不登校・ひきこもりの自己回復力
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不登校・ひきこもりの自己回復力

2019年02月28日(木)4:29 PM

不登校やひきこもりの子供を援助する仕事は、けっして調子の悪くなったテレビを直すような仕事とは違います。調子の悪くなったテレビを直すという場合、直す主体は私です。テレビのほうは、直される受け身の客体でしかありません。




しかし、不登校やひきこもりの場合は、(治すという言葉はふさわしくないかもしれませんが)、治すのはその子自身です。子供自身が自分で自分を治していく、周りの親や教師や支援者はそれをちょっと手伝うだけです。




そして、その子供が自分で自分を治していくのを援助していくときに依拠すべきものが自己回復力です。子供が潜在的に持っている自己実現や成長への能力です。




それに依拠せずして立ち直ることを援助することはできません。これが一つです。もう一つ違うのは、調子の悪くなったテレビを直す時には、なぜ調子が悪くなったのか、その原因がわかっていないと直せません。




しかし、不登校やひきこもりの子供が元気になっていくのを手伝う仕事は、原因がわからなくてもできます。子供が、原因がわからなくてどうにもならなくなっているときに、一所懸命原因を詮索して、「あなた、何で学校に行けないの(仕事をしないの)」と問い詰めれば、子供をどんどん追い込んでいってしまうことになります。




子供を丸ごと受けとめ、受容するという一番大事な意味は、子供を主体として尊重するということです。親も、子供のことを心配していろいろ考えていますが、子供は子供なりにそれとは別のところで、いろいろなことを感じたり考えながら、一生懸命生きようとしています。




そのことを、周りの人間がどれだけきちんとわきまえて受け止めようとすることができるかどうかが問われていると思います。子供を主体として尊重するというところをすっぽかして、子供が言うことをただ”ふん、ふん”と頷いて聞いてやったり、子供が欲しがるものを何でも買ってやったりすることが受容になるかというと、そんなことはありません。




そんなことをやっていますと、子供は自分が本当に受け入れられているのかどうかを確かめるために、欲求や行動をどんどんエスカレートさせます。その結果、子供に振り回されてしまうことになります。




受容という、子供を丸ごと受けとめるという時には、子供の人生の主人公は子供なんだということを、本当に尊重して子供と普段向き合っているかどうかを、自分自身の心に尋ねてみてください。



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