社会人になってからのひきこもり
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社会人になってからのひきこもり

2019年02月03日(日)2:11 PM

社会人になってからひきこもっている人のケースでは、背景として大別すると次のようになります。

 

 

 

 

働くことに意欲が見出せない。仕事が覚えられず、自信をなくしてしまう。上司、先輩、同僚とうまくかみあわない。プライドが高すぎるなどです。

 

 

 

 

働く意欲が見出せないタイプの背景には、「一応就職活動はしていたが何度も落ちてしまった過去があり、自信を失ってしまった。しかしそれを親にも伝えられずひきこもってしまった」というものがあり、またそれとは別に、病的なものが背景に考えられる場合もあります。

 

 

 

 

仕事が覚えられず自信をなくしてしまうタイプでは、次のような経過が考えられます。

 

 

 

 

まず、会社の新人教育係が忙しすぎて、順序だてた実践教育の指導がない。断片的にしか教えてもらえず、その場限りの対処になってしまいがちになる。

 

 

 

 

忙しい部署ほどその傾向は強く、新入社員は何度も同じことを質問してしまう。学校では受け身の形で系統だてられた指導を受け、時間の管理もさほどに影響しない体制で勉強の成果を出せれば認められます。

 

 

 

 

しかし会社では、たとえ新入社員で内情がまだわからなくても電話に出なければならず、問い合わせなどに答えられない。また、コピーとりやお茶くみ、その合間をぬって仕事を教えられるわけですが、これも系統だてて教えてくれるわけではなく、その場、その場の指導になってしまいます。

 

 

 

 

おとなしいタイプであったり、プライドが高い人であればあるほど細々と質問し直したり、わからないところを教えてもらったりということができにくく、理想像・・・・・社会に適応してバリバリ仕事をしている自分から外れていきます。

 

 

 

 

ここでガックリ自信をなくすタイプと、新入社員だからできなくて当然と開き直れるタイプとに分かれ、ひきこもるかそうでないかに分けられていくようです。

 

 

 

 

高学歴で有名大学出身の人であれば特に、実社会での仕事と机上の学問とでは全く視点が違うということに気づかされ、自分に自信をなくしてしまい、また何度も教えてもらうこともためらわれることでしょう。

 

 

 

 

子供が社会人になった時、最初の1年間は親のほうも子供をよく観察しておく必要がありそうです。子供に元気がない様子であれば、さりげなく会社の様子を聞いてみましょう。

 

 

 

 

これは、父親の役目だと思います。父親の会社人間として生きてきたキャリアを子供に伝えられる場面だからです。

 

 

 

 

毎年入ってくる新入社員の様子や自分の新人だった頃の失敗談や悩みを子供に教え、誰もがこの立場を通り、1人前になっていくのだ、失敗しながら仕事を覚えていくのだということを教えてあげることが、本人に有効なことだと思います。

 

 

 

 

また、大学を卒業しても就職することができない人もいます。これは社会に出て行くことに不安がある人です。

 

 

 

 

勉強さえしていれば、他との関係が持てなくても数名の人とは勉強を通じて関わりが持てる、もしくは居場所があります。

 

 

 

 

しかし、会社に入ると上司や同僚の人との世代差、上下関係の中で自分から能動的にかかわっていかなければ仕事はやっていけません。

 

 

 

 

自分には人とかかわる能力、コミュニケーション能力が不足していることを十分認めているため、社会人になることにためらいがあるのだと思います。

 

 

 

 

大学時代に、友人との飲み食いに参加したり、友人と遊びに行くなどをしていない様子であれば要注意といえるでしょう。早いうちに何らかの手だてが必要です。

 

 

 

 

不登校からひきこもった人たちが、友達関係の中では、感情の行き違いで衝突してしまった場合、互いの立場を認め合って友情の修復をし直すという経過をうまく処理できないことが多いのです。

 

 

 

 

そのことを考えると社会人になっても、「上司、同僚間の心のわだかまり→互いの立場を認め合う、もしくはどこかでそのわだかまりのストレスを発散する→次のステップへ活用する」という能力を育て上げるまで、1年間は家族も遠巻きに援助することが、核家族で育った現代の子には必要だと思います。



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