不登校相談事例~腹痛などを訴え、登校せずに暴力をふるう~
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不登校相談事例~腹痛などを訴え、登校せずに暴力をふるう~

2019年02月23日(土)6:41 PM

「相談事例」

 

 

 

 

中学3年になる長男は、中学1年の夏休み明けから腹痛や頭痛を訴えるようになり、やがてまったく登校しなくなりました。精密検査を受けても何の問題もないため、学校へ行くように勧めると、モノを投げつけて暴力をふるいます。今後、どのように接したらよいでしょうか。

 

 

 

 

「回答」

 

 

 

 

息子さんは、次のどれかに当てはまる状態で、登校できないのだと思います。

 

 

 

 

①先生②友達③部活④授業が理解できない、面白くないなどです。

 

 

 

 

担任の先生と連絡をとり、まずは条件つきで学校へ行かなくてもいいと認めてやり、本人の心を癒す時間をとりましょう。

 

 

 

 

その条件とは、

 

 

 

 

1  昼夜逆転の生活を防ぐため、登校していたときと同じ生活リズムを保たせる。

 

 

 

 

2  家庭教師をつける、あるいは塾で勉強させる。(ただし、精神的に不安定な場合や疲労が濃い場合は、しばらく何もさせずに休ませましょう。)

 

 

 

 

この2点は、本人が登校したいと思い始めたとき、重要な役目を果たします。また、本人が登校したいと思い始めたとき、ネックになるのが次のような点です。

 

 

 

 

1  友達や周囲の人が、自分のことを変に思っていると思い込んでいる。

 

 

 

 

2   学校に行っても(いじめなど)の原因が取り除けていない。

 

 

 

 

3  勉強が遅れてついていけない。

 

 

 

 

4  生活のリズムが狂ってしまい、朝起きられない。

 

 

 

 

本人の心のなかに、どうしても学校へ行きたくない本人と本当は行きたい本人がいて、個人差はありますが、3~4ヶ月周期でその波が出てくるように思います。

 

 

 

 

最初は行きたくないという谷間から出発し、登校を促すと暴力的になる子もいます。波が頂上へ向かう途中は落ち着きが見られ、頂上へ近づくにつれてイライラし始めます。

 

 

 

 

この時の不安定さは、「学校へ行けない」自分への不安によるものです。子供をよく観察し、この時期に上手なかかわりができると登校する子もいます。どんな時でも、親は味方である点を強調してみてください。

 

 

 

 

このケースでは、ご両親が不登校の息子を受け入れることができず、時期を考えないでずっと登校刺激を続けていました。本人とのかかわりを考え直していただき、受容体制をとり続けてもらうことで暴力はおさまりました。

 

 

 

 

そして最終的には通信制のサポート校へ進学することが決定しました。



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