思春期の子供と他人のまなざし
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思春期の子供と他人のまなざし

2018年11月17日(土)12:24 PM

思春期の子どもが自分の頭と心とで立ち上がり、「自分が感じたこと」「真実、心を動かされたこと」から出発しようとするとき、それを困難にする状況があります。

 

 

 

 

不登校の子どもたちはしばしば、「みんな普通に学校に行っているのに、自分だけ行けないのは情けない」と自分を責め、「ずる休みをしていると思われているのではないか」「変な目で見られているのではないか」と他人の目に怯えます。

 

 

 

 

クラスの仲間や教師たちも、「みんなはがんばって学校に来ているのに、あいつだけ休んでずるい」と思っていたり、「みんながんばって学校に来ているのだから、あなたもがんばりなさい」と叱咤激励することが少なくありません。

 

 

 

 

それによってますます追い込まれてしまうのですが、そこには「みんな」を基準にして評価する「他人のまなざし」があります。

 

 

 

 

不登校の子どもたちは、そのまなざしに脅かされ、「みんなと同じようにできない自分はダメな人間だ」と自分を責め、自分を否定してしまいます。

 

 

 

 

このような不登校の子どもたちが置かれた状況は、決して不登校の子どもにのみ特有のものではなく、今日の子どもや青年(大人も含む)が、大なり小なり共有するものであるように思えます。

 

 

 

 

 

たとえば、子どもたちが親に物をねだるときも、「みんな」という言葉を連発します。

 

 

 

 

「みんな持っているから買ってくれ」と言います。それを言われると親も弱くなってしまいます。

 

 

 

 

なぜ弱くなってしまうのか、親自身が「みんなに合わせていれば、無難である」という「みんな」にもたれかかった生き方をしているからではないでしょうか。

 

 

 

 

親自身が、自分自身のものの見方、感じ方、価値観を見失っているからではないでしょうか。

 

 

 

 

しかし、ほんとうはみんなが同じようなものを持ち、同じものの見方や感じ方をし、同じような生き方をしているなどということはあり得ないことです。

 

 

 

 

にもかかわらず、「みんな」と思い込んでしまいます。実は「みんな」は虚構であるのに、虚構を真実と思い込ませる状況があります。

 

 

 

 

ネットやテレビ、新聞や雑誌を通じて、「みんなこんなものを持ち、こんな生活をしているのだから、あなたもそうしないといけない」と広告し、誘惑するスポンサーがいます。

 

 

 

 

もちろんその「みんな」は、それぞれの分に応じて格差づけられた「みんな」ではあるのですが・・・・・。

 

 

 

 

そのような存在が世論を操作し、ある一定のものの見方や感じ方、価値観を押しつけ、虚構の「みんな」を作り上げていきます。

 

 

 

 

「みんなこうしているのだから、あなたもそうしないのはおかしい」と、虚構の「みんな」を盾にして人々に脅しをかけます。

 

 

 

 

こうして、私たち国民の生活意識や価値観、ものの見方や感じ方を、わが国の支配層にとって都合のよい方向に囲い込んでいく上からの支配的な流れがあるように思います。

 

 



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