うつ病と病識の欠如
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うつ病と病識の欠如

2019年03月04日(月)11:48 PM

うつ病は、心の変調だけではなく、体にも症状が現れることがあります。そのため、内科医を受診する人が多く、うつ病の診断と治療が遅れることが少なくありません。




見逃されやすい気分の変調




うつ病は、気分が落ち込み、憂うつな気分に襲われるなど心に変調をきたす病気です。しかし、同時に頭痛や胸痛、めまい、疲れやすさ、不眠、食欲不振などさまざまな体の症状が起こります。




うつ病になった人は、体の調子が悪いから気分もすぐれないのだろうと考え、内科医を受診します。




内科医は、体の不調を訴えて受診した患者さんが、まさかうつ病だとは気づきません。うつ病は専門外の医師や本人の思い込みによって誤った対応がされがちな病気なのです。




診察や検査を繰り返してもはっきりとした結果が出ないと、内科医は自立神経失調症などのあいまいな病名を伝えて、無難な処方をして、症状がおさまるまで耐えるように指導します。




または、うつ病とは思わず、ノイローゼや不眠症と誤診してしまう場合も多いのです。




患者さんもうつ病とは考えていないため、耐えなくてはならない持病と思い込み、あきらめてしまいます。しかし、そうしているうちにもうつ病は悪化し、絶望的な気持ちから取り返しのつかない行為に及ぶ恐れもあります。




本人はうつ病と認めたがらない




うつ病には、病気を特徴づける4つの代表的な症状があります。




気分の落ち込み、意欲の低下、頭の働きの停滞、体のさまざまな不調などの症状です。これらの症状が2週間以上続くと、さすがに本人も、生活に支障が出てきますから困ったことになったと思います。




しかも、症状が朝に強くて夕方から夜にかけて楽になる日内変動があり、不眠等の睡眠障害、食欲不振が加われば、うつ病だと考えるのが妥当です。




ところが意外にも本人は、うつ病ではないと否定します。自分では心の病気であると認めたくないのです。




病識の欠如には周囲のアドバイスが必要




うつ病であると認めない態度を「病識の欠如」といい、うつ病ではないという否定によって、うつ病との診断はむしろ確定的になります。




病識の欠如には、判断力が低下して自分の状態を正しく判断できない、人の助言に耳を傾ける余裕がない、心の病気だと診断されることへの恐怖などが背景にあるからです。




家族や友人が「病院に行こう」と強く勧めても、本人はなかなか動きません。病識の欠如にともなう拒絶が、うつ病の際に受診が遅れる理由のひとつです。




本人が受診を拒んでいるときには、病気や診療について不安や恐怖があります。そうした気持ちをやわらげ、診察をうながすために、家族や周囲の人たちの温かいサポートが必要です。




「困っている状態を少しでも楽にしてもらうために病院へ行こう」と告げて、つき添って受診するのがよいでしょう。




自覚症状




①気分の落ち込み(憂うつ・悲しい)




②意欲の低下(おっくう・やる気がしない)




③頭が働かない(仕事や勉強が進まない・日内変動のため朝刊を読んでも頭に入らない)




④いろいろな体の症状(頭が鍋をかぶったように重い・疲れやすい)





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