親の子供に対する甘え
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親の子供に対する甘え

2018年12月02日(日)11:31 AM

子供は親に甘えるのは当たり前のことですが、親が子供に甘えていることも結構多いです。そしてそれは自覚されにくいです。

 

 

 

 

子供をしっかりと保護し、甘えさせてやり、安心感を与えてやるどころか逆に子供に気をつかわせ、子供に甘えています。

 

 

 

 

例えば、子供にしばしば愚痴を聞かせる親、早い自立を強いる親などはその典型です。

 

 

 

 

適当にほどほどにそれと付き合える子供はいいです。親思いのやさしく、まじめな子供ほど被害が大きいのです。

 

 

 

 

まともに愚痴の聞き役を引き受け、健気に親を慰めようとします。親に気を使い、親の足を引っ張ってはならないと、甘えたくとも甘えることもできず、家を支えてしっかりと頑張ろうとします。

 

 

 

 

まさに、「親の親役」を引き受けている子供もいます。そうでなくても、親はしばしば子供に甘えています。

 

 

 

 

親が子供に腹を立てるのは、子供が親の思い通りにならない時です。私がこんなに子供のためを思って言ってやっているのに、子供が自分の思う通りに動いてくれないと言って腹を立てます。

 

 

 

 

子供を思う親の思いの善なるを疑いません。

 

 

 

 

しかしそれが子供のためを思うものであっても、それは親の思いであって、子供の思いではありません。子供は別の人格です。

 

 

 

 

その親の思いを子供に押し付け、その思い通りに子供が動かないからといって腹を立てるのは、親の子供に対する甘えにほかなりません。

 

 

 

 

「お前を信頼して家の仕事を任せているのに、お前はその信頼を裏切った」と言って怒り、恨み事を言うような「信頼」は本当の信頼ではありません。

 

 

 

 

それは、親の期待通りに子供が動いてくれるはずだという、子供への甘えを「信頼」と言い換えたに過ぎません。

 

 

 

 

それは「信頼」という言葉のタガをはめることによって、子供の心に重荷を負わせ、子供の心の自由を奪うものです。

 

 

 

 

「信頼しているからな(裏切るなよ)」という言葉には、子供を本当に信頼して任せることができないから、「信頼」という言葉のタガをはめようとする意図がしばしば隠されています。

 

 

 

 

裏切れば見捨てるぞ、という脅しがしばしば隠されています。

 

 

 

 

子供はことさらに「信頼している」と言われれば言われるほど、自分が本当に深く信頼されているのではないことを心の隅で感じ取ります。

 

 

 

 

それが本当の信頼かどうか、それを確かめてみるためにときにその信頼を裏切ります。

 

 

 

 

そうすればよくわかります。「信頼を裏切られた」と言われるたびに、子供は自分が本当に深く信頼されてはいないことを知り、傷つき荒れていきます。

 

 

 

 

「甘いんだよお前ら、人を信頼するということは、そんな虫のいい安易なものじゃねえだろう!」

 

 

 

 

親の期待と信頼を裏切って、荒れゆく子供たちは、しばしばそう叫んでいます。

 

 

 

 

それはまやかしの浅い信頼ではない、本当の深い信頼を求めての心の叫びです。

 

 

 

 

子供を深く信頼するということは、子供をありのままに認め、受け入れてやることです。それは「よい子」だから信頼するのではありません。

 

 

 

 

「よい子」でないその子自身を認めてやることです。そのような深い信頼は、子供の心に自分を愛し信頼する「自己信頼感」を呼び覚ます力を持っています。

 

 

 

 

「甘えるな!」と子供を怒鳴りつけ、ムチを当てて言う事をきかせるような子育てや教育は、「ムチを当てないと子供は頑張らない」という子供への不信のうえに成り立っています。

 

 

 

 

ゆえにそれは、子供の自分を愛し信頼する心、「自己信頼感」を破壊し、子供を本当に自己評価の低い子供にしてしまいます。

 

 

 

 

 



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