不登校の子どもはゲームをしながら不安と寂しさでいっぱい
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不登校の子どもはゲームをしながら不安と寂しさでいっぱい

2019年04月27日(土)10:56 PM

不登校の子供は、何時間もテレビやマンガを見ていたり、ゲームやパソコンをしたりします。親からすれば、「能天気に学校にも行かないでゲームばかりして」などと思ってしまいますが、子供は、不安をまぎらわそうとしてそうしているのです。

 

 

 

 

 

「将来、どうなるんだろう」「学校に行けるようになるんだろうか。ちゃんと卒業できるんだろうか」「友達と一生遊べなくなるんじゃないか」「いつになったらこの状態から抜け出せるんだろう」と不安とさびしさでいっぱいです。

 

 

 

 

 

親が心配していることと同じ事を考えているのであって、けっして能天気にやっているわけではありません。ですから、特に不登校の混乱期においては、絶対に注意してはいけません。注意するほど、反発します。

 

 

 

 

 

わたしの知人の場合は、不登校中の息子がテレビばかり見ているのを、「とにかくやめさせないと」と思って注意して、家具を壊されたり、壁に穴をあけられたりしました。そういう失敗を繰り返さないようにしましょう。

 

 

 

 

 

本人も心の中では「こんなことを続けていてはいけない」と思っています。親が心の中で腹を立てていると、子供は敏感にそれを感じ取ります。そんなときは、子供の目の前から少し離れるなど一定の距離をとるしかありません。

 

 

 

 

 

子供がゲームなどを延々としていることが気にならないようになるのも、大きな進歩です。「ああ、やってるわね」ぐらいに思っていると、いつの間にか、やめるようになります。

 

 

 

 

 

不登校の状態が安定期になってくると、親が「これぐらいにしようね」と言えるようになり、子供と話し合って時間を決められるようになります。

 

 

 

 

 

子どもは自分を責めている

 

 

 

 

 

不登校の子供は、昼間は寝ていて夜に起きて行動することが多くなります。親としては、「なんとか早く直さないといけない」と思いますが、昼夜逆転の生活を無理に直す必要はありません。

 

 

 

 

 

なぜ昼夜逆転の生活になるかというと、子供としては昼間に起きていると、学校に行っていない自分を責めてしまうからです。登下校したり遊んでいたりする他の子供たちの声が外から聞こえてくると、「自分はやっぱりダメな人間だ」と思ってしまいます。

 

 

 

 

 

それを避けるために、カーテンを閉め切ったり布団を窓のところに積んだりして外界からの刺激をシャットアウトしようとします。外の音が聞こえてこないように、テレビの音を大きくします。そして夜になって、外から音が聞こえなくなってくると起き出します。

 

 

 

 

 

ですから、昼夜逆転している子供に、「早く起きなさい」とか「早く寝なさい」と言ってもあまり意味がありません。子供は余計に反発します。暴言や暴力が出てきてしまいます。

 

 

 

 

 

不登校の子供の昼夜逆転は、「放っておきなさい」というのが答えです。考えてみれば、昼間は寝ていてくれたほうが、親としてはだらだらしている姿を見て腹を立てなくてすみます。

 

 

 

 

 

「優柔不断型」の親は、積極的に子どもに声をかける

 

 

 

 

 

ただ、「優柔不断型」の親については、子供に注意やアドバイスを積極的にすべきなので、「お母さんはあなたの体が心配なの。体を休めたら?」などと言ってあげたほうがいいでしょう。

 

 

 

 

 

逆に「抑圧型」の親は、言うべきではありません。昼夜逆転は、回復期に入って、子供に目標が出てくると、自然に元に戻ります。ですからあまり心配する必要はありません。

 

 

 

 

 

沈黙することも指導法の一つです。不登校の子供といっしょにいると、イライラすることがよくあります。子供が一日中だらだらしてソファで寝ていたり、ゲームをし放題だったりするからです。

 

 

 

 

 

特に「抑圧型」の親の場合、そこで注意や忠告をしたら、信頼関係が崩れてしまいます。子供のほうも、母親がイライラしているのは気づいています。

 

 

 

 

 

そこで親が注意しないで沈黙するだけで、子供は「お母さんはいつもと違う」と思います。もし、きついひと言を言ってしまいそうだったら、その場を離れることをお勧めします。

 

 

 

 

 

料理の下ごしらえでも、庭の草むしりでも、洗濯でもいいと思います。それでもイライラしてしまうようでしたら外出してください。1時間でも外の空気を吸えば、気持ちはだいぶ落ち着いてきます。

 

 

 

 

 

喫茶店やファミリーレストランで本を読むのもいいでしょう。本を読んで気持ちを落ち着かせてから家に帰ります。その場を離れるのは、子供に対して「親はいい気分ではないんだよ」と無言で教えていることになるのです。

 

 

 

 

 

子供にとっては、親の沈黙というのは怖いものです。これもひとつの指導法です。「親は何を考えているんだろう」と子供に考えさせます。いつも口うるさい「抑圧型」の親がやったら特に効果的です。

 

 

 

 

 

怒った顔をする必要はありませんが、ふつうの顔をして黙って外に出ていけばいいのです。

 

 

 

 

 

子どもを心配しているようで、実は「依存」している

 

 

 

 

 

子供が不登校になると、母親は家にずっといないといけないのかと思ってしまいます。「外出すると子供に悪い」と思うのと、「家に自分がいないと、何かするんじゃないか」と心配だからです。

 

 

 

 

 

でも、母親に「子供さんが何をするんですか」と聞くと、言葉が返ってきません。結局、「さびしがるんじゃないか」「兄弟げんかをするんじゃないか」などと、取り越し苦労をしているだけなのです。

 

 

 

 

 

実は、子供は「監視されたくないから、家にいないでほしい」と思っています。親が家にいなければ、ゆっくり休めるので精神的なエネルギーを蓄えることができます。

 

 

 

 

 

親が家に常にいるということは、それ自体が子供に「依存」していることでもあるし、子供を縛っていることにもなります。親がいようがいまいが、子供が問題を起こすときは起こすものです。

 

 

 

 

 

思い切って外出することも親が自分を変える一つのステップです。取り越し苦労をしているのは、子供のことをあまり信じていないということです。

 

 

 

 

 

もちろん親が子供を放って家に帰られないのはいけませんが、「自分がいなくても子供は大丈夫だ」と信じて、家から出てみましょう。

 

 



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