ひきこもり~人間関係がうまくいかない~
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ひきこもり~人間関係がうまくいかない~

2019年05月01日(水)3:21 AM

社会生活や人づき合いの基本ともいうべき「間」を感知し得ない子どもたちが、やがて引きこもりになるケースが続出しています。

 

 

 

 

 

わたしたちは、社会生活を営むうえで特殊な場合を除いて、いわゆる人間の集団を前提としています。

 

 

 

 

 

その意味で、学校に行かない(行けない)、会社に行かない(行けない)、高校を中退するのは、新たな場を創造したり求めたりしない限り、同世代集団からの「置き去り」につながってしまう危険性をはらんでいます。

 

 

 

 

 

自分の属する集団がいやな子どもは、登校、出社拒否することで、一時的に解放されますが、たび重なるそうした行動は「離脱」につながりやすいのです。

 

 

 

 

 

不登校になって、親に「行かなくてもいいよ」と言われると、いったんそこから解放されます。

 

 

 

 

 

ですが、その後、集いあう場が保証されず、集団からの解放も長期化すると今度は集団に馴染めない、そして拒絶の段階に入ってしまい、自らの人間関係を萎縮させてしまうこともよくあります。

 

 

 

 

 

フリースクールや私塾など、他の同世代集団に行けるのであればどんどん行くべきだと思います。

 

 

 

 

 

職場も正規職員にこだわることはなく、フリーターでもとにかく働くことが重要です。

 

 

 

 

 

とにかく大人になるために必要な社会性(人間関係)を学ぶ場が必要なのです。

 

 

 

 

 

いま、たくさんのフリースクールがあり、そこへ通っていける子どもたちについては心配しませんが、やはり家から一歩も出られない子どもたちへの関わりは継続させなければいけないと思っています。

 

 

 

 

 

学校に行く行かないが問題なのではなく、人間関係を拒絶しているかどうかが問題であることを認識していただきたいと思います。

 

 

 

 

 

初期の段階では特に重要です。不登校は対象が学校になるので、原因追求の先が学校に向きやすいのです。

 

 

 

 

 

もちろんそのことも大切でしょうが、自らの人間関係の取り結び方で悩んでいるとしたら、早めに多元的に友達を見る目を育ててあげることが重要だと思うのです。

 

 

 

 

 

さて、わたしたちの活動している関東自立就労支援センターにも、集団そのものが苦手な子どもたちがかなり多くいます。

 

 

 

 

 

そして、その苦手さを少しずつ緩和していこうとしているのです。

 

 

 

 

 

関東自立就労支援センターで集団の人間関係に自信をつけ、エネルギーが出て元気になってきた子どもは、関東自立就労支援センター以外の場で、「新鮮な自分」を見つけ出す旅に出たくなるのです。

 

 

 

 

 

関東自立就労支援センターには、どちらかといえば、あまり元気のない子どもがいます。

 

 

 

 

 

そこで少しパワーが出て活動的になって、何かやってみたいと思い始める子どもには、じれったく若干物足りない場所になってきます。

 

 

 

 

 

「ぜんぜんみんなはやる気がない」となってきます。そういった子どもは、別の空間を求めてきます。

 

 

 

 

 

この子どもなりの段階を歩んでいるのです。

 

 

 

 

 

そして、行った先でエネルギーを使い果たしてしまったときは、また戻ってくればいいのです。

 

 

 

 

 

最近も、関東自立就労支援センターに来ている子どものひとりが、「僕は、ここにいてももう進歩がない。

 

 

 

 

 

だからもうやめます」と言ってきました。

 

 

 

 

 

わたしは「それはすばらしいことじゃないか、君のエネルギーは関東自立就労支援センターを越えたんだ。

 

 

 

 

 

それなら、他のところを紹介するから、今度はそこへ通ったらどう?」と言いました。

 

 

 

 

 

そうした子どものニーズに応える意味からも、わたしたちは多くの活動体と普段から連絡を取り合っているのです。

 

 

 

 

 

結局、彼はもうしばらく関東自立就労支援センターに残ることになりましたが、とにかくこんな感じで、子どもがまずは気楽に外に出て、集団に馴染んでくれるような場が必要だとわたしは考えています。

 

 

 

 

 

集団を拒絶し、ほとんど人と触れ合えないある子どもは、「無理して人と付き合うより、自分はひとりのほうがいい。

 

 

 

 

 

どこか静かな無人島にでも行って暮らしたい」と言います。

 

 

 

 

 

そうした子どもも家庭訪問によって一対一の信頼関係を頼りにして、「人といっしょにいるなんて耐えられない。

 

 

 

 

 

ひとりだけでいるほうが絶対にいい」と言いながらも、関東自立就労支援センターに通ってきています。

 

 

 

 

 

自分が苦手としている集団という場にがんばって来ているのです。

 

 

 

 

 

こういったことは本人の自尊心を思いやり、徐々にやっていかないとはっきりした拒絶が起こります。

 

 

 

 

 

何ヶ月も部屋の隅でボーっとしている子どもがいれば、傍らで見ている親は、早くその段階を卒業してくれないかとイライラしてくるでしょうが、ここは焦る自分との戦いなのです。

 

 

 

 

 

わたしはよく、「ブラブラしていてもいいが、ひとりでブラブラしているよりも、ふたりでブラブラしているほうがいい。

 

 

 

 

 

ひとりでいるよりもふたりでいることで、息を感じ、生きている価値と出会うのだ」と思います。

 

 

 

 

 

わたしが目標にしているのはこのことなのです。

 

 

 

 

 

人間とは彼あってわたしありで、わたしあって彼ありなのです。

 

 

 

 

 

「できることなら、人と楽しく触れ合いながら生きていきたい」と必ず人間は思っているのです。

 

 

 

 



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団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
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理事:
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住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援