親子関係は最も苦手な関係であり、食事など実生活上必要な母親との関係はかろうじて保たれていても、ひきこもることに批判的な父親とは、まず、コミュニケーションはほとんどない傾向があります。

 

 

 

 

 

④自己評価とひきこもる過程

 

 

 

 

 

この「ひきこもり」に対して自分自身では、強い罪悪感や自責感を覚え、劣等感と不安や焦燥感にさいなまれている一方、「自分は普通に学校に行くことができ、積極的に他人とかかわることができ、他人から高く評価されている」あるいは「他人より秀でていて当然だ」という行動目標、自己への要求水準、さらに自我理想や自尊心は自分の実際の能力に比べて異常に高く、極めて自己愛的です。

 

 

 

 

 

しかし、物事に対応する能力、特に対人関係の能力はとても自分の理想に追いつかないため、現実の自分に対する評価は極めて低く、高い自尊心と低い自己評価との間が完全に分離しています。

 

 

 

 

 

「ひきこもり」が続くと、さらに自己評価が下がり、それを評価される現実社会からますます足が遠ざかるという悪循環に陥り、以前はあった対人関係も徐々に失っていき、新たな関係を作ることはできずに「ひきこもり」が長引いていくという過程を示していきます。

 

 

 

 

 

コラム

 

 

 

 

 

心理的に父親不在とよく言われるように、家族とのかかわりがあまりない父親が多いのは事実です。

 

 

 

 

 

そのため、家庭内に父性を確立することが家庭内暴力等の問題の解決のポイントだと言われています。ではどうやったら、父性を確立できるのでしょうか?

 

 

 

 

 

父親が家庭内で父性を確立するためには、直接、問題を解決しようとしないで(解決できればそれに越したことはありませんが)、子供の不登校や家庭内暴力で困っている母親をしっかり支えることです。

 

 

 

 

 

もう一つは、子供との関係を回復することによって、母子の密着した関係から子供を解き放し、子供の自立を促すことです。父親の役割は言うまでもなく重要です。

 

 

 

 

 

父親が自分という人間の生身の姿、素直な気持ちで子供に接することが大切です。

 

 

 

 

 

家庭の中で、お父さんの存在・役割はとても大切なものだということを認識してください。

 

 

 

 

 

孤軍奮闘しているお母さんを支えてあげてください。

 

 

 



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