自己肯定感は他人からの肯定で獲得できる
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自己肯定感は他人からの肯定で獲得できる

2019年04月08日(月)12:38 PM

自己肯定感は、いくら自分で自分に言い聞かせても、それほど理想的につかめるものではありません。

 

 

 

 

 

「自信は自分がつけるものではなく、他人がつけてくれるものではないですか」

 

 

 

 

 

これは中学3年のW君が相談室でつぶやいた言葉です。

 

 

 

 

 

他人に肯定されてこそ、初めて自己肯定感は生まれるのです。

 

 

 

 

 

W君は、小さいころから「気が弱い子、自信のない子、はっきりしない子」と周りから言われ続けて育ってきました。

 

 

 

 

 

中学になっても「自分はダメな子どもなんだ」と思い込んでしまって自信が持てず、いつも否定的な目で自分自身を見るような消極的な子どもになっていました。

 

 

 

 

 

中学3年になって受験を控えて、担任の先生はW君を励ましました。

 

 

 

 

 

 

「W君はやればできるんだから、もっと自分に自信を持ちなさい」

 

 

 

 

 

でも、W君にはこの担任の激励が空しく聞こえたといいます。

 

 

 

 

 

そして、相談室でつぶやいたのが前の言葉です。

 

 

 

 

 

ずっと他人から否定され続けてきたのに、いまさら自信を持てなんてあんまりだ、彼は心の中でそう叫んだのです。

 

 

 

 

 

「自信というのは自分の力でつけていくもの」「他人からつけてもらおうなどというのは甘えている」と思っている方もいるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

でも、それは大人になってからの話ではないでしょうか。

 

 

 

 

 

大人は自分の努力によって成功体験を積み重ね、それによって自信をつけていくことが可能です。

 

 

 

 

 

ですが、子どもの心はまだそこまで成熟していません。

 

 

 

 

 

褒められたり、親や他人に認められたりしながら自信をつけていくのです。

 

 

 

 

 

つまり、子どもの自己肯定感は、親や周囲の大人が「必要というメッセージ」を声をかけてあげながら育て上げるものなのです。

 

 

 

 

 

子どもの世界は、成功と失敗の境界がとてもあいまいです。

 

 

 

 

 

大人の世界であれば、たとえば営業の仕事なら、売り上げ目標が達成できれば成功したことになり、会社から評価されます。

 

 

 

 

 

逆に達成できなければ失敗ということになってしまいます。

 

 

 

 

 

厳しい面もたくさんありますが、その結果を自分の目で明確に見ることができます。

 

 

 

 

 

でも、子どもの場合は、テストで70点をとっても、成功だと思う親もいれば失敗だと思う親もいます。

 

 

 

 

 

そのとらえ方は人それぞれで、境界がはっきりしていないのです。

 

 

 

 

 

だからこそ、親や周りの評価がとても大きな意味をもってくるのです。

 

 

 

 

 

70点を取って「よくやったね。がんばったね」と褒められて育った子と、「どうして70点しか取れないの。90点以上取れるようにがんばらなくてはダメじゃないの」と言われ続けた子どもがいたとします。

 

 

 

 

 

同じ点数でも、前者の子どもはきっと自信がもてる子どもに育ちます。

 

 

 

 

 

後者の子どもは「どうせ自分なんか」という気持ちがいつもつきまとってしまいます。

 

 

 

 

 

この差はとても大きく将来に影響を及ぼすと思います。

 

 

 

 

 

自信を持たされて育った子どもはストレスに強くなります。逆境にも強くなります。

 

 

 

 

 

たとえ失敗しても「大丈夫だ。僕は必ずできるんだ」という前向きな気持ちになれます。

 

 

 

 

 

少々のことでめげたりせずに、常にチャレンジ精神を持つことができます。

 

 

 

 

 

そして、最後の最後になって失敗を経験してどうにもならなくなったとき、子どもの心に「帰る家」があれば、踏ん張る気持ちが出てくるのです。

 

 

 

 

 

一方、自信のない子どもはいつも物事を消極的に考えるようになります。

 

 

 

 

 

たとえ成功しても、「たまたま成功したんだ。今度は失敗したらどうしよう」と成功の喜びよりも、失敗を怖がる気持ちばかりが強くなります。

 

 

 

 

 

いつも精神を緊張させていて、ストレスを抱えやすくなります。こういう子どもは、社会へ出ても他人と安心して関わっていくことができなくなります。

 

 

 

 

 

子どもにとっては、親からほめられたり、認められたりする、これほどうれしいことはありません。

 

 

 

 

 

それが生きていく勇気と自信の源になっていくのです。また、ストレスに負けない子どもをつくることになるのです。

 

 



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