「みんな」に弱い子どもたち
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「みんな」に弱い子どもたち

2018年12月27日(木)1:15 PM

思春期は人からどう見られるかが気になる年ごろですが、今の子供たちは特に「みんな」を気にしているように見えます。

 

 

 


女の子が制服のスカートを短くし、ワイシャツの袖のボタンを外します。芸能人の話題についていけるように、テレビのドラマやバラエティを見ます。

 

 

 


クラスの中で多数派や主流派と違うとつらい思いをします。「あの子変わっているよね」という言葉が、女の子の場合にはより強く胸に刺さります。

 

 

 


そして、自分たち仲間と違っている子を簡単に排除します。

 

 

 


何でそんなに人のことを気にするの、自分は自分、自分に似合った格好をすればいい、と親は言いたくなります。

 

 

 


でも、子供が大人の社会とは無関係に突然変異するはずがありません。私たち大人の身近な社会を見ても、同じような現象があります。

 

 

 


母親たちが集まるPTA総会は、議論どころか質問すらなく静かなものです。誰かが発言すると、「あの人変わってる」という噂が飛び交うので、学校に対して意見があっても大勢の前では何も言いません。

 

 

 


目立たないようにするのが処世術です。自分が自分らしくあることではなく、人に合わせて目立たないようにするという親の対人方法を子供が反映しているだけです。

 

 

 


では「個性を育てる」ことを標榜している学校は、一人ひとりが自分らしくある教育を進めているでしょうか。

 

 

 


内面を磨くという言葉のもとで、外面は気にするな、スカートは膝が隠れる程度の長さに、女の子は髪は黒いゴムで結ぶ、六月の衣替えまでは五月のキラキラまぶしい日差しのもとでも長袖の上着を着てくるように、とさまざまな規制があります。

 

 

 


気温に合わせた上着の着脱も許さないような学校で、どのような個性が育まれるのか疑問です。

 

 

 


子供の社会の「みんな」のモデルは、学校の「いい子像」と外れることも多く、自分らしさがたまたま「いい子」と合致してしまうと、学校からは認められるけれど、友達からは認められないというつらさを感じなくてはなりません。

 

 

 


学校にせよ、子供の世界にせよ、「みんな同じように」を求めている点では共通しています。

 

 

 


これはマスメディアからのメッセージでもありますし、日本社会全体が発しているものでもありますし、私たち親の一人ひとりが持っている価値観でもあります。

 

 

 


その影響を子供たちも受けて、「学校」という場を息苦しいものにしているように思います。



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