小学生・中学生・高校生・・・・・・それぞれの心の特徴
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小学生・中学生・高校生・・・・・・それぞれの心の特徴

2019年04月25日(木)12:48 PM

小学生・・・低学年と高学年の発達上の違いを知ろう

 

 

 

 

 

かつての小学校は、少年少女期の子供たちが通っていました。しかし、現在では小学校高学年で多くの子供たちはすでに思春期に入っています。当然、思春期独特の心理的特徴(思春期心性)も示し始めます。不登校の子供への支援が、低学年と高学年とで大きく異なるのは、高学年の子供がすでに思春期に入っているためです。

 

 

 

 

 

中学生・・・大人を否定する時期

 

 

 

 

 

思春期は親からの精神的自立の時期です。中でも、中学生は「大人を否定する時期」で、思春期心性がもっとも顕著にあらわれます。しかし、まだ「自分自身を見つめる力」はそれほど発達していないため、言葉でのカウンセリングにはなかなか乗り切れません。

 

 

 

 

 

そのため中学生の場合は、子供のカウンセリングとともに、親のカウンセリングを並行して行う必要があります。「今はふつうに話もするし、仲も良いのだけれど、なんで中学生の頃は、わけもなくイラついたのだろうか。親がうっとおしくて反発して・・・・・」と7割近くの大学生が中学生の時期を振り返ります。中学生は、そういう時期だということを親が知っておくことは大事なことです。

 

 

 

 

 

高校生・・・大人の再発見の時期

 

 

 

 

 

高校生は「大人の再発見の時期」です。矛盾に満ちた世の中を、バランスを取りながら生きている大人の生き方がかなり理解できるようになります。この時期にどのような大人に出会うかで、その子の人生は大きく変わります。

 

 

 

 

 

また、「自分自身を見つめる力」がつきてきますので、言葉でのカウンセリングが効果を発揮します。親子関係があまりにも悪い場合には、親からの自立を視野に入れて、本人のカウンセリングをすることもあります。

 

 

 

 

 

今の思春期は昔の思春期とは違う

 

 

 

 

 

思春期は昔からあったと思われる方が多いと思います。しかし、昔からあった思春期は、「産婦人科的思春期」で、体の変化だけを考えたものです。そして現在の思春期は、「精神科的思春期」のことです。

 

 

 

 

 

「精神科的思春期」は第二次成長の始まりから、一人前の大人になるまで」と定義されるものです。第二次成長の始まりの時期として「初経年齢」を、また、「一人前の大人」になる時期として「学校卒業年齢」をとっています。

 

 

 

 

 

しかし実際には、第二次成長は「初経年齢」より1年ほど早く始まります。また、学校を卒業したからといって「一人前の大人」とは扱われません。

 

 

 

 

 

個人差は大きいですが、現代日本では10歳前後から思春期に入り、終わるのは35歳という説まであります。このように現代の思春期は非常に長く、乗り越えにくいのです。

 

 

 

 

 

思春期を乗り越えようとして、悩み苦しんでいる子供たちに、「しんどいだろうなあ」と親が共感できるかどうかが思春期の子供への関わりの成否を決める大きなポイントです。

 

 

 

 

 

「不登校」は、現代社会の必然的な産物

 

 

 

 

 

不登校は思春期以前の子供にもありますが、思春期にもっとも特徴的な現象です。不登校に代表される思春期の社会不適応の原因を考えますと、大人へと巣立つ過程を山登りに例えると、不登校の原因として以下の3つをあげることができます。

 

 

 

 

 

①日本において思春期が急激に長くなったこと。

 

 

 

 

 

②思春期に到達した段階での子供たちの精神面での脆弱さ。

 

 

 

 

 

③モデル(目標)である「大人たちの実像」が、現代の子供たちには見えにくいこと。

 

 

 

 

 

このような日本社会の変化を考えると、不登校の子供が増加するのも当然の結果だと思います。子育ての結果は思春期にあらわれるものです。思春期に至るまでの子育てを見直さないかぎり、思春期の子供たちの問題は根本的には解決しません。

 

 

 

 

 

とは言っても、時間をさかのぼることはできません。「子育ての結果は、思春期にあらわれる」という言葉は真実の一面をついていますが、思春期に不登校などの不適応を起こしたら、もう取り返しがつかないと受けとめ、落ち込んでしまう方もたくさんいます。

 

 

 

 

 

一方で、「思春期は最後の調整時期」という言葉もよく使われます。この言葉は、成長の過程で積み残した心の発達課題を思春期に症状を出すことによって解決し、育ち直すという意味です。

 

 

 

 

 

この言葉も真実です。わたしは関東自立就労支援センターでたくさんの親子と話をしてきました。そして、「思春期は最後の調整時期」という言葉も実感しています。

 

 

 

 

 

不登校・子育て・思春期について

 

 

 

 

 

〇 学校に行けない理由は、対人関係の問題、すなわち心の問題がほとんどです。中学までは何もなかったのに、それ以降不登校になり、退学してしまう高校生も多いです。

 

 

 

 

 

〇 子供が学校に行けなくなったとき、親だけではどうにもならない場合も多いものです。勇気を出して早めに各相談機関に相談に行きましょう。

 

 

 

 

 

〇 思春期や成長期にある子供の1年、2年は非常に大切な時間です。親が躊躇しているうちに時間が過ぎてしまうことのないようにしましょう。

 

 

 

 

 

〇 「本人の自主性にまかせ、ひたすら待つ」という対応は、ある特定のタイプの高校生にしか当てはまらないことが多いです。

 

 

 

 

 

〇 本人の精神的な回復状況に見合ったタイミングの良い学校への誘いかけは、なくてはならない支援方法です。

 

 

 

 

 

〇 不登校の子供を入院させたいという親の相談は意外と多いです。しかし、入院では治らないばかりか、泥沼化するケースが多いのも事実です。

 



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