高校卒業しないと将来がない!?
ホーム > 高校卒業しないと将来がない!?

高校卒業しないと将来がない!?

2019年03月10日(日)3:39 PM

心の中では大学進学を期待している親も、自分の子が大学には行きそうもない、高校に通うのがやっとだとわかると、自分をなだめて高卒でもいいとあきらめます。

 

 

 

 

しかし、高卒をあきらめるのは容易ではありません。社会全体の高校進学率はほぼ100%、高校にだけは行ってほしい、卒業してほしいという親の願いは切実です。

 

 

 

 

中学三年で受験を控えているのに、学校はさぼり、夜は公園で遊ぶ。「高校どうするの?」、「行かねえよ」、「高校くらい出ないと仕事ないよ」という会話は珍しくありません。

 

 

 

 

不登校の子にしても、親の焦りは同じです。「中学はもう不登校でいい。高校にさえ行ってくれれば」という声がよく聞かれます。

 

 

 

 

もう高校に入っている子どもだって、中退の恐れは親にとって悩みの種です。中退をめぐる親子のバトルで親は疲れ果てるだけでなく、高校に通うことに意味を見い出せない子どもにとって、親は「ウザイ」存在となります。

 

 

 

 

A君は、ラップにはまって夜中にクラブに通い、遅刻が多くなり、高校からこのままでは進級できないというお知らせを受け取りました。両親共に高学歴ですが、大学進学にはあまりこだわっていません。でも高校だけは卒業してほしいと思っています。

 

 

 

 

母親は、朝ベットでグウグウ寝ているA君を怒鳴って、揺すって布団をはぐのが日課になっています。A君を何とか家から送り出すと、もう疲れきって洗濯物を干す力も残らないほどです。

 

 

 

 

B君は中学二年から塾帰りに遊び始め、成績も学年三十番から百番に急降下しました。やっとのことで私立大学の付属高校に入ったのですが、「シャツをズボンから出すな」、「靴のかかとは踏むな」という校則が嫌でたまりません。

 

 

 

 

遅刻が多く、学校からもたびたび親が注意を受けています。B君が親に何か要求するときの脅し文句は、「〇〇してくれなきゃ学校やめてやる」です。

 

 

 

 

B君の両親は地方の旧家で、二人ともその地方の名のある大学出身者です。かつて成績が良かった息子だけに、付属高校に行きさえすれば何とか大学に進める、だから校則が息子に合わないのを承知で付属高校を勧めた経緯がありました。

 

 

 

 

「親のエリート意識の犠牲になって、こんな学校に来たから勉強する気にならない。それで赤点をとってしまったんだ。留年してほしくなかったらレポート書くのを手伝え」と、母親にレポートを書かせます。

 

 

 

 

母親は高校を卒業してほしい一心で手伝います。だらしない格好に毎朝の遅刻、心配は絶える事がなく親はヘトヘトになっています。

 

 

 

 

親がヘトヘトになる状態は、子どもからしてみれば、それだけ毎日毎日親からうるさく言われているということです。

 

 

 

 

将来のためという漠然とした理由のために、「高校に行け」と親から言われるけれど、本人は「高校で勉強したい」とか「高校で友だちと過ごすのが楽しい」という実感があまりないので、「高校、高校と親は何でうるさいんだ」と親への反感を増すばかりです。



メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援