父親の子供への寄り添い方
ホーム > 父親の子供への寄り添い方

父親の子供への寄り添い方

2019年04月05日(金)12:31 PM

思春期になった男の子は同性である父親に、自分の成長を認めてもらいたいと思っています。

 

 

 

 

 

そして、思春期の息子が「おやじ」と初めて呼ぶときは父親を乗り越え、父親に近づきたいという思いがあるようです。

 

 

 

 

 

生き方の指針を父親から得ようとしていることもあるのでしょう。

 

 

 

 

 

子ども時代、思春期、青年期を通して父親との関係で悩んでいたカウンセリングで出会ったある青年は、「とうちゃんからお父さんへ、お父さんからおやじへ呼び方一つで、結構苦労しました」と、仕事に忙しく、対話のない父親に近づくために呼び方一つにも苦労したことを回想します。

 

 

 

 

 

「親だから」「わが子だから」というお互いの思いがときには依存であったり、ときには拒絶になったりします。

 

 

 

 

 

 

そうした父と子の心模様を、この青年は幼い頃から敏感に感じていたのです。

 

 

 

 

 

「とうちゃん」「お父さん」「おやじ」と呼び方を変えるたびに、小さな勇気を持って父親に接していたのです。

 

 

 

 

 

おやじと呼ばれるためにもお父さんにプロセスが必要のようですが、おやじと呼ぶ子どもの方にもプロセスが必要なのです。

 

 

 

 

 

そんなおやじのみなさんにエールを送る意味で、わたしがカウンセリングのなかで見つけ出し、カウンセリングのなかで父子が教えてくれた思春期以後の子どもへの寄り添い方のポイントを紹介しましょう。

 

 

 

 

 

子どもに寄り添いながら、おやじになれれば最高です。

 

 

 

 

 

ポイント1 ずぼらな父親であれ。

 

 

 

 

 

傷だらけの人生を生きてきた父親も、子どもの前では完全主義をとりやすいものです。

 

 

 

 

 

それだけだと子どもは「父親のような立派な人間にはなれない」とすくんでしまいます。

 

 

 

 

 

父親としての尊厳を守りながら、ずぼらである余裕を子どもに見せるのです。このずぼらさが、子どもへの信頼感になれば関係は自然と深まっていきます。

 

 

 

 

 

ポイント2 他人を引き合いに出さない。

 

 

 

 

 

他人を引き合いに出して「それに比べて」という言い方は、子どもの心をかなり傷つけることだけでも覚えておきたいものです。

 

 

 

 

 

また、仲のいい友人を悪く言ってはいけません。親から見たら最悪の友人でも、わが子の弱点をしっかりとその友人が支えていることは予想以上に多いものです。

 

 

 

 

 

その支えてくれる面をわが子に強調していくことで、一方が持つリスクをわが子はしっかりと気づいていきます。

 

 

 

 

 

ポイント3 絶対表現より融通表現を多くし、何事も強迫的にならず「間」を大切に。

 

 

 

 

 

「違いない」「決まっている」「絶対にそうだ」といった言葉より、親が「かもしれない」「じゃないかな」という表現を使うと、思春期の子どもはうつむきかげんの頭を上げ、自分の思いを語りだします。

 

 

 

 

 

この「あいまいさに耐える力」を身につけることが、人間の成長につながるのです。

 

 

 

 

 

ポイント4 子どもの在り方そのもので世間体を気にしたりせず、その一方で親も人間関係から逃げない。

 

 

 

 

 

親が人間関係から引きこもらないこと、関わりをけっしてあきらめないことが大切です。

 

 

 

 

 

そして「世間体よりもおまえのほうが大事だ」ということを、子どもが何か問題を起こしたときも一貫して貫きましょう。

 

 

 

 

 

子どもは世間より前に、親に信頼されたいのです。

 

 

 

 

 

ポイント5 ジョークを心がける。

 

 

 

 

 

意外性をついた笑い、ユーモアを無理なく作り出す、ダジャレのレベルからワンランクアップしたユーモアを、子どもにもたまには投げかけたいものです。

 

 

 

 

 

それが緊張した家族関係の間に心地よい隙間を作り、お互いにくつろげる環境を生み出します。

 

 

 

 

ポイント6 職場の不満や愚痴を言うときも、人間関係のプラス面を忘れずに言う。

 

 

 

 

 

「月給が安い」から始まっては率直過ぎます。生きがいについてや社会的なことに触れながら、「月給」の愚痴に入りましょう。

 

 

 

 

 

ポイント7 母親に物事を押しつけず、家族を大切にしている姿勢を示す。

 

 

 

 

 

子育て上での母親の欠点を、父親がカバーするくらいの気持ちを持ちましょう。そして、帰るコールでも何でもいいので、家族を大事にしている姿勢を毎日小さなことで示すことに心がけましょう。

 

 

 

 

 

気持ちや心がけは、恥ずかしがらずに必ず形にしましょう。

 

 

 

 

 

ポイント8 子どもに弱音を吐いてもらえる父親になる。

 

 

 

 

 

通常、人間は弱音は安心できる人にしか言えません。自分に信頼を寄せてくれる人、必要としてくれる人、けっして苦しい今を否定したような言い方をしない人、そんな人に全幅の信頼を寄せて弱音を吐くものです。

 

 

 

 

 

子どもに弱音や愚痴を言ってもらえる親になってこそ、親であることの価値を持つのだと思います。

 

 

 

 

 

ポイント9 子どもの言葉や言い回しに、すぐ反応したりとらわれないで、その背後にある抑えている感情、気持ちをわかろうと努力する。

 

 

 

 

 

子どもは本質的に「親に喜んでもらおう」といつも思っています。でも現実にはそう思うようにはなりません。

 

 

 

 

 

そんなとき、一番心を寄せている親に自分のつらさを当たり散らしたくなります。

 

 

 

 

 

ただ言いたいだけで、深い意味はありません。だからその投げつけられた言葉の背景を思い、うなずくか、声をかけてあげてほしいと思います。

 

 

 

 

 

ポイント10 子どもの言葉にこのうえなく腹が立ったときこそ受け流して聞く事。どうしても何かを伝えたいと思うなら枕詞をつけて言う。

 

 

 

 

 

子どもはかなり追いつめられた状況にならなければ、ツッパッたような言い方はしません。

 

 

 

 

 

それは親の期待に応えられない自分へのはがゆさから、できない子としての「烙印」を親から押されないかと不安で気張るからです。

 

 

 

 

 

その心を推し量り、ただ黙って受け流すことです。聞き流すのではなく、気持ちは受けとめつつ、行動としては聞き流しましょう。

 

 

 

 

 

どうしても我慢できず、自分の本音を出したいときは、「こんな言い方をしたらおまえの心を傷つけてしまうかもしれないけど・・・・」

 

 

 

 

 

「いやな言い方をするけど・・・・」といった枕詞をつけて話し始めましょう。

 

 

 

 

 

すると子どものほうも、その間に鎧をつけることができます。

 

 

 

 

 

「これから父親が嫌なことを言ってくる」といった具合にです。

 

 

 

 

 

本来は本音を互いに出し合って生きていく関係が大切です。

 

 



メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援