ひきこもり・ニート・不登校と発達障害
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ひきこもり・ニート・不登校と発達障害

2019年04月02日(火)12:48 PM

引きこもりやニート・スネップ・不登校の人の中には、発達障害によって対人関係や日常生活がうまくいかない人が多く存在します。

 

 

 

 

 

発達障害のある人たちは、その特徴として、認知能力の弱さやアンバランスな面があるといわれています。

 

 

 

 

 

認知能力とは、見る、聞く、話す、覚える、考えるなどの知的機能の総称で、いわば学習する力の基礎となる能力のことです。

 

 

 

 

 

発達障害のある人たちは、この学ぶ力の基礎に弱さを持っています。

 

 

 

 

 

さらに認知能力の弱さやアンバランスは、学ぶ力でけでなく、運動能力にも大きな影響を及ぼします。

 

 

 

 

 

ここでいう運動能力は、不器用さや歩き方、立つ姿勢までも含めた広い意味です。

 

 

 

 

 

運動能力というと、身体的、肉体的な事柄であり、発達障害とは関係ないと思われがちです。

 

 

 

 

 

しかし、運動能力は、体を使う順序を計画し、構成して実施する運動企画力と実際に骨や筋肉といった身体機能、そして、目や耳、バランスといった知覚、感覚などの認知能力の3つが組み合わさった相当に複雑なものであり、脳の機能と密接に関連しているものなのです。

 

 

 

 

 

発達障害のある人は、学ぶ力の基礎に弱さを持っています。

 

 

 

 

 

これは生まれついた脳の機能の弱さなので子どもの頃から、この弱さを抱えているといえます。

 

 

 

 

 

たとえば、国語でいうと字が汚いといつも言われていた、漢字の細かい部分を書き間違えることが多い、算数、数学でいうと簡単な計算が暗算でできなかった、周りと比べてとても計算に時間がかかるなどの傾向が、小・中学校・高等学校の頃からあると、発達障害が考えられます。

 

 

 

 

 

症状が改善されなければ、マニュアルが読めない、メモがとれないなどさまざまな様相として現れ、仕事に悪影響を与えることもあるでしょう。

 

 

 

 

 

また、行動面や対人関係に困難な症状が現れるADHDや高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害など自閉症スペクトラム障害の子ども達も、学習面につまずきを持つ場合が多くあります。

 

 

 

 

 

自閉症スペクトラム障害の子どもたちは、理科や数学などで高得点を取ることができても、小説の登場人物の気持ちや物語の行間などを読み取ることが必要な読解問題を解くことができないという傾向が見受けられます。

 

 

 

 

 

また、他人を非難するようなストレートな文章はいくらでも書くことができますが、自分の心情を表現するような作文は大の苦手です。

 

 

 

 

 

心の理論の未発達は、他者の気持ちを理解する力に影響し、ひいては自分の心情を表現することに支障をきたすようになります。

 

 

 

 

 

これが最終的には、対人関係の弱さをもたらす原因の一つとなります。

 

 

 

 

 

以前に、東京大学に毎年たくさんの合格者を出している、ある進学校の生徒が乗っている路線バスに乗り合わせたことがありました。

 

 

 

 

 

2人がけの座席にものの見事に1人ずつ座っていました。そして座るといきなり、問題集を開いてそれぞれが無言で勉強を始めました。

 

 

 

 

 

良いとか悪いと言っているのではありません。客観的に対人関係の弱さを見せている子どもたちに出くわしたことを書いているだけです。

 

 

 

 

 

この生徒たちは、学力では都内でもトップクラスであることは間違いありません。

 

 

 

 

 

わたしは、人間を観察してその人の特性を分析する専門家としての経験から、座っている生徒達は、みんな対人関係の弱さを持っていると感じました。

 

 

 

 

 

いわゆる受験の学力は高くとも、対人関係や社会性の面で弱いケースは多くあります。

 

 

 

 

 

しかし、学習や研究というものは、高度になればなるほど、チームや集団での討論、共同作業によって進められるものです。

 

 

 

 

 

したがって、学ぶ力を社会性まで含めて広くとらえる必要があります。

 

 

 

 

 

さて、ここで学習とはどういうものなのかを考えてみたいと思います。

 

 

 

 

 

さまざまなことを学ぶためには、その解決のためにどのような方法をとり、何を手がかりに解決していくのかをまず考えなければなりません。

 

 

 

 

 

言い換えれば、その課題にはどのようなスキルが必要なのかを見極めなければならないのです。

 

 

 

 

 

そして、発達障害のある人たちは生まれつき、この認知機能に著しいアンバランスがあるため、おのずと解決しなければいけない課題に対して使えるスキルが限られてしまい、学習面で困難さが生じることになります。

 

 

 

 

 

たとえば、覚える力が弱い人に課題を口頭で伝えても、しばらくしたらすぐに忘れてしまいます。

 

 

 

 

 

その場合、認知能力の見るというスキルを利用し、しっかりと文章化したものを渡して、課題を伝えることが必要となります。

 

 

 

 

 

ですから、発達障害のある子どもへの学習指導はもちろんのこと、発達障害のある大人に対する仕事の指導においても、どの認知能力が弱く、どれなら優れているのかといった、認知の特性を押さえることがまず重要になってきます。

 

 

 

 

 

どのように伝えたらうまく伝えられるのか、実際にやってみせるのがいいのか、ステップごとに段階的に伝えたらいいのか、一気に最初から最後まで示したほうがいいのかなど、認知の特性に応じた伝え方があるのです。

 

 

 

 

 

そのように周りが手を指しのべることで、学びからの逃走や退学を止めたり、離職や退職を防いだりすることができるのです。

 

 

 

 



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