ADHD~成績の良い子どもほど見過ごされる~
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ADHD~成績の良い子どもほど見過ごされる~

2019年05月10日(金)4:51 PM

学校の成績が良ければ将来は安泰と考えている方も少なくないと思いますが、成績の善し悪しと発達障害であるかどうかは、完全には結びつきません。

 

 

 

 

 

子どもの頃から成績が抜群に良く、一般的に優秀だと言われている大学に入り良い企業に就職したとしても、会社に馴染めず転職を繰り返すケースが増えているといいます。

 

 

 

 

 

その原因に、発達障害が関わっていることが少なくないのです。

 

 

 

 

 

日本の現状の教育では、テストなどの学力が重要視されています。他人とうまく関われなくても、自己中心的な行動が目立っても、成績さえ良ければよい大学に入ることもでき、良い企業に就職することも可能です。

 

 

 

 

 

頭の良い人は、たとえ発達障害の症状が現れていたとしても、成績が良いことで周囲からもちやほやされることも多いためプライドが高くなりがちで、自分が発達障害であるとは露ほども思っていませんし、回りから指摘されたとしても認めにくい傾向にあります。

 

 

 

 

 

親御さんも「この子は少し変わっているかもしれないけれど、成績が良いのだから大丈夫」とさして気にしないケースが多く見受けられます。

 

 

 

 

 

そのため、成績が良いお子さんほど、発達障害が見過ごされたまま成長してしまいがちです。

 

 

 

 

 

しかし、社会では知識以上にコミュニケーション能力や協調性が重要視される傾向にあり、社会に出てから発達障害の症状が原因でつまずいてしまうことがあるのです。

 

 

 

 

 

実は医師にそのようなタイプが多く見られます。

 

 

 

 

 

こだわりを持って1つのことに打ち込めるという発達障害の特徴が良いように作用すれば良いのですが、逆に悪い方向に作用している医師の方も少なくないようです。

 

 

 

 

 

眼科医の方のこんなエピソードを聞いたことがあります。ある日、小学生のA君が視力測定のために近所の眼科を訪れました。

 

 

 

 

 

初めは左目を隠して右目の視力を測定しました。視力測定者が「はい、結構です。それでは逆にして」と言うとA君は右目を隠し、「上、下・・・・」と答え、問題なく順調に測定できていると思われていました。

 

 

 

 

 

ところが、左目の視力がひどく悪い結果だったのです。そして、眼科医から告げられた病名は、「心因性視力障害」でした。

 

 

 

 

 

父親がA君に聞くと、「検査のお姉さんが逆にと言ったので、全部逆に答えたんだ」と言いました。

 

 

 

 

 

視力想定者は、目を隠す棒をもう片方の目にと言ったつもりでしたが、A君はさらに、答えまで逆に言ってしまったため、左目の検査は見事に外れたわけです。

 

 

 

 

 

父親は眼科医に、「うちの息子は自閉症スペクトラムで、行間がうまく読めないのです。けっして心因性ではないと思います」と丁寧に訴え、再検査をお願いしました。

 

 

 

 

 

しかし眼科医は、「わたしの診断が信用できないのか?」と怒鳴って追い返してしまったというのです。

 

 

 

 

 

これは嘘のような本当の話です。相手の話を冷静に聞かない自己中心的な点、親御さんが丁寧にお子さんの病気を説明したにもかかわらず自分の意見に固執する点、急に切れた点、看護師に聞いたところ、今回に限ったことではなく以前にも同じようなことが何回かあったという点、以上から考えると、この眼科医は発達障害の様相があります。

 

 

 

 

 

このような例は、意外とさまざまな病院で多く語られています。勉強をがんばって医学部に入り、国家試験に通ったような人間でも発達障害でないとはけっして言い切れないのです。

 

 

 

 

 

医師という職業は、専門的な技術を求められる割合が多く、それまで勉強をしてきた自分の興味のある分野の知識が職業でも非常に役に立ち、個人の能力がものをいう場面が多いので、発達障害による症状があったままでも、何も指摘されずに社会で暮らしていきやすいように思います。

 

 

 

 

 

しかし、他の学部、特に文系は必ずしもその人が持っている専門知識を活かせる職業に就けるとは限りません。

 

 

 

 

 

発達障害を抱えている人は、興味のある仕事に就けば驚くほどの能力を発揮しますが、自分のやりたいことから少しでも外れると興味がまったく持てずにすぐに辞めてしまう傾向があります。

 

 

 

 

 

また、コミュニケーション能力の問題から辞める人も少なくないのです。

 

 

 

 

 

勉強ができるからといって発達障害ではないとは言い切れません。勉強ができても、少しでも発達障害の兆候がお子さんに見られたら、躊躇せずになるべく早期に専門医とまず相談すべきでしょう。

 

 

 

 

 

そして、例えば、ADHDにより不注意が多いとわかったのであれば、どんなところをミスしやすいのか、デスクの目に見える位置に貼っておくなど、自分の苦手なことを知ることで、前もって対策が立てられるはずです。

 

 

 

 

 

症状を認識し、対策をしっかり立てることが持っている長所を活かし社会で成功することにつながることでしょう。

 

 



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