思春期の子どもとの接し方
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思春期の子どもとの接し方

2019年04月19日(金)3:17 PM

中学2年生から3年生の頃は、いわゆる思春期と呼ばれる時期です。

 

 

 

 

この時期の子供たちの頭の中は、未来への希望や不安、あるいは自己とは何かなど、さまざまな葛藤が渦巻いています。

 

 

 

 

自分とはいったい何者なのか。これから自分はどこに向かって歩いていこうとしているのか。そういうことを考え始めるのもこの時期です。

 

 

 

 

また、考え方や価値観なども定まっていません。友人や親、先生などの考え方に影響を受けるごとに、ころころと自分が変わっていく、物事に対する好き嫌いも、善悪の判断さえも日々揺れ動いている。、つまり自分というものがあるようでない、そんなふわふわした時期だともいえるでしょう。

 

 

 

 

したがって親から「お前は何を考えているんだ」といわれても、自分でも何を考えているのかわからない、答えたくとも答えようがないのです。

 

 

 

 

小学生のときとは違って子供が中学生になると、親は大人同士のような会話を望むようになります。小学生のころであれば、「今日は誰と遊んだの?」「今日は一郎君と遊んだんだ。一郎君はファミコンがとてもうまいんだよ」「そう、でもゲームばかりしてちゃダメよ」という程度の会話で済みます。

 

 

 

 

それ以上の話に展開するのも無理でしょうし、他愛のない会話ばかりです。そしてこの他愛のない会話というものは、親にとっても子供にとっても適度に心地いいものなのです。

 

 

 

 

ところが中学生になると、親は急に会話のレベルを上げようとします。いわゆる「意味のある会話」をしようとするのです。

 

 

 

 

今自分は何を考えているのか。学校や将来に対してどのように考えているのか。そういった質問を親は子に期待していきます。

 

 

 

 

だから「くだらん、つまらん話はするな」という言い方は子供の話す意欲を奪ってしまうのです。

 

 

 

 

子供のほうにしてみれば、自分でもわかっていないのに答えられるはずがありません。

 

 

 

 

会話をしたくても会話ができない。親の望むような受け答えができない。そこで場つなぎに「つまらない、意味のない話」をするのです。

 

 

 

 

それを否定されたら、黙っているしか仕方がないのです。

 

 

 

 

この時期の子供たちは、自分から何を話そうというよりも、不安であればあるほど親の言葉の気持ちを聞こうとする姿勢を持っています。

 

 

 

 

いくら中学で勉強をしていても、まだまだ社会の中では知らないことだらけです。社会はどのような仕組みになっているのか、働くとはどういうことなのか、社会で起きているさまざまな出来事についてどう考えればいいのか、それらを知りたいという欲求が必ずあります。

 

 

 

 

だからこそ、親同士の会話がとても大切になります。父親が自分の仕事や職場のことを母親に話す、ははおやもそれにたいしてきちんと受け答えをする、その両親の会話を子供はよく聞いているものです。

 

 

 

 

その会話の中から社会を見ようとしているのです。つまり両親の会話の中には、実に多くの生きるためのヒントが隠されているということになります。

 

 

 

 

仕事への不満でもかまいません。部下が言うことをっきかないという愚痴でもかまいません。

 

 

 

 

実社会で何が起きているのかを伝えてあげるべきなのです。

 

 

 

 

よく「仕事の話は家ではしたくない」「会社の話を女房にしてもわからない」という父親がいます。

 

 

 

 

一方「仕事の愚痴を私に言われても困る」という母親もいます。しかしこれでは子供たちにもメッセージを伝えることはできません。

 

 

 

 

もし仕事の話がいやなのであれば、今日あった出来事でもかまいません。「今日電車に乗っていたら少しマナーの悪い人がいてね。周りは迷惑していたよ」という話題でもいいのです。

 

 

 

 

それを聞いた母親も、聞き流さないで自分の思いを述べるのです。その主婦の会話がとても子供には勉強になるのです。

 

 

 

 

もし父親の帰りが遅くて食卓にいなければ、母親が話してあげればいいのです。「今日の新聞にこんな記事が載っていたけど、お母さんはこう思うわ」と自分の意見を聞かせる。子供は「ふうん」と言うだけかもしれませんが、母親の考え方はきっと聞いているものなのです。

 

 

 

 

ただ黙々と夕食を食べている。こういう状況を作り出しているのは誰でしょう。

 

 

 

 

それは子供のせいではなく、親の怠慢なのです。ワイワイと「他愛のない話」をして盛り上がる自身がないというご両親もいるでしょう。

 

 

 

 

でもそれだけが家族ではありません。もし楽しい会話をしたいと願うなら夫婦二人ですればいいのです。

 

 

 

 

たとえば食事が済んでしまえば子供はすぐ自分の部屋に行ってしまう。しかし居間では父親と母親がなにやら楽しそうに話をしています。

 

 

 

 

時々二人の笑い声が聞こえてくる。そうすると子供たちは必ず今をのぞきに来ます。「ねえ、何の話してんの?」と寄ってくるものです。いくらぶっきらぼうにしていても、家庭に関心のない子供などはいません。

 

 

 

 

来なくても部屋で気にしています。引きこもりの子供たちが人間関係を拒絶しているようでいてまったく反対であったことを強調したいのです。

 

 

 

 

子供が自分から首を突っ込みたくなるような、そんな楽しい雰囲気を作ることがもっとも大切なことです。

 

 

 

 

子供の口数が減ったのは、それは親が話したくなくなるような環境をつくっているからではないでしょうか。夫婦二人でいるのが気まずい、そこに子供が入ってくるとホッとするという相談もありますが、それは別な機会にお話しましょう。

 



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