不登校相談事例~優等生息切れ型~
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不登校相談事例~優等生息切れ型~

2019年03月06日(水)10:55 AM

私立中学受験のために小学校4年から塾通いをして、ついに入学できた憧れの有名中高一貫校。W君は、どんな楽しい学校生活を送ることができるのかと期待に胸をふくらませたようです。




しかし、入ってすぐに能力別にクラス分けがなされ、互いに成績の序列が皆の周知の事実となり、本人は最下位のクラスになってしまいました。




今まで、小学校の級友が学校帰りに楽しくおかしくおしゃべりをしたり、買い食いをしたりする姿を尻目に一生懸命塾に通い、ようやく合格できたのにここでもまた競争が待っていました。




下のクラスではだめだ、もっとがんばろうと思っても身体がいうことをきかなくなりました。




勉強はせず、テレビを見たりCDを聴いたり自暴自棄になり、今まで味わったことのないことを満喫し始めました。またこの頃からパソコンに熱中するあまり昼夜逆転の生活になり、学校では居眠りもするようになりました。




先生に何回も注意され、皆からも陰口をたたかれるようになり、不登校になりました。以後1年間、自宅から一歩も出ない状態になりました。




私が訪問して出会ったときは、お風呂も満足に入らず髪の毛は伸び放題でした。口ひげも濃くなり始めており、思わず「うーん」と唸りそうになりました。




パソコンのことに詳しいので、その話題から徐々に本人の核心に触れ、勉強へと移行させました。




しかし、この私立中学は強硬な姿勢で「勉強しない人は出ていってください」的な対応をとる中学校でしたので、その学校へ戻すよりは地元の中学校へ通わせることを考えました。




ですが、ここにも1つ問題がありました。あれほど学力優秀だったW君のイメージ落差が、地元の中学の先生や生徒に知れ渡っているということです。




そこで、電車で1時間のところにある母親の実家から通う手はずで、都内の公立中学への転入の形をとりました。時折、一流大学路線を目指す進学校では、枠から外れてしまった生徒を簡単に「切り捨ててしまう」ところがあります。




中学校では3年までは受験がないため、本人の心の準備が整い、時期によっては元の学校に戻れることもあります。「こんなことでいいの?」、「これが学校教育なの?」と問いたいところがたくさんあるケースでした。




訪問を通して垣間見る学校の対応は、公立、私立にかかわらず、また中学、高校、大学を問わず地域差も関係なく、多少の差はあっても2通りに分けられます。




できるだけ本人のために動こうとして、いろいろ考慮してくれ無理なお願いでも聞き入れてくれる学校と、校則校則の一点張りで、けんもほろろといった対応の学校です。




後者は、形式だけ立派に見せようと構える学校の姿勢が見られ、真の「教育」という一番大切な部分を教えられない学校といえるでしょう。




子どもの通う学校がどちらであるかは、親が勇気を出して実際に先生に相談していくことで理解できます。




先生、学校との連携プレイがスムーズにできることが、不登校を長引かせないコツです。



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